企業のタグラインとは何か?
ANAのWebサイトや機体をみると、ANAロゴの横に「Inspiration of JAPAN」って書いてありますよね、あれがタグラインです。
英語だとtaglineと書きます。
もっと端的には、企業のホームページ上方、大抵は左上ですが企業ロゴがありますね。そのロゴに下に小さく書かれていたりします。ANAのホームページはANAロゴの右側にあります。
「Inspiration of JAPAN」についてはANA自身がリクルートサイトで説明していますが、うーん、よくわかりません。
個人的な解釈ですが、
Inspiration=インスピレーション、一言で言うなら閃きですね。上の写真から見てもANAロゴの隣に日本国旗があり、「Inspiration of JAPAN」です。
つまり、日本という国からANAという日本を代表する航空会社の連想に結びつくようにという願いかもしれません。
以上、勝手な解釈でした。
他に有名どころでは日立製作所の「Inspire the Next」(次世代にひらめきを与えようみたいな感じかな)があります。
自動車メーカーもあります。例えば日産は「Innovation that excited」(今までにないわくわくを、ということらしい)。
三菱自動車の「Drive your Ambition」
BMW Japanの「駆けぬける歓び」
Mercedes-Benzの「The best or nothing」
キリがないのでこのあたりにしますが、イメージを大事にする自動車メーカーのタグラインはイメージ的にキラリとひかるものを感じます。
ちょっと違う業種では富士フイルムの「Value from Innovation」
リコーの「imagine. change.」
新生?シャープの「Be Original」
どうでもいいけどこのURLすごいな
シャープの「Be Original」は「目のつけどころがシャープでしょ」に通じるイメージがあります。
キャッチコピーと違うのか?
同じだ、あるいは似たようなものだという人もいますが、私の考えでは、タグラインとキャッチコピーとは似て非なるものです。
タグラインとは、企業の理念やコンセプトなどを短い言葉で表現したもので、毎年変わったり、東京オリンピックなどの一大イベントに協賛するように設定されたりはしないのが普通だと思います。
キャッチコピーはもっと具体的な宣伝文句であり、カルビーかっぱえびせんの「やめられない、とまらない!」とか典型的なものであり、特定の商品や商品具、サービスなどのキャンペーン的につけられるものが多いです。
だからどうした?
結局、お前は何が言いたいのだ?と言われそうですが、この記事を書いてみようと思ったきっかけは、飛行機の写真を見ていて、ANAの機体にはでかでかと「Inspiration of JAPAN」とあり、ホームページトップにもありますが、JALのは見たことないなぁと思ったからです。
どうもJALにはタグラインってのはなさそうです。今時ならWebサイトのトップページの目立つ部分のロゴ付近になければ、タグラインは特に設定されていないと思ってもいいかもしれません。
上にあげた例のように、なーんとなく、イメージ的にですが、経営者の思いというのが感じられますよね。
それがタグラインの意義です。
ロゴや社名にも思いはこもっているはずですが、さらにユーザーに近いところでの思いを表現しているものだと思います。
調べてみるといろいろあって面白いのです。
どこかでロゴの下にタグラインを見つけることがあったら、経営者の込めた思いを想像してみましょう。