タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホ:Unihertz Titan 三週間使用後レポート

タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホ:Unihertz Titan 三週間使用後レポート

この記事は、タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホ Unihertz Titanが1月1日に手元に届いてから三週間使用してのレポートです。

Unihertz Titan

当ブログで最初にTitanを紹介した記事はこちらです。

QWERTYキーボード搭載頑丈バカでかスマホ:Unihertz Titanレビュー

日本製スマホには存在しないハードウェアフルキーボード搭載スマートフォンです。

輸入物(日本使用可能)でフルキーボード搭載としてはBlackBerryやCosmo Communicatorがありますが、Titanはタフネススマホでクラウドファンディングものです。評判次第でそのうち商品化販売もあるかもしれませんが、日本の技適をとって合法的に使える輸入スマホです。

一週間使用後のレポートはこちら。

タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホ:Unihertz Titan、使用1週間経過の感想

導入三週間後

以前は、

iPhone 8 256GB(メイン)+AQUOS R Compact SH-M06(サブ)

でしたが、正月元旦にTitanが届いてからはSH-M06で使っていたUQ SIMはTitanに移されてSH-M06は電源オフされたままの状況なので、

iPhone 8 256GB(メイン)+Titan(サブ)

になっています。

感想から言うと、下記にありますが電子マネーでFelicaが必要なものは無理ですが、それ以外はメインとしてもやっていけそうでありサブスマホとしてはほぼ完全にSH-M06を代替できます。少なくとも機能的には全く問題を感じません。

iPhoneからTItanへの役割移行できるもの

上記のメインとサブですが、どちらを使ってもほとんど同じことができるように設定をしていまして、サブをTitanに移してもやはりiPhoneとほとんど同じことができるようにしています。

今まではSH-M06は本当にサブでしたが、三週間たった今では従来iPhoneメインで使っていた以下の事をTitanメインで使用しており準メイン的に使っています。

  • メール処理(iPhoneではメールアプリ、TitanではGMAILアプリ)
  • SNS(facebookとtwitter)
  • ポッドキャスト(iPhoneではpodcastアプリ、TitanではPodcast Addict)
  • 入出金記録(Money Pro有償版)
  • 音楽(Amason Music Unlimited)
  • ブログ関係(Chrome、アナリティクスアプリ、AdSenseアプリ)
  • ナビゲーション・マップ(Y!乗換案内、Googleマップ、Flightrader24、JALやANAアプリ等々)
  • アラーム(iPhoneは時計アプリ、Titanはスマートアラーム有償版)
  • お仕事便利系(Excel, Word, OneDrive for Business, Enpass, DropBox, Googleドライブ「G Suite版]等々)
  • 天気(tenki.jp、windy)
  • ニュース・防災(NHKニュース防災、Yahoo!防災、NewsSuite, BBC News, SmartNews, ロイター等々)
  • 読書(Amazon Kindle)
  • バーコード支払い(Paypay)

ざっくりこのあたりが普段使っているもので、iPhoneとAndroidで同じアプリがあるか類似アプリがあるものばかりで、どちらか片方にしかない機能を探すのが困難です。

役割移行できないもの

これは機能的に片方にしかないのではなく、回線利用上あるいはハードウェアの制約でiPhoneでしか事実上使えないものです。

  • 通話(メイン回線がiPhone[au]なのでやむなし)
  • LINE関係(電場番号と紐づくため、電話番号が代わると別人[別アカウント]にならざるを得ない)
  • SMS(電話番号と紐づくため、でもほとんど使いませんが)
  • SuicaとApplePay(特にSuicaはTitanにはFelicaがないので物理的に対応不可)

auのVoLTE SIM (iPhone SIM)をTitanに入れてこれらが問題なく使えることは確認していますので、SuicaやApplePay(iDやQuickPay)以外はTitanにiPhoneで使っているSIMを入れれば、Suicaを使えない事以外はメインになれますし、サブとしては全く問題ありません。



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AQUOS R CompactやiPhone 8との使用感の比較

同じAndroid 9ですが、片方は普通のスマホ、もう片方はタフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホです。

ソフトウェア的には入力手段が違うだけで基本的には同じです。

ではパフォーマンスは?

