筆者は生活必須端末としてのiPhone 13 miniと情報・カメラ(静止画と動画)・エンターテイメント・若干の仕事端末としてのiPhone 13 Pro Maxの2台を常時持っています。ハイエンド端末は近年のデカ重風潮ゆえ選択に困りませんが、前者の小型は非常に困りますが、SHARP AQUOS sense7(あるいは今後出てくるであろう後継機)にはその可能性がありますので、まずはAQUOS sense7を自腹で手にして見ました。
AQUOS sense7(SIMフリー、SH-M24)概要
仕様
型番 | SH-M24 |
ディスプレイ | 6.1インチ IGZO OLED、1080 x 2432px |
メインカメラ | 50.3MP(メイン), 23mm f1.9 8MP(超広角),15mm, f2.4 |
フロントカメラ | 8MB, 26mm, f2.0 |
サイズ | 約152mm×約70mm×約8.0mm |
重さ | 約158g |
SIM | nanoSIMとeSIM (DSDV対応) |
OS | Android 12(リリース時) Android 13(2023年4月13日配信) |
CPU | Snapdragon® 695 5G |
RAM | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128GB UFS2.2 |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
イヤホン端子 | 3.5φ |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
充電規格 | USB PD3.0 |
充電時間 | 140分(純正SH-AC05使用時) SH-AC05は5V/3A, 7V/3V, 9V/3A, 12V/2.25Aの最大27W |
GPS | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)対応 |
防水・防塵 | IPX5/IPX8, IP6X |
MIL規格 | MIL-STD-810G:1項目、MIL-STD-810H:15項目 |
povoから購入
今回はちょうど解約を考えていたpovo 2.0の回線がありましたので、IIJmioで2023年5月1日までのMNP限定特価で一括29,000円(税込)ですのでそちらを利用しました。
価格.comの2023/04/16時点の最安は45,000円ですのでかなりお得です。
4月1日からギガプランが増量になり4ギガプランが5ギガプランになり、月額は据え置きの税込990円/月と手頃です。
実機ファーストインプレッション
開梱
いつものとおり開梱画像ですが、昔と違って今は付属品はほとんどないので簡素なものです。箱も下の写真のとおり交換用の白箱じゃないかとおもうくらい(笑)。
中身は本体とクィックスタートガイド、スイッチアダプタ(USB TYPE-Aメス→USB TYPE-Cオス)、モバイル補償パックの案内のみです。
AQUOS sense7本体にはガラス面の保護シートなどは貼り付けていなくて、普通にプラの袋に無造作に入っているだけです。今まで数多くスマートフォンを買いましたが、保護シートもはっていないのは初めてです。現実には必要ないと思いますけどね。
本体
本体表面と裏面の写真(下)。カラーはSIMフリーモデル限定の「フォレストグリーン」にしました。
右側面は上端から音量ボタン、電源ボタン、指紋センサーです。
指紋センサーと電源ボタンが別なのはどうなのよ!と思いましたが、実際にはスリープ状態のAQUOS sense7を手に取って電源ボタンを押さずとも、指紋センサーに指を当てるだけでウェイクアップして指紋認証がかかります。
ならば別にする意味があるのかよ?とか疑問。
ハイエンド端末からはすっかり姿を消したイヤホンジャックも健在です。
目立つカメラ
メインカメラは非常に目立ちます。クラス的にはミッドかミッドローという位置付けになるsense7ですが、メインカメラの静止画はそこそこいけそうなものです。
一言でいえばAFが気持ちよく早いです。部屋の隅にいたニャンコにもAIモードで、かなり大袈裟に言えば普及機一眼並にスカッとピンが決まり気持ち良いのはいい意味で予想外です。
指紋認証は微妙
ネットでは指紋認証の認識率について高いという声とダメダメという声があるようですが、経験的には側面に指紋認証がある場合、認識率の良し悪しはケースを外した状態で判断しなければなりません。
使っているケースがタコで、ぎりぎり指紋センサーの部分だけ穴が空いているようだと、皮膚が十分センサーに接しないため人子しない場合が多いようです。
指紋センサーの良し悪しを言うときは必ず裸の状態で論じるべきです。メーカーの評価はケースをつけて評価はしません。
そうは言ってもケースはつけますよね、普通。筆者が使ったのはSpigenのもので写真のように、センサーの周りが削れていて指の皮膚がしっかりと接するようになっています。これはさすがSpigenです。
しかし長く使っているとだんだん認証精度がおちてきて拒否られることが増えてきました。サイドにある細い指紋認証あるあるで、最初はいいけど時間が経つと….という部類です。
他機種比較(筆者手持ち機種)
大きさ、重さについて筆者のiPhone 13 mini、iPhone 13 Pro Max、Pixel 6 Proと実物を並べてみました。
表面を比較している写真は4機種とも全てSpigenのケースを装着していますが、裏面の写真はわかりやすいようにケースを外しています。撮影BOXも出さずに急いで撮ったので酷い写りですが大きさだけ見てください。
重さは実際に持ち運ぶ時の重さ、すなわち保護ガラス(Pixel 6 Proだけは保護ガラスはつけていません)を貼り付けた重さです。
左から、iPhone 13 mini、AQUOS sense7、iPhone 13 Pro Max、Pixel 6 ProでSpigenのケースを装着しています。
同じ並びで下の写真は背面。
重さは下の表の通り。Pixel 6 Pro以外はディスプレイ保護ガラスを貼り付けています。
ケース無し | ケース有り | バッテリー | |
iPhone 13 mini | 147.4g | 178.0g | 2,438mAh |
AQUOS sense7 | 169.2g | 199.6g | 4,570mAh |
iPhone 13 Pro Max | 249.5g | 292.0g | 4,352mAh |
Pixel 6 Pro | 212.5g | 249.5g | 5,003mAh |
AQUOS sense7はiPhone 13 Pro MaxやPixel 6 Proレベルのバッテリー容量でありながら、保護ガラスとSpigenケース込みで200gを切ります。高さ方向がもう少し小さければ良いのですが、それでも現状では十分コンパクトで軽量で常時持ちにはぴったりでしょう。
買い急ぐよりは次機種的な印象でもあります。