この記事では、JALの自動チェックイン機で搭乗券を発行する方法を説明します。ANAの自動チェックイン機では搭乗券を出せますが、JALではICカードやQRコードを読ませると絶対出てきませんね。今回はその方法を説明します。
搭乗券って何?
最近はICカードやスマートフォンをタッチあるいはQRコードを読ませるだけでOKなので、搭乗券って知らない人がいるかもしれません。
こういうやつです。
上がJALのチェックインカウンターで発券してくれる搭乗券で左上に切り欠きがあるのが特徴です。
下がJALの自動チェックイン機で発行できる搭乗券で、地色も違いますしどの隅にも切り欠きはありません。
搭乗の際に必要なもの
JALの場合、公式サイトに国内線の搭乗に必要なもとして掲げられています。
すなわち下記のいずれかが必要です。
- JMB/JALカード
- QRコード(iPhoneのWallet、QuiCナビ、eチケットお客さま控、モバイル端末に表示)
- JALタッチ&ゴーサービス設定済みのおサイフケータイ
- 航空券購入の際に発行される8桁英数字の確認番号(番号で直接ゲートを通ることはできませんが、搭乗券を発行できます)
- 搭乗券
なぜ搭乗券なのか?
いまでこそICカード(JMB/JALカード)やQRコード(紙)あるいはスマートフォンでゲートを通る人が多いと思います。
あるいは、荷物を預けた際に搭乗券を発行してもらいそれでゲートを通る人も多かろうと思います。
JGC回数修行では単純往復ではなく1日何区間も乗るような場合が珍しくありません。福岡-宮崎間は本数も多く料金も安いので、JGC回数修行のメッカになっており、事前に何区間分もの搭乗券を出してもらっておく必要があります(これについては別途記事にする予定です)。
あるいは必要性は薄くても搭乗記念・修行記念にとっておきたいという人も少なくないと思います。
まあ、昔は逆に搭乗券しかなかったのですが、IT化が進んでスマートフォンで搭乗できるようになってからは、ぐっと出番が少なくなったのが搭乗券です。
自動チェックイン機で搭乗券を発行する
ANAの場合は簡単
冒頭に書いたようにANAの自動チェックイン機を使うと普通の操作で紙の搭乗券が発行できます。当然IC機能のついたANAカードを自動チェックイン機にかざしても発行できます。
ANAのサイトに操作手順があります。
JALの場合は確認番号が必要
JALの場合は、ICカードやQRコードをかざすと座席変更やアップグレードでもしない限り搭乗券は発行されません。
ANAほど丁寧ではありませんが、ざっくり説明があります。
上のJALへのリンクを開いて、出てきたJALサイトの画面の「チェックイン(ご搭乗手続き)」をクリックしてください。自動チェックイン機の画面が出ます。
ここにも書いてあります。
全員分のICカードや2次元バーコードを「かざして」手続きをされた場合は、搭乗券は発行されません。
保安検査場やご搭乗口ではICカードや2次元バーコードをご利用ください。
逆に言えば、IC機能なしのJMBカードや確認番号の場合は、搭乗券が発行されるわけです。
今更IC機能なしのJMBカードというのもないでしょうからポイントは確認番号です。
JALで搭乗券発行に必要な確認番号を知る方法
勘違いする人がいらっしゃると困りますが、予約番号ではありません。
確認番号とは8桁の英数字コードです。
- Webでクレジットカードで予約し発券すると一回だけ飛んでくるメール(その後予約確認メールを再送信しても確認番号は出ません)に書かれています。
- JALや旅行会社店頭、空港カウンターで購入し発券した場合は、その場でもらえるeチケットお客様控えに記載されています。(Web予約してWebから印刷できるeチケットお客様控えには記載はありません)
- Webからクレジットカードを使って購入した場合は、Webの予約確認画面から知ることができます。
JALの公式Webサイトの国内線予約確認で当該予約を開くと、旅程表示の下の方にこのような表示があります。
この「確認番号検索」をクリックすると、購入に使用したクレジットカーード番号を聞いてきますので、入力すると確認番号(英数字8桁)が表示されます。スマートフォンでも同じ要領です。
確認番号は非常に重要な番号ですので、他人には知られないようにしてください。他人に知られた場合、悪用される勝手に航空券を発行されて、貴方のフリをされて搭乗されてしまうかもしれません。国際線と違って、身分証の確認はありませんので、くれぐれも注意してください。
JALの自動チェックイン機で搭乗券を発行する手順
難しくはありません。
必要なものは前述の「確認番号」だけです。
- 自動チェックイン機の前に立ち、下図の画面で一番右のボタンにタッチします。
- 確認番号を画面に表示されたキーボードから入力します。
- 搭乗する便名・出発地・目的地・時刻などを確認します。
- 座席変更とか必要があれば行います(アップグレードも同様)。
- 一通りの指定や確認が終わると自動的に搭乗券が発行されます。
- 当日中の乗り継ぎ・復路便があれば、続いてそれらもチェックイン・搭乗券発行するかどうか聞いてきます。必要があれば手続きを続け、必要なければそこで終わります。
- 画面が冒頭の画面に戻るのを確認してからその場を去ります。
- 発行された搭乗券を持っていくを忘れないように。たまに忘れる人がいます(実際、成田で私が自動チェックイン機のところにいったら、搭乗券が発行口に置かれたままでした、当然係員にすぐに連絡しました)。
まとめ
- 普通は搭乗券はなくても、IC機能付きのJMB/JALカード、QRコード、設定済みおサイフケータイがあれば乗れる。
- 1日のうちに制限エリアを出ずに複数便を乗り継ぐ場合は、搭乗券が必要な場合がある(1日のうちに同じ空港を複数回出発する場合など)。
- 前述の場合や、JGC修行記念に搭乗券をとっておきたいなどで搭乗券が必要だが、長蛇の列の有人カウンターに並んでいると間に合わないので、空いている自動チェックイン機で発行したい。
普段は使わないかもしれませんが、覚えておいて損はありません。