体感速度

総合スコア
MediaTek Helio P60 MT6771V (Unihertz Titan)168,000
Snapdragon 660 (AQUOS R Compact)165,000

Antutuの総合スコアは数字上は変わりませんが、体感でいくと…

Titanの体感速度 > AQUOS R Compactの体感速度

だと感じます。なんとなくではなく、アイコンタップしたときのアプリ起動速度等は明らかに差があります。

一方、iPhoneだとアーキテクチャが全く異なりますので単純比較はできませんが、操作感的には優位な体感の差は感じません。それは私がヘビーなゲームとかしないからかもしれません。

画面のみやすさ

使ってみてわかったのですが、結構Titanの画面が見やすいと感じました。

モデル
iPhone 8750px1,334px
AQUOS R Compact (SH-M09)1,080px2,280px
Titan1,430px1,438px

iPhone 8の横ピクセル数のほぼ2倍のピクセル数があり物理的な幅も1.5倍くらいありますので、デフォルト状態での文字の大きさはTitanのほうが大きくてくっきり見やすいですね。特に老眼(メガネはしていますが)には楽ちんです。

iPhone 8とTitanで同じ表示をしてみました。

表示される文字サイズは実はほぼ同じで、表示される量は見ていただくとおわかりのとおりiPhone 8のほうが多いです。

縮小していますので細かいところは見えないと思いますが、果たしてどちらのほうが文章を読みやすいと感じますか?
私はいくつかの理由でTItanのほうが読みやすく感じます。

  • 色味がTitanのほうがペーパーホワイトに近くコントラストがはっきりしている(=長時間見ていると眼精疲労度はiPhoneより高いかも)ので長時間見続けるのでない限りはTitanのほうが見やすく感じる。
  • 1行あたりTitanは33文字表示されており、iPhoneは25文字。横書き文字を読むには一行の文字数がほどほどに長いほうが、視線移動が少ないため読みやすく思える。
  • 1文字あたりのピクセル数は、単純割り算(横ピクセル数÷文字数)ではTitanは43px、iPhoneは30pxと1.5倍の差がある。このためTitanの文字ののうが緻密であり文字がより自然に見える。

以上が、Titanのほうが見やすく感じるという原因の推測です。

だからといってiPhoneを横長にすると今度は縦方向の表示量が少なすぎてストレスになります。

Titanの縦横表示ピクセル比率は使ってみると結構読みやすい画面になっている。

機能的

iPhoneにはFMチューナーはありませんが、AQUOS R CompactとTitanにはFMチューナーがあり、感度はTitanのFMチューナーのほうがずっと高いです。

普段はRadikoでも良いかもしれませんが、FMチューナーならLTE通信網がダウンしてもFM放送を受信し情報を得られます。これは災害時などにはとても大切なことです。さらにTitanは6,000mAhという大容量バッテリーにより駆動時間も長いです。FM放送連続受信で何時間くらいなのか公表データがありませんが、相当長いのではないでしょうか。

TitanにはFelicaチップがないので、おサイフケータイは非対応です。おサイフケータイを一切使っていない人には関係ないですが、私はSuicaやiDあるいはQuckPayも使いますので、これがない以上メインにはなれませんが、限りなくメインに近いサブになれるのがTitanだと思います。おサイフケータイ不用な方は十二分にメインとして使えると思います。

まとめ

TitanはKickstarterで2万円台を支援投資して得たすタフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホであるが、その価格を遥かに上回る性能や使い勝手の良さを提供してくれている。

筆者がサブで使っているSHARP AQUOS R Compactをおサイフケータイ以外で完全に代替できる。

メインであるiPhoneはおサイフケータイ機能(Felica対応)がないので、それだけの理由でメインにはなれない。

FMチューナーの感度の良さは特筆モノで、大容量バッテリーとあいまってFMラジオとしてもかなり優秀。



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