殆ど永遠の悩みとも言えるiPad Pro用のキーボード。ケース一体型が良いのか別々のものが良いのか。2021年9月28日の記事から5ヶ月経過しての実使用の状況からみたレビューです。iPad Proのキーボードで悩む方の助けになればと思います。
一体型のイチオシ
筆者のiPad Proは2021モデルの第三世代(2021年モデル、Apple M1プロセッサー)です。
これにつくキーボードは純正のApple Magic Keyboardを筆頭にロジクールからも出ています。
これらの比較記事がこちら。
筆者としては、純正品は微妙に軽いですがApple Pencilが固定できないこと、何よりも34,800円は高すぎることなどからロジクール押しでありまして、実際にロジクールのものを所有して使っています。
一体型である「Logicool Folio Touch」はファブリック調で手触りも良く使い心地はとても良いですが総重量で約1.13kgとなりMacbook Air M1 11インチの1.29kgに迫るのが最大の難点であります。
大きさはMacbook Air M1 11インチより一回り小さいですが厚みはかなり増してしまい体感重量はかなりずしりです。
純正もLogicoolもiPad ProのSmart Connectorと呼ばれる3個のポゴピンでつながるようになっており、キーボード側にはバッテリーは不要です。全てiPad Pro本体から給電できる有線接続であり、Bluetoothのようにペアリングやキーボード本体への充電は不要です。
一体型はキーボードの充電やペアリングは不要でありケースを兼ねているので開けば即使えるのがメリットです。ディメリットはその裏返しでキーボードが必要ないときでも総重量1.13kgを持ち歩かねばならず重くて分厚いので邪魔です。
▲重量は1.13kgとMacbook AIr M1 11インチの1.29kgに迫ります。
▲こちらはiPad Pro (2021/M1/11インチ)の単体重量です。
▲Logicool Folio Touch単体の重量で、ハイエンドスマホ2.5台分!
セパレート型のイチオシ
セパレート型、すなわちBluetooth接続の小型キーボードがもう一つの選択肢。
以前にこんな比較記事を掲載しております。
まあ、よく集めたわ(笑)。
その後、iCleverから三つ折りでなおかつタッチパッドがついたやつが出ましたので速攻ゲット。それが先ほどの記事です(リンク再掲します)。
単体重量はハイエンドスマホより軽い204gです。
▲ESR社のケース(Apple Pencilを装着状態で落下保護できるフラップ付き)単体重量。
▲ESRのケースを装着したiPad Proは703g。許せる重さ。
▲iPad Pro+ESRの保護ケース+iCleverのキーで907g。
上の写真で示したように、
・iPad Pro (2021年, M1, 11インチ)
・ESRのケース
・iClever IC-BK08
この3点合計重量が907gなので、Logicool Folio Touchより224g軽いです。すなわちスマホ1台分の重量差があります。
どちらがよいのか?
結局のところ、両方使ってみてどちらもどちらです。
一体型は充電の心配不要で荷物も一個だけで済む。しかし1.13kgと重くキーボードが不要なときでも1.13kgはキツい。
セパレート型はmicroUSBの充電が必要であり面倒であるが、総重量でも907gと一体型より200g以上軽く、キーボードが必要ないときは703gと427gも軽い。
キーボードが不要なとき、両者の差はiPad Pro 1台分の差が出る。
筆者の場合、どちらか一方だけということはなくてその状況で使い分けとなります。取り出してすぐにキーボードを使うようなことが多いことが予想されるのであれば一体型ですし、キーボードを取り出すのは落ち着いてゆっくりできる時だけであればセパレート型です。
ただしこの用途であれば筆者の場合Macbook Pro M1を持ち運ぶことが視野に入ります。通信はiPhone 13 Pro Maxにdocomo 5Gギガホプレミアを入れているのでテザリングもほぼ意識せずMacbook Proの操作だけで繋がります。
まあ、でも、両方の環境があった方が便利ですが、どちら一方ということでれば、前述のとおり自分の使い方でパッと出してパッとキーボードを使いたいシーンが多いかどうかで判断すれば良いと思います。旅行などで宿にいる時しかキーボードを使わないのであれば後者でしょう。
Good luck。