GW最中に手にしたGarmin vivomove Styleというアナログ&デジタルハイブリッドのスマートウォッチ(アクティビティトラッカー)を使い始めて三週間経ちましたので、その後の感想などをレポートします。
Garmin vivomove Styleについて
当ブログでは「Suica対応予定のアナログ・デジタルハイブリッドスマートウォッチ、GARMIN vivomove Style」として紹介しています。
仕様概要
ガラス素材 | ドーム型Corning Gorilla ガラス 3 |
ベゼル素材 | 陽極酸化アルミニウム |
ケース素材 | 陽極酸化アルミニウム |
バンド | クィックリリース対応 20mmバンド(同仕様であれば市販品利用可能) |
サイズ | 42 x 42 x 11.9 mm |
ディスプレイ | AMOLED 240 x 240ピクセル(カラー)、タッチパネル |
駆動時間 | Smartモード:最大4日間、時計モード:最大7日間 |
防水 | 5 ATM |
センサー | GARMIN ELEVATEリスト型心拍計、気圧高度計、加速度計、環境光センサー |
無線インターフェース | Bluetooth Smart、ANT+ |
通知 | Garmin Connect Mobileアプリでスマートフォンアプリ毎に通知可否設定 |
GPS | 非内蔵(Connected GPS機能でスマートフォンのGPSを利用) |
ライフログとしては、歩数、睡眠モニター、心拍、呼吸数、消費カロリー(心拍ベース)、上昇階数、移動距離、週間運動量、BODY BATTERY、ストレスレベル等を自動的に記録します。
アクティビティは、 ラン、ウォーク、バイク、カーディオ、筋トレ、ヨガ、Xトレーナー、ステアステッパー、プールスイムに対応しています。
本モデルの特徴として、心拍の分析により呼吸数(全日および睡眠中)を自動記録するのも特徴です。
特徴
Garmin vivmove Styleの最大の特徴はシンプルなアナログ時計のようなフェイスとそのフェイスの裏に隠された多機能なスマートウォッチ機能です。
Apple Watchを筆頭にいかにもスマートウォッチですよ!というフェイスのものがほとんどです。
このデジタルなフェイスは好き嫌いがあり、ごちゃごちゃしてガキっぽくて嫌だという人もいますし、オフィシャルなシチュエーションには似合わないという話もあります。
また、スマートウォッチの多くはカラー表示では普段は無表示であり常時表示ではないものがほとんどでチラ見ができないとか、仮に常時表示モードがあってもバッテリー駆動時間が短くなるといった欠点があります。見やすい常時表示だとGarmin Instinctのようにモノクロになったりします。
Garmin vivomove Styleはアナログとデジタルのハイブリッドです。普通のアナログ時計と全く同じくいつでもチラ見で時刻を知ることができますし、常時表示のバッテリー消費の心配などは無用です。
文字盤はシンプルな秒針のないシンプルなアナログ時計なので、パリッとしたオフィシャルなシチュエーションでも全く違和感がありません。
Suica対応
Garminの予告通り5月21日からGarmin vivomove Styleを含むいくつかの対応デバイスでSuica対応が可能になりました。
Google Pay Suicaがベースになっていますので、その機能もGoogle Pay Suicaに準じますし、モバイルSuicaと違って年会費は不要でViewカードがなくてもチャージできます。
スマートフォン自身がFelica非対応(おサイフケータイ非対応)であっても、Garminが対応モデルであれば使えるというのは大きいかもしれません。特にSIMフリーのAndroidでおサイフケータイ対応機種は多くないので恩恵を受けられる人はいるのではないでしょうか。
Garmin Pay Suica vs Apple Pay Suica
筆者はApple Watchも使っていましたので、Garmin Pay SuicaとApple Pay Suicaで簡単に比較してみましょう。
上のスクリーンショットはGarmin Connect MobileのGarmin PayのSuica画面です。
Garmin | Apple | |
対応スマホ | iPhone/Android | iPhoneのみ |
チャージ | Garmin 単体チャージ不可 | Apple Watch 単体チャージ可能 |
カードSuicaの吸い上げ | 不可 | 初回限定で可能 |
Suica定期券 | 不可 | 可能 |
Suicaグリーン券 | 不可 | 可能 |
JR東日本のタッチでGo!新幹線 | 可能 | 可能 |
JR東海のエクスプレス予約 | 不可 | 可能 |
JR東海のスマートEX | 可能 | 可能 |
スマートウォッチの機種変更 | 残高引き継ぎ不可 | Suica残高をiPhoneに戻すことで可能 |
スマホとのSuica移動 | スマホからGarminのみ | 双方向で可能 |
特に注意が必要なのは以下のポイントです。
・既存のカードSuicaから吸い上げできない
・Suica定期券は使えない
・Suicaグリーン券は使えない
・スマートウォッチの機種変更には対応していない
Apple WatchのSuicaを使っていた人がこちらに乗り換える場合は要注意です。定期券が使えないとか結構ショッキングな差異があります。
上記の制約を考えると、AndroidならモバイルSuicaのほうが正解ですし、Appleユーザなら素直にApple Watchに踏みとどまったほうが正解です。
正直なところ、Google Pay Suicaと組み合わさったGarmin Pay Suicaは機能ではApple Pay Suicaにはかなり及びません。今後の機能アップに期待したいところです。
まとめと感想
アナログとデジタルハイブリッドのスマートウォッチは、バッテリーを気にせず常時表示と同じでチラ見ができる。
見た目はシンプルなデザインのアナログ時計なので、オンでもオフでも祝儀不祝儀どんなシチュエーションでもOKである。
心拍から呼吸数を計測する機能がついている。
トラッキングできるアクティビティの種類は多くないが、合間に運動する程度なら全く問題ない。
Suica機能は、カードSuicaの吸い上げ不可、定期券不可、グリーン券不可、スマートウォッチの機種変更不可といった制約が(今の所)あるので、期待しすぎるとがっかりするので要注意。