DAC内蔵 USB TYPE-C イヤホン変換ケーブル 3種

DAC内蔵 USB TYPE-C イヤホン変換ケーブル 3種

筆者愛用のSamsung Galaxy S21 Ultra 5Gはもとより、最近のAndroidスマホにはイヤホンジャックが無いものが多いです。そういうスマホに有線イヤホンを使うにはTYPE-Cと3.5mmイヤホンジャックの変換ケーブルが必要です。今回はDAC内蔵のもの3種を紹介します。

TYPE-C・3.5mmイヤホンジャックの変換ケーブル

このタイプのケーブルには2種類あります。

一つは単純に配線を変換するだけのもの、もう一つはDAC(デジタル-アナログ変換)内蔵のもので、前者は1,000円未満で買えますが、後者は安くても千数百円以上します。

単純に配線を変換するだけのもの

最近は少ないのかもしれませんが、スマートフォンのTYPE-Cにアナログオーディオ信号が出力されているものがあります。

このようなスマートフォンの場合は、単純に配線を変換するお安いもので使えます。

DAC内蔵のもの

近年のスマホの多くはUSB TYPE-Cにアナログ出力がないもののほうが多いと思います、というか、そう思っておけば間違いないです。

デジタル信号しか出ていないので、イヤホンジャック変換アダプタの中に小さなチップ(DACとよばれるデジタル-アナログ変換)を内蔵しているものです。

自分のスマホがどちらかわからない場合は、DAC内蔵のものを買うほうが無難です。

というのも、アナログ出力を持つスマホでもデジタル出力もありますのでDAC内蔵型のアダプタが使えますが、アナログ出力がないものに、アナログ出力が必要な単純に配線を変換するだけのものを使っても全く音がでませんから。

3種の変換ケーブル

Amazonでは価格は殆ど変わりません。

メーカー型番極数Amazon価格 (2021/11/19時点)
写真右UGREEN801544極1,398円
写真中ELECOMAD-C35SDWH4極1,558円
写真左SamsungEE-UC10JUWEGJP4極1,270円

しかし、対応するビットレートなどは結構違ったりします。

Windows 10に接続して調べてみました。

UGREEN 80154

こちらのほうは最大では16ビット/192KHz、24ビット96KHzです。

ELECOM AD-C35SDWH

こちらの最高は16ビット・24ビットともに96KHzです。



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Samsung EE-UC10JUWEGJP

こちらはなんか格が違う感じで、最高で16ビット・24ビット・32ビットで384KHzに対応しています。

HI-RES対応

HI-RESはJEITAの定義によれば、

・量子化ビット数が16ビットでは、サンプリング周波数は64kHz以上
・量子化ビット数が16ビット超(24ビット・32ビット)では、サンプリング周波数は44.1KHz以上

となっているそうです。

CDの情報量は「44.1 kHz/16bit」。
ハイレゾは約6.5倍!
ハイレゾ音源は「96kHz/24bit」や「192kHz/24bit」が主流です。
「192kHz/24bit」の場合、CDの約6.5倍の情報量をもっていることになります。
出典:ハイレゾとは? | ハイレゾ・オーディオサイト | ソニー (sony.jp)

本稿でとりあげた3種類のうち、UGREENとELECOMはぎりぎりHI-RES対応というところ。

Samsungの32ビット/384KHzが活かせるかどうかはスマートフォンと再生アプリ次第であります。

どれがいい?

ケーブルですから丈夫さは大切です。

見た感じ・触った感じの丈夫そうな雰囲気でいいますと…
UGREEN > ELECOM >> Samsung
….と感じます。

Samsungはとてもしなやかなのですがしなやかすぎてケーブルの付け根が気になります。

一方UGREENは布巻きのケーブルでしなやかさには欠けますが丈夫そうであります。

一方対応量子化ビット数・サンプリング周波数でいけば、
Samsung >> UGREEN > ELECOM
ですが、HI-RESとか聞かない限りはあまり影響はないかと思います。

UGREENはケーブルがちょっと硬すぎる感じ(UGREENはどのケーブルも硬い!)で少し使いにくいでしょう。

一方Samsungはふにゃふにゃで細くて微妙に不安があります(杞憂かもしれません)。

筆者的にはケーブルが固くないほうが良いのでELECOMかSamsungを使い続けようかと思います。


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