見直すべき毎月の支出あれこれ…結構ありますが、適宜見直していますか?

見直すべき毎月の支出あれこれ…結構ありますが、適宜見直していますか?

シニアと呼ばれる年齢になって、悩みの種の一つが毎月定期的に支払っている各種費用ではないでしょうか。現役ピーク時と同等収入が死ぬまで継続すれば悩みにはなりませんが、リタイアした段階で毎月定額支出を見直すのは必須ですね。何があるか、リタイアした立場で今後見直していくべきもののアドバイスです。

保険の類

  • 医療保険(病気とケガの入院・通院)
  • 賠償責任保険(誤って誰かを怪我させた、水漏れで下の家に損害を与えたなど)
  • 火災保険・地震保険(持ち家なら必須でしょう)
  • 携行品保険(大抵は火災保険などの+αになっている)
  • 所得保障保険

医療保険は悩ましい

医療保険は悩ましいところです。ほとんどの医療保険は掛け捨てであり、健康保険制度が充実している日本の場合はあまり必要でないという声もあるようで、それには一定の説得力があります。

通常は入院費用の30%が自己負担になりますが、入院中の差額ベッドは当然として食事代、肌着などの洗濯代、病衣のレンタル代、テレビカード代などは全て自己負担です。健保の自己負担を入れて平均で日額20,700円だそうです(出典:公益財団法人製麺保険文化センター)。これに加えて家族が世話しに来る場合は家族の交通費などもかかります。

2万円として大きなケガや病気で60日間入院すると120万円と高額になります。

預貯金などが潤沢にある人は医療保険くそくらえで構わないでしょう。資産家でなくても万一の医療に備えて200万円かそれ以上はとっておくべきです。

補償以外の医療保険のメリット

万一の備えはあるけど、それに加えて医療保険が必要か?

あればそれに越したことはないですが、医療保険は単にお金だけではないメリットがあります。

  • Aflacのがん保険では「よりそうがん相談サポート」という制度が利用でき、治療の相談・セカンドオピニオンについての相談(医療機関紹介も含む)、生活相談、心の相談。これらはなかなかお金だけでは解決できなところですね。
  • チューリッヒ生命の医療保険では、病気・健康の相談、Webでの専門医への相談、Club Offの優待価格利用など特典があります。

ポイント

医療保険は医療費そのものへの保障は当然として、なかなか相談先がわからないようなことでもアドバイスがもらえる可能性があるので、費用対効果を見定める必要があります。

医療保険は医療費そのものへの保障は当然として、なかなか相談先がわからないようなことでもアドバイスがもらえる可能性があるので、費用対効果を見定める必要があります。

若い時は病気のリスクはあまり大きくないので保険料も安い、歳をとるにつれて病気のリスクが高くなり保険料も右肩あがりで高くなる。しかし収入はリタイヤを境にガクンと下がる。

このジレンマが問題ですが、残念ながら万能解決策はありません。あえていえば医療費をきにしないでいいくらい一生分のお金を稼ぐことくらい…。

リタイアしたら不要になるのが所得保障保険ですね、これは退職したら忘れず解約しましょう。



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生活・娯楽やサブスクの類

  • Netflix、Spotifyなどの映画・ドラマ・音楽の配信サービス
  • CATVやNHK-BS、CS放送受信
  • スマホの通信料金
  • クラウドストレージ(Google DriveやOneDriveなど)
  • セキュリティ対策ソフト(最近はサブスクが殆ど)
  • その他サブスクソフトウェアの料金
  • 新聞購読料(紙媒体、ネットワーク媒体)

<節約術>

  • Netflixは広告付き(790円/月)なら半額近くになります。
  • hulu(1,026円/月)はDisney+(990円/月)も見るひとであれば、huluとDisney+のセットプランにすれば1490円。これは広告なしNetflixと同額。
  • NHK-BSは、マンションで共同アンテナがない(個別設置も不可)でCATV経由でのみ受信でき、なおかつ「トランスモジュレーション方式」といいセットトップボックスがないとBSを見られない環境であれば、CATVを解約すればNHKは衛星放送解約に応じてくれる。

    <参考記事> BSを見ないのでNHKの衛星契約を解約した

    壁面アンテナ端子にBS TV挿せばBSが映るような環境でBS受信可能テレビを設置した場合は「衛星系によるテレビジョン放送を受信できるテレビジョン受信機を設置した者は衛星契約を締結しなければならない(放送受信規約第1条第2項)」により衛星契約は義務となります。見る見ないは無関係です。
  • クラウドストレージは厳選して使います。

    <参考記事> Google DriveとOneDriveのどちらを使うべきか?選ぶポイントは?
  • セキュリティソフトは長期間・複数デバイス契約がお得です。
  • 紙の新聞は結構高いので、家族が読むかどうかの状況ではデジタル版のWeb購読だけにしたほうが良い可能性もあります。
    毎日新聞デジタル(9,240円/年)を購読すれば、月額2,954円必要なWall Street Journalの購読が無料で付いてくる。WSJを読む人なら逃さないてはありません。
  • スマホでMVNOは必ずしも得ではない
    MVNOはやはりピーク時間帯ではかなり遅いですが、UQmobileやY!mobile、ahamoといったキャリアセカンドブランドはキャリアと差がない。
    さらに高齢者割引みたいなのもあって、通話定額が割引になったりする場合もあるし、CATVや固定ネットワークとの併用割引も使える場合がある。

    筆者のiPad Proは自宅にJ:COM NET契約があるので、UQの15GB/月(翌月繰越あり)で2,093円でauクオリティです。Zenfone 10は同じくUQで通話放題をつけて2,973円/月。 何度かMVNOも使いましたが、やはり速度問題が非常に大きくて今はMVNOには手を出さないことにしています。

マイカー

筆者宅は駅から数分、ショッピングセンターもすぐ近いこともあって、昔から自家用車は所有しておりません。

車に全く興味がありませんし、前述のような環境ですので週末ですら乗らない。アウトドアの趣味はないですし、旅行は電車と飛行機を使うのが好きです。

と、こういう人間が集まった家族には自家用車は不要。

筆者のケースではどうしても必要になればタイムズカーシェアとかのほうが総額では絶対得です。筆者宅周辺にもタイムズカーシェアがすごい勢いで増殖していますしね。

<参考記事> FPがガチ検証!マイカーとカーシェアはどっちがオトク?(2023/07/31)

まとめ

月々支払いが発生するものに関して、節約王道はなくて地道に少しずつ見直していくしかありません。

年に一度は保険を含めて全ての定期支出を見直しましょう。



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