ANAは2021年に「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021」を実施し、フライトのみではなく、日常生活でもステイタス獲得につながる企画を実施しました。ANAによれば同じチャレンジ企画を2022年も行うとのことです。
プレミアムメンバーステイタス
ANAの上級会員ステータスであるプレミアムメンバーステイタスの獲得は、フライトによって得られるプレミアムポイント(マイルとは異なります)によってのみ決まります。
・30,000ポイント:ブロンズステイタス → あまり意味がない
・50,000ポイント:プラチナステイタス → 役に立つのはプラチナ以上
・100,000ポイント:ダイヤモンドステイタス → 国際線は事実上乗れない今はオーバースペック
普通の人はプラチナステイタスで問題ないと思いますし、さらにプラチナになったらスーパーフライヤーズカード(SFC)を作れます。SFCがあればほぼプラチナステイタスと同じメリットを受けることができますので、このSFCという名称のクレジットカードを解約しない限り終生プラチナとほぼ同じメリットを受けることができます。
プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ
今年行われたプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジの内容は以下のプレスリリースにありますが、この記事で解説します。
ブロンズは意味がほとんどないので、プラチナとダイヤモンドでみます。
期間:2021年12月16日(木)から1年間
まあそうでしょう。
詳細はこちらをご確認ください。
条件1
2022年1月1日から12月31日の間に下記のプレミアムポイントを獲得すること。
プラチナ:30,000ポイント以上
ダイヤモンド:50,000または80,000ポイント以上(条件3に関係してきます)
条件2
指定のサービスを7サービス以上利用すること
指定のサービスとは以下の中から7つ以上ということ。
・ANAのふるさと納税
・ANAの保険
・ANAの住まい(住宅売買・住宅設計・リフォーム・インテリア購入など)
・ANA STORE @SKY・国際線機内販売利用
・空港内店舗(空港売店・空港免税店)
・ANAショッピング A-style
・ANAトラベラーズ(ツアーなど)
・ANAマイレージモール
・マイルが貯まるその他加盟店
・ANAカードマイルプラス
・ANAマイレージクラブ モバイルプラス
・ANAでんき
水色のアンダーラインは比較的手軽に出来るもので、ピンクはハードルが高いものです。
こうしてみると7つのサービスはなんとかなりそうですね。
条件3
問題はこの条件です。
ANAカード・ANA Payの決済額が以下の額以上であること。
プラチナ:6,000,000円以上
ダイヤモンド(対象4サービス利用):80,000ポイント以上かつ4,000,000万円以上
ダイヤモンド(対象7サービス利用):50,000ポイント以上かつ6,000,000万円以上
この段階で大抵の人はアウトでしょう。
プラチナだとANAカードかANA Payで6,000,000万円以上の決済です。
税金・社会保険以外のほぼ全てをANAカードで支払わないと無理ですね。
でも、そんなことはごく一般的な人には事実上不可能なのです。
つまり、言い方は悪いですが以下のようなチャレンジなのです。
年間で6,000,000万円以上を手堅くANAカードで決済できるかなり裕福な人以外はお断り!
中流程度では門前払いのお高くとまったANAさんの建前だけのチャレンジキャンペーンです。
はっきりいますが、このチャレンジをするくらいなら素直に修行したほうが遥かにいいです。
年間1,000,000円程度ならまだしも、6,000,000万円って下手すりゃ平均ビジネスマンの年間手取り収入か年間可処分所得でしょう。
年間6,000,000円ということは毎月500,000万円を決済するわけです。
ありえないでしょ、普通の家庭では。
上級会員にしたい気持ちはわかりますが、こんなアホな条件つけるくらいキャンペーンはやめたほうがいいのでは?
まとめ
プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジは2022年も継続されることになった。
条件は3つあるが、最後の3つ目はANAカードかANA Payでプラチナだと600万円を1年間で決済する必要があるというとんでもない条件。支出のほぼ100%かそれ以上をANAカードで払えってこと。
この企画にのるくらいなら素直に修行したほうがずっといい。