デジタルガジェットヲタクを自称する筆者として、迂闊だったのですが知らぬ間にiPod touch 第7世代が出ていました。
今更のちょっと間抜けな話題になりますが、お気軽にお付き合いいただければ幸いです。
どうでもいい前置き(筆者のディジタルオーディオプレーヤー歴)
私がiPod touch 7thについて調べてみてどう思っているかは、私自身のデジタルオーディオプレーヤー遍歴に大いに関係があります。
今、私が通勤時などに音楽やpodcastを聴くために使っているのは、主にはiPhone 8ですし、たまにサブスマホのAQUOS R Compactです。
音楽プレーヤーでは、主にSONY WALKMANシリーズ、iPodシリーズを突かけひっかえ使ってきました。
何を使ってきたのか記録の範囲で遡ってみます。途中飛んでいる可能性は否定できません。
まずはWALKMANシリーズ。
- 2017/09 NW-A35HN
- 2015/06 NW-M505 → これは便利なので今でも使っています。
- 2014/04 WM-S768
- 2011/12 NW-S766
- 1998/09 WM-FX855
次にiPodシリーズ。nanoの第6世代はイヤホンごとどこかで落としたらしくて買い直しています。アホですねぇ、でも小さすぎて軽すぎるのも考えものってことです。紛失に気づかないんだもん。
- 2013/12 iPod classic MC297J/A 160GB
- 2013/06 iPod nano (7th)
- 2011/12 iPod classic MC293J/A
- 2011/04 iPod nano (6th) x 2
他にもiRiverなんてのがありました。
- 2006/01 iRiver T-10
- 2005/03 iRiver H340
ざっくりとこんな感じですかね。
WALKMANとiPod
世の中、それぞれのファンは相手を受け入れないらしいですが、わからなくはないです。
WALKMAN
WALKMANは確かにポータブルオーディオとしてよくできています。単体では…ですが。ノイズキャンセリングだってなかなかのものです。第一ノイズキャンセリングはiPodシリーズのプレーヤー側の機能としては備わっていません。
ただ、連携ソフトがどうにもへぼいんです。SONY製品全般に入れるのですが、PCのソフトの出来がいまいちで使いにくい。いわんやMac用になったらとりあえず出れればいいじゃんレベル。
ヘッドホンはSONYのはとてもいいものが多く大ファンなので、こいつらとの相性は非常に良いです。それは間違いない。
ただ、私のようにMacメインでMacと連携したいといったとたんにiTunesのような便利は微塵もなく、podcastをプレーヤー単体で購読して毎日更新するようなことは普通のWALKMANには望むべくもない。
iPod
nanoとclassicしか使ったことがありませんが、音質に関してはやはり当時はWALKMANにはかなわなかった記憶があります。
しかし、Macとの連携においてはもう右に出るものがないのは当然。
Macとケーブル接続するだけでiTunesで購読しているpodcastなども同期してくれますし。音楽もMacに取り込めば、いちいち転送なんかしなくても自動的に同期してくれる。
WALKMAN+Macじゃこんなことできないんですよね。
そして今はiPhone 8
今は主にiPhone 8です。Macとの同期がパーフェクトなのは当たり前ですが、単体での機能も上記に紹介したような世代のDAPとは全く違います。
音質も今のハード・iOSでは相当改善されていて、電車移動中に聞く分にはWALKMANとの違いは私にはほとんどわかりません。
なんといっても、普段忘れず持ちあるくものなので、あとはイヤホンだけあれば良いのですよね。それも最近はBluetoothのワイヤレスを使えばワイヤレスです。
それに近年充実してきた音楽配信サービスにも単体で対応できます。オフラインでも聞けるようにダウンロードだってできるし。アプリをインストールして音楽配信サービスを使うのは、スマートフォンかPC/Macだけですね。
いいじゃん、iPhoneだけでさ。
ですが、極端に多くないとはいえ音楽プレーヤーで音楽なりpodcastを聞いているとバッテリーが減りますよねぇ。まあ、つまらん(失礼)Webとか見ているほうがずっと減りは早いわけですが。
iPod touch 7thだと!?
