憧れのダイヤモンド
JALの国内線優先搭乗は各ステイタスごちゃまぜなのであまりありがたみがないですが、ANAの場合はグループ分けされています。
- Group1がダイヤモンドステイタスの会員
- Group2がプラチナステイタスの会員、SFC(スーパーフライヤーズ)会員、スターアライアンスゴールド会員、プレミアムクラス利用客
- Group3は機種によりますが、後方座席の客もしくは窓際に客
- Group4がそれ以外のすべての客
すなわち、ANAの場合はGroup1はダイヤモンド会員なんですよ。
プレミアムクラス利用だとGroup2なので、原則的にプレミアム利用の修行としている私はいつもGroup2です。しかし、Group1の人には妙な羨望のまなざしを送ってしまいます(笑)。まさにステイタスなんですよね。
どうすればANAのダイヤモンドを獲得できるか?
ANAのダイヤモンドは非常にシンプルです。プレミアムポイントを1月1日から12月31日の間で10万ポイント獲得すればよろしい。
プレミアムクラスで羽田/成田と那覇間を17.5往復つまり18往復すればよろしい。2か月に3往復すればとれちゃいます。大したことないですねぇ(笑)。
んなこたぁ、ない、普通の人は仕事でもない限り年間那覇を18往復もしませんってば。
ダイヤモンド達成の具体例
ダイヤモンド、仮に仕事+修行で無事取れたとしましょう。例えば、この記事が出ている2019年2月に達成したとしましょう。そうすると、本物のダイヤモンド会員に認定されるのは翌年4月1日からになります。
ANAのホームページの記述によれば….
毎年1月から12月に獲得したプレミアムポイントの数に応じて翌年度のステイタスが決定し、4月から1年間にわたって「プレミアムメンバーサービス」をお楽しみいただけます。
とあります。さらに続けて….
翌年度のステイタスが決定する12月末日よりも早く、各ステイタスに必要なプレミアムポイントを獲得されたお客様には、翌年3月末日まで、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズそれぞれのプレミアムメンバー事前サービスをご利用いただけます。
となっています。
先の例ですと、2019年2月に10万PPになって条件クリアした場合は、
- 2019年2月に達成した時点~2020年3月31日までダイヤモンドの事前サービスを利用できる
- 2020年4月1日から2021年3月までは本物のダイヤモンド会員のすべてのサービスが利用できる
となります。なので1月1日から可能な限り早く10万PPに達したほうが、ダイヤモンド(事前を含む)のサービスを長く利用できます。3月までに達成すると、丸二年間ダイヤモンド(事前を含む)待遇が受けられます。
ダイヤモンド維持は2年に一度の修行でOK
ダイヤモンドの正会員というか正規のダイヤモンド会員資格を毎年維持するには、これはもう毎年年末までに10万PPを稼ぐしかありません。
しかし、2年に1回、1月〜3月に10万PP獲得するだけで事実上ダイヤモンド(事前を含む)が維持できます。毎年のおまけはいただけませんが、事実上は毎年ダイヤモンド待遇です。実のところ毎年10万PPは必要ないのですよね。
ちょっとわかりにくかったですね。今一度繰り返します
- ステイタス獲得のためのPP積算期間は暦日の1月1日~12月31日
- ステイタス期間は、条件達成した積算年の「翌年」4月1日から翌年3月31日
- 4月1日以前に達成した場合は、事前サービスとして4月1日まではそのステイタスとほぼ同等のサービスを受けられる。
すなわち、2019年1月1日から3月31日の間に10万PP貯めるとします。すると、達成時点は3月31日ですが、本来のステイタスになるのは積算年の翌年である2020年4月1日から2021年3月31日まで。達成時点の2019年3月31日から2020年3月31日まではダイヤモンド(事前)となります。
そして、2020年4月1日から2021年3月31日までは本物のダイヤモンドステイタスです。そして2021年1月~3月31日まで修行して10万PP達成すれば、2021年3月31日から2022年3月31日までは2回目のダイヤモンド事前になり、2022年4月1日から1年間は本物のダイヤモンド会員です。
このくりかえし。
ただし、ダイヤモンドステイタスで毎年うけられるものは毎年ではなくなりますし、ステイタスは年継続の評価ではなくなります。同じことはJALのダイヤモンドでもいえるので、一年ずらせれば、毎年10万PPでJALとANAのダイヤモンド待遇を維持できます。
これはJALも同じなので、交互にやればJALとANAのダイヤモンド待遇を維持できます(笑)。
ANAダイヤモンド会員(正会員)のメリット
- ANA SUITE LOUNGEが使える
- 国内線特典航空券の空席待ちができる
- ダイヤモンド期間中はマイルが失効しない
- DIAMONDの刻印のあるネームタグがもらえる
- 選択式特典が年に一度もらえる
事前サービスではアップグレードポイントが使えない、アップグレードポイントからSKYコインへの交換ができない(ただしSFCを持っていればそちらで可能になる)、選択式特典がない等々の違いがありますが、メジャーな特典である優先搭乗や優先手荷物受け取り、優先チェックインカウンター、専用保安検査場利用、マイル有効期限延長などは問題ありません(ステイタスカードが必要です)。
少ないっちゃー少ないけど(笑)。
無印ステイタスなしからプラチナステイタスになった時ほどのインパクトはないですね。むしろ自己満足と見栄の世界であるかもしれません。一番メリットを体感できるのは、ANA SUITE LOUNGEかもしれませんが、これがあるのは国内線では羽田・新千歳・伊丹・関西・福岡・那覇だけ、国際線では羽田と成田だけです。
スターアライアンスだとプラチナ・ダイアモンド・SFCともにスターアライアンスゴールド相当になります。スターアライアンスゴールドだと、世界各国の空港での優先チェックイン、優先保安検査、ラウンジ利用等々がエコノミークラス席使用であっても使えます。海外に行かない人には関係ないですけどね。