年齢を重ねていくと心理的時間経過が速くなる! 〈前編:原因追及〉

日常生活・猫
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筆者の持論は「体感一年の長さは、年齢の二乗に反比例する」というもので勝手に「あいちゃんの法則」と呼んでいます。もう、歳を重ねるにつれ一月の短いこと。気かついたら一年が無為に終わっていた!などということについて考えます。

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歳をとると時の流れが早く感じる理由

ジャネーの法則

[公式] 日本気象協会
〈ジャネーの法則〉大人になると、どうして早く時間が過ぎたように感じるの?
https://tenki.jp/amp/suppl/rsakai/2018/11/10/28569.html

この説明によれば「(心理的に)50歳の人の一年は人生の1/50であるが、5歳の子供の一年は1/5にあたる」とあります。

これは、まあ、いいとして次の説明の関連がわかりません。

「5歳の子供の1日は50歳の人の10日にあたる」

なにぃ??って感じ。

一見もっともらしいのですが感覚的に全く納得できません。

言い方を変えましょう。

「5歳の子供が感じる心理的な1日の長さは、50歳の大人が心理的に感じる10日間の長さに等しい」

つまり50歳の大人は心理的に5歳の子供の10倍の速度で時間の流れを感じているわけです。

こうかけば少しわかりすくなりましたね。

でもこれでは「あいちゃんの法則」と大きな差がありません。

動画がありましたが基本的に言っていることは同じ。

心理的な現象を説明しようとしていますが、理由については全く触れていないようです。

理由1:感動が減るから

前述の50歳と5歳の違いの例を取り上げます。

5歳の子供は人生まだ5年で未経験のことが多いので、ワクワクドキドキしながら生きている。毎日が新発見の連続です。

しかし50歳になると大人も大人、人生大抵のことは経験済みで、そうそう新発見はなく感動もないまま時はあっという間に過ぎく。

こんな風なことをNHKでチコちゃんもいっていましたね。

そして何の準備もないまま退職年齢に突入し会社を放り出されたりして…。

新しいこと・ワクワクすることが多いと自分にとっての発見も多く1日・1か月がとても充実しているのは間違いありません。

けれどもこの理屈は1日の体感の長さには当てはまりますが、数ヶ月とか単位になると厳しいかもしれません。

理由2:時間管理が緩くなるから

5歳と50歳というよりは、学校時代〜バリバリ忙しく働く日々が続く人と、筆者のように現役リタイアしてハードなスケジュールが無くなった人の違いです。

学校時代を振り返ると、時間割りできっちり管理され、その後も習い事や塾・予備校でスケジュールがみっちりでやるべきことがてんこ盛り。忙しい間の時の流れは一定の時間内にやることがたくさんあるから心理的に時間経過が長くなり、一方やることが少ない忙中閑ありのフリータイムはあっという間におわってしまう。

就職すると決められた細かい時間割は激減するのが一般的ですが、仕事の納期ややるべきことが多数あり、自分できっちり組んでこなしていかないと仕事が回りません。状況は違いますが学校時代と同じようなもの。

余談ですが、この辺りがうまく回せないビジネスパーソンはビジネスパーソンとして失格です。またマルチタスクで仕事をできない人も困りますし総じて評価が低い。だーっと押し寄せる仕事の概略を分析しかかる時間などを自分なりに見積もり、納期も考慮して仕事の順序パズルを完成させます。そして仕事の依頼主には時々必ず進捗報告する。これができない人はダメリーパーソン(ビジネスパーソン・サラリーマンのもじり)。

しかしリタイアすると、そうした束縛が一気に外れてしまいます。

朝起きて食事をしてボーっとワイドショーとか見ているともう昼!そんな経験をされている退職者の方は多いのでは?

そうなんです。

やることが多くてスケジュールがびっしりの時の方が1日、1月、数ヶ月が充実しているので、結果的に時の流れがゆっくりに感じます。

ちなみにこの原稿は今スターバックスでシュガードーナツとラテ(ドーナツとの組み合わせでラテがショートからトールに無料サイズアップ)を頂きながらiPhone 13 Pro MaxとiCleverの二つ折りキーボードを使って書いています。

実は、今朝は深夜に愛猫が妻の布団の上で突然リバースしその始末をして再びベッドに入り、朝起きてからマンションの自治会仕事をして(自治会役員なので)、時計を見て慌てて飛び出しちょっと打ち合わせをして、終わった後そのままスターバックスで原稿執筆。

自分的にはかなりの仕事をしたように感じるのですが、まだ11時過ぎなのです。忙しいときは「まだ11時」ですが暇な時は「もう11時」と感じることが多いです。

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まとめ:歳をとると時の流れが早く感じる理由

筆者個人としてはジャネーの法則は現象を説明しようとしているだけあり、あいちゃんの法則(「体感一年の長さは、年齢の二乗に反比例する」)と大差ない。

時を短く感じる一つの理由は、大人になり経験豊かになるとそれだけ物事への新発見や感動が少なくなり漫然と時間が過ぎてゆくからである。

もう一つの理由は、小中高生〜大学生〜社会人〜引退と遷移するにつれ、細かな時間管理・拘束が少なくなる。スケジュールでいえばびっしりからスカスカになってくるので、ぼっーとしている時が増えてきて気づくと1日が終わり、気づくと1月が終わっている状態になる。

このように後者2つの理由が歳をとると時の流れが速いと感じる2大理由だと考えます。

理由がわかれば対策も可能ですね。明日の後編では対策について考えます。

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