そしてタイトルの話。
本当に知りませんでした。
とっくにAppleのラインナップから消えたと思っていました。実際無くなっていたように思いますが、突然?復活。
Wikipediaによれば「2019年5月29日(日本時間)予約注文を開始」したらしいです。この頃はJGC回数修行を初めて、その実施やプランニング、ブログ書きに忙しくて他のところまで気が回りませんでした(言い訳)。
iPod touch 7thのスペック
Wikipediaの情報をベースに見てみましょう。
- iOS:出荷時12.3
- CPU:A10 Fusion 1.64GHz (同じCPUを使うiPhone 7は2.33GHzなので速度的には劣る)
- メモリ:2GB(iPhone 7も2GBらしい)
- GPU:PowerVR GT7600 Plus (iPhone 7と同じ)
- ディスプレイ:4インチ(iPhone 5/SEと同サイズ)
CPUがクロックダウンしているので、iPhone 7と同じパフォーマンスというわけにはいかないようです。
Geekbenchによれば、
Single-Core | Multi-Core | |
iPod touch (7th generation) | 2688 | 4515 |
iPhone SE | 2409 | 4170 |
iPhone 7 | 3553 | 6077 |
ということですので、iPhone 7には及ばずSEよりは早いということころ。まあ、iPhone SEを手にとって操作して、ほぼ同じ感じかそれよりちょい速いと思えばいいと思います。
iPhone SEはiOS12.3.1でもアプリによりますが(ゲームはしないので)、そこそこストレスなく動きます。
大きさはほぼ同じで厚みはiPod touch 7thが1.5mm薄く、重量は88gと113gとiPod touch 7thのほうが軽いです。
まあ音楽プレーヤーなのでスペックはそこそこであれば良いと思います。
ただし、以下の点には注意が必要です。
iPod touch 7thにはTouch IDがないので、本体セキュリティは脆弱になるので、iPhoneで使っているようなセキュリティが重要なアプリは使っていはいけない。
iPhoneとは徹底的に使い分けを
同じOSなので、かなりのところは同じことができてきしまいそうです。
しかし、Touch IDがないことから、本体セキュリティが脆弱になりがちです。
なので…くりかえしになりますが….
オンラインバンキングアプリやスマホ決済アプリなどは使わないほうが無難
です。
iPhone SEをみなおすきっかけ?
そうなると、万一のピンチヒッターを考えると、iPod touchではなく、ダミーSIMを入れてiPhone SEということも考えれます。
ただ、iPhone SEは入手が困難になっていますしアクティベーションにはSIMが必要ですからねぇ(ダミーSIMでもいいんですけど)。
電池持ち時間は、音楽再生ではiPhone SEが公称50時間、iPod touch 7thが公称40時間。え?そうなんだ。
まあ、でもiPhone SEの後継がでなかったのでiPod touch 7thは違う意味で貴重になります。
まとめ
- iPod touch 7thのパフォーマンスはiPhone SEよりちょい良い程度
- iPod touch 7thはiPhone 7と同じCPUだが、クロックが2/3ほどなので、パフォーマンスにはそれなりの差がある
- iPod touch 7thはiPhone SEより25g軽い
- 音楽再生時間(公称値)ではiPhone SEは50時間だがiPod touchは40時間(ただ、Apple社が測定したOSのバージョンが違うと思うので単純比較はできない)
- iPod touchにはTouch IDやFace IDはないので、本体のセキュリティは脆弱である。
- iPod touch 7th 128GBならAmazonで3万5千円ほどで買えて、ポイントは基本で5%戻る。気をつけてみているとポイント還元率が20%を超えるモデル(主として高容量のモデル)時はたまにある。
- iPod touch 7thの電池の持ちはiPhone SEと大差ないか少し少ないくらいが、WALKMAN NW-A50の公称値よりはずっと長い。
iPhoneと同じ使い方は禁物だと思いますが、iPhoneユーザーで音楽プレーヤを別にしたい人には大いに検討の余地があります。