金沢旅行21回の筆者が伝える、秋の金沢観光ポイント〜新幹線か飛行機か〜

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11月に入り、もうすぐ紅葉ピークとなります。私はこれまでに金沢旅行21回の経験がありますが、それらから得た紅葉シーズンの観光名所を巡るコツなどをお伝えします。今月から来月にかけて金沢観光に行かれる方必読です。今回はその1回目として東京からの交通手段の話です。

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新幹線と飛行機比較

台風19号で長野車両センターに留置されていた北陸新幹線の車両10編成120両がもろに浸水の被害にあい、最終的に廃車せざるをえないのか修理で済むのかはまだ明らかになっていませんが、廃車の可能性は濃厚のようです、。

JR東日本の所有するE7系96両8編成、JR西日本が所有するW7系24両2編成が被災しており、取得価格から減価償却を差し引いた損失額はJR東日本で118億円、JR西日本で30億円だと言います。

このような状況もありますが、通常の定期運行については9割の電車が維持されていますが、ピーク時などの臨時列車については一部を除いてほぼ全滅状態にあります。

そんな事情もあり東京から金沢にいくのに、飛行機もあるんだよということで比較してみましょう。

前提条件として、起点を東京駅、終点を金沢駅にとって東京駅を6時16分(11月ダイヤ)に出るかがやき501号を基準にしてみましょう。

試算設定日は2019年11月4日時点での2019年12月6日を利用美とした運賃とします。なおダイヤ検索はYahoo!路線検索によります。

 北陸新幹線飛行機
東京駅発6:166:23
羽田空港発7:45 (JL183)
小松空港着8:45 (JL183)
金沢駅着08:4610:35
鉄道運賃(普通車指定席)14,380円649円
バス運賃1,150円
航空運賃(JAL普通席最安) 8,590円
運賃合計14,380円10,389円
座席コンセント×

新幹線の運賃は航空運賃ほどに大きな差は出ませんが、航空運賃は利用する便や購入時期により相当な差がありますので、どちらが安い高いとは一概に言えませんが上記条件での比較はこのようになりました。

東京駅をほぼ同じ時刻に出ても新幹線のほうが2時間近く早くつくが、3千円ほど高くなる。(料金は季節や時刻・予約時期によって相当異なることに注意)

普通の人の感覚では多分新幹線利用なのだろうなと思います。しかし、飛行機好きでJALのサファイア会員、ANAのプラチナ会員といった上級会員資格を持った私の場合は飛行機一択です。

新幹線は金沢までの往復をかがやきに乗ったことがありますが、正直なところトンネルが多すぎて面白くありません。

Wikipediaによれば、

  • 高崎-長野間の51%がトンネル
  • 長野-金沢間の41%がトンネル

となっています。

実際乗った感想としても、東京から高崎をすぎると大半がトンネルという印象で、開業当初はトンネルで全く携帯電波が入らないので、単なる真っ暗な場所を走っているだけ。機内Wifiが使えるJAL/ANAのほうが相当マシだと思いました。

しかし、北陸新幹線では全席に座席コンセントがありスマホやタブレットの充電が可能です(要ACアダプタ)が、小松線を飛ぶJAL機・ANA機の普通席にはコンセントはありません(ANAのプレミアムクラスにはコンセントがあります)。

現在では携帯電波が通じないのは上越妙高と飯山の間のトンネル約6分間のみになっているそうですが、それでも延々真っ暗なのは鉄道の旅の情緒もへったくれもありません。結局、2時間半の大半の時間を読書か寝るかスマホかタブレットで遊ぶか仕事するかくらいです。

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新幹線のメリットとディメリット

メリット:平均すると飛行機より運賃が安いことが多い。

メリット:特に埼玉方面在住の人は羽田空港に行くより圧倒的に便利。

メリット:座り疲れたら自由に歩き回れる。

メリット:よほど匂いの強いものでない限り食事は自席で取れる。

メリット:かがやきの始発を使えば金沢駅に9時前につけるのでほとんど前泊にしとしく初日が有効に使える。

メリット:飛行機のように無駄な待ち時間がない。発車ギリギリ前でも間に合えばそれでOK。

メリット:クソめんどくさい保安検査がない。

メリット:全座席にコンセントがある。

メリット:帰りは金沢駅の金沢百番街に店が多くあり土産には不自由しないし、食事もかなり充実している。

ディメリット:台風19号の車両被災の影響で、ピーク時の臨時便がほとんど出せなくなっており、これまでのようには捌き切れない恐れが多々あり予約が取りにくい場合が出てくる。

ディメリット:行程の半分近くがトンネル走行。ほとんど電波が通じるようになっているとはいえ車窓の景色は存在しない。

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飛行機のメリットとディメリット

メリット:時期と時間帯によっては地上交通費を入れても新幹線より往復6千円ほど安くなる。

メリット:閉鎖空間での幽閉時間が新幹線の2時間半と比べて1時間程度と短い。

メリット:ステータス所有(私の場合)両空港でラウンジが使える。

メリット:窓際席であれば、空路により北アルプスや白山連峰の雄大な姿を見ることができ、復路は静岡側を通るのでA側席なら運が良ければ富士山がまじかに見えることがある。

ディメリット:無駄な待ち時間が多い。

ディメリット:到着時間が始発でも新幹線より2時間ほど遅くなる。

ディメリット:保安検査があり持ち込み荷物の制約が多い。

ディメリット:匂いの強いものでなければ座席での食事はOKとはいえ、水平飛行時間は短く落ち着いて食べられないし、食べている人も少ないのでちょっと気が引ける。

ディメリット:小松空港は小さな地方空港なのでみやげ物店やレストランがあるにはあるが種類が少なく選択の余地がない。

石川県立航空プラザ

飛行機の場合、帰りに1時間半ほど早めに空港にいけば、空港そばにある石川県立航空プラザ(入場無料)を見学することができます。

空港ビル1Fから駐車場に向かう屋根付き横断歩道を、空港ビルを背にずーっとまっすぐいき道なりに行くと、交差点に出てその向こうが石川県立航空プラザです。

さすがに最新実機はありませんが、懐かしいF104Jスターファイターの実機があり、操縦席などもまじかで見ることができます。

実はこのF104Jにはアレスティング・フック(着艦用のフック)がついているのですね、知りませんでした。

日本仕様でアレスティング・フックはないのかと思いました。なぜ外さなかったのだろう?

ちなみに、ここの売店は航空自衛隊グッズを中心に売っていて、普通の空港売店とは訳が違います。航空自衛隊基地の航空祭などにいかなくても、ここの売店ならグッズも買えたりします。

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まとめ

新幹線と飛行機では同じ始発でも金沢駅につくには新幹線が2時間ほど早い。

飛行機のほうが日にちや時間帯によっては片道で最高3千円くらい安いことがある。

新幹線座席にはコンセントがあるが、小松線の飛行機の普通席にはない。

新幹線の行程半分近くはトンネルであり景色もへったくれもない。

飛行機なら小松空港隣接の航空プラザを見学できる。

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