HUAWEI既存機種でもGoogleが使えなくなる日は目の前か?

HUAWEI既存機種でもGoogleが使えなくなる日は目の前か?

米国商務省産業安全保障局(BIS)は暫定包括許可(TGL:Temporary General License)が8月13日を最後に失効し更新されていないことを発表しています。これにともない、従来Google Mobile Servicesが利用できていたHUAWEI既存機種でも、Google Mobile Servcesが使えなくなる?いや大丈夫?と憶測が飛び交っています。実際にはどうなるのでしょう?

本記事では、情報ソースを明記しないWeb記事(ブログ含む)などは一切無視し、英語・日本語問わずオフィシャルなものに限定した情報ソースをベースにし、記事中に参照したソースを明記しています。

TGL:Temporary General Licenseの失効

日本貿易振興機構(Jetro)の情報

わかりやすいところで日本語での記事がある「日本貿易振興機構(Jetro)」のビジネス短信に記事があります。

同サイトは政府サイトではなく引用等は許可されていませんので、リンクを張っておきます。

こちらは日本語ですのでお読みいただければわかります。

スマートフォンに関連するところでは特に新しい情報がありませんが、ある程度情報がまとまっているのでよろしいかと思います。

米国務省の情報

アメリカ合衆国国務長官は、8月17日のプレス声明でこのことに触れています。

アメリカ合衆国国務省(The United States Department of State):
Press Statement (AUGUST 17, 2020)
The United States Further Restricts Huawei Access to U.S. Technology
https://www.state.gov/the-united-states-further-restricts-huawei-access-to-u-s-technology/

関係しているのは以下の部分です。

The United States has provided ample time for affected companies and persons – primarily Huawei customers – to identify and shift to other sources of equipment, software, and technology and wind-down their operations. Now that time is up.

以下はそのGoogle翻訳です。

米国は、影響を受けた企業や個人(主にファーウェイの顧客)に、他の機器、ソフトウェア、テクノロジーのソースを特定して移行し、その運用を停止するための十分な時間を提供しています。 今、その時間は終わりです。

ちなみに国務長官は米国大統領継承順位第4位のVIPなんですね。

ポンペイオ長官のプレス声明ですが、HUAWEIに関してはTGLで十分な時間は与えたのだからこれ以上は認めないといっています。

米政府の立場としてはHUAWEIに対し米国の技術・ソフトウェア(当然スマホのソフトも入ります)の転出を認めないということ。

日本のHUAWEIスマートフォンユーザー(筆者)にとって、米国の公式情報の中に明るいものは全くありません

HUAWEIはどう言っている?

HUAWEIはTwiiterのオフィシャルアカウントで次のように言っています。

Google翻訳では以下の通り。

こんにちは、メッセージありがとうございます。既存のデバイスへの影響はありません。これまでどおり、セキュリティとソフトウェアの更新を引き続きデバイスに共有します。ご不明な点がございましたら、DMでお知らせください。

米国政府とは真反対のコメントです。

HUAWEIのコメントは根拠が示されておらず、正直言ってどこまで信用して良いのかは「?」である。

Googleの方針は?

米政府の方針は前述のとおり明らかで、一方HUAWEIは既存デバイスは影響を受けないと言っています。

最後にどうするか決めるのはGoogleなので、大事なのはHUAWEIではなくGoogleがどう考えているかです。

かなり探し回りましたが、TGL失効前後以降でのGoogleのオフィシャルコメントは見当たりません。

唯一今年2月のAndroid Help Communityでのコメントだけが見つかりました。

ポイントはこの部分。

We have continued to work with Huawei, in compliance with government regulations, to provide security updates and updates to Google’s apps and services on existing devices, and we will continue to do so as long as it is permitted.

例によってGoogle翻訳。

政府の規制に準拠して、Huaweiとの連携を継続し、セキュリティの更新と既存のデバイスでのGoogleのアプリとサービスの更新を提供しており、許可される限り継続します。

重要なのは “will continue to do so as long as it is permitted”、「許可される限り継続」ということです。
その許可が切れた今、どうなるかは全く見通せません。

2月の時点のコメントなので現在はどう思っているのかまったくわかりません。

お上がだめと言ったらだめにゃん!お上には逆らないにゃ!

天下のWashington Postをもってしても情報は得られないようです。

メディアサイトはタイトルであっても再利用規制が厳しいので、リンクだけにとどめます。

Googleからは新しい情報は得られていないようです。

中国製スマートフォン、特にHUAWEIユーザーでGoogle Mobile Services不可欠な人は、そうそうに乗り換えを考える時期かもしれません。

まとめ

暫定包括許可(TGL:Temporary General License)が8月13日を最後に失効したことにより、AndroidスマートフォンへのGoogle Mobile Servicesの提供(Updateを含む)が既存機に対しても提供されない可能性がある。

HUAWEIは提供を継続する旨をTwitterで表明しているが、その根拠は不明。

肝心のGoogleは、2020年2月の「許可される限り継続」(すなわち米政府の許可が有る限りHUAWEIにUPDATEなどを提供)を最後に何らコメントは出されていないようであり、既存機はOKという楽観的な見通しの根拠は全く存在しない

GSM(Google Mobile Services)が重要なユーザーはHUAWEIを含む中国製スマートフォン以外への機種変更を検討すべき時期かもしれない。

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