SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS CAPSULE3 PRO」がAmazonで50%オフで購入することができたので、すかさずポチりました。iPhone 15 Pro Maxで主に映画配信などを観る時に使っていますが、実売4,240円のイヤホンとは思えないコスパの高さです。
SOUNDPEATS CAPSULE3 PROについて
発売されたのは結構前になり2022年12月26日ですが、現在も販売されておりヨドバシ.comでは9.480円の価格がついています(2024/10/11時点)。
アクティブノイズキャンせリグ搭載で実売1万円を切る比較的お手頃なカナル型完全ワイヤレスイヤホンです。
主な仕様
主要な仕様は以下の通りです。
コーデック:AAC, SBC, LDAC
重さ:イヤホン本体の片側で約5g、充電ケース+イヤホンで約48g
防水:IPX4(水の飛まつに対して保護)
バッテリー:イヤホン各50mAh、ケース500mAh
持続時間;連続再生8時間、
充電ケース併用で約52時間
充電ポート:USB Type-C
技術適合証明:TELEC認証番号:018-220385
価格.comレビュー
- 満足度:4.60(12名)(カテゴリ平均4.24) 5段階評価で★3個以下の低評価は無し
以下、項目ごとの投票平均値ですが( )はカテゴリ平均値です。
- デザイン:4.23(4.18)
- 高音:4.53(4.14)
- 低音:4.49(4.12)
- フィット感:4.36(4.08)
- 外音遮音性:4.30(3.80)
- 音漏れ防止:4.47(3.79)
- 携帯性:4.51(3.85)
レビュー件数は12件と多くないですが、どの項目でも平均を上回っているようです。
写真で見るCAPSULE3 PRO
パッケージはごく普通(写真下)。
最近の完全ワイヤレスはどれもこれもAirPodsと同じような形状(写真下)。
装着時に外側に来る側に銀色のタッチセンサーがあります(写真下)。
ケースは丸っこくてコンパクトで手へのの収まりがよく持ちやすい(写真下)。
付属品はイヤーチップ(SとL)、充電用のUSB-A/Cケーブルです(写真下)。
購入時はイヤホンの充電端子がテープでカバーされていますのでこれを剥がします(写真下)。
見た目では特に変わったところはありません(当たり前!)
タッチ操作のまとめ
この手のイヤホンで複数機種・メーカー使っていて困るのが、タッチ操作がそれぞれバラバラというか似て非なる操作です。
機種により音量操作はできないものもあれば、電源オンオフまでできるものもあったりします。
CAPSULE3 PROの場合、タッチ操作以外では、ケースからイヤホンを取り出すと電源ONで、ケースに戻すとOFFなのはほとんど全ての完全ワイヤレスイヤホンと同じですが、イヤホン単体でも電源ON/OFFが可能なのがいいですね。
下記の操作早見表では左右の違いを記載していないものは、左右どちらでもOKです。
やりたいこと | 操作 |
---|---|
電源ON | 1.5秒ロングタップ |
電源OFF | 10秒ロングタップ |
再生/停止 | ダブルタップ |
音量UP | 右側タップ |
音量DOWN | 左側タップ |
次の曲 | 右側を1.5秒ロングタップ |
着信拒否 | 着信中に1.5秒ロングタップ |
通話切替※1 | 通話中に2秒ロングタップ |
ペアリング | 充電ケースのボタンを3秒ロングタップ |
音声アシスタント起動 | 右側をトリプルタップ |
ゲームモード有効/停止 | 左側をトリプルタップ |
モード切り替え※2 | 左側を1.5秒ロングタップ |
太字のものだけちゃんと覚えておけば概ねOKだと思います。
電源ON/OFFがイヤホン単体でできてしまうのが特徴です。
左右どちらでも10秒以上触り続ければOFFになります。ONにするにはケースに一旦戻して取り出すという当たり前のやり方以外に、左右どちらでも1.5秒以上タッチすれば電源ONになります。
いろいろなイヤホンを使ってきましたが、戻る操作がないものは初めてです。
自分の耳で少しきつめのイヤーチップを選ぶ
出荷時はMサイズが装着され、同梱でSとLが入っています。
カナル型イヤホンでは、きつめのイヤーチップを選ぶのが低音がスカスカにならず、外音も入りにくくなります。
筆者の場合はどのメーカーでも「L」に取り替えていますが、CAPSULE3 PROも例外ではなく「L」が低音もよく出て外音の遮音性も高くなります。
単に耳に差し込むのではダメで、耳穴に入れたあと反対側の手で耳たぶ付け根を後ろ側面(右耳なら右後ろ)に引っ張ります。すなわち耳穴を少し広げてやるわけで、その状態でしっかりと差し込みます。
しっかり装着することでノイズキャンセリングをオフにしていても遮音性はかなり高くなります。
装着がゆるゆるだと低音は出ないし高音もでないというポケットラジオのような音になります。音がしょぼいと思ったら、装着方法を見直してください。
使った感想
フィット感
イヤーチップのサイズはSONYなどに比べると奥行き浅めで大きめです。
したがってイヤーチップを耳のサイズおり少し大きめくらいにして、耳たぶを後ろに引っ張りながらしっかり押し込まないとゆるい感じになります。
ですが、きちんと装着すればしっかり耳にはまっている感じになり、走った程度で落ちたり装着が緩くなったりすることはありません。
遮音性
きちんとイヤーチップを選んで装着すれば、ノイズキャンセリングを使わなくてもかなり高い遮音性があります。
環境によりますが音楽を流していなくても会話は難しいと思います。
遮音性が高いのでノイズキャンセリングはなくてもほぼ問題ない感じで、屋外で使うときはその遮音性の高さゆえにパススルーモード(外音取り込み)にしておくことを強く推奨します。
ノイズキャンセリングの効果
正直なところこれは価格なりであり、あまり過度期待しないほうが良いです。
そもそもノイズキャンセリングの効果が、売価4倍以上のSONY WF-1000XM5(ヨドバシ価格41,800円)、BOSEのBose QuietComfort Ultra Earbuds(ヨドバシ価格39,600円)と同じ訳がありません。WF-1000XM5のノイズキャンセリング効果は全く別世界のものとも言えますので、いくらコスパが高くてもCAPSULE3 PROはその足元にも及びません。
少なくともノイズキャンセリングONにして装着すると静寂が訪れる….ことはありません。
ノイズキャンセリングはないよりマシ程度ですが、それでも筆者がジムトレーニング時などで使っているGalaxy Buds FEに比べればかなり効きは良いと思います。
音質
前述のようにしっかりときつきつに装着しているという前提で、イコライザフラットでは低音は出過ぎず控えめ、高音はキンキンせずちょうど良いですが、このあたりは個人差・年齢差により相当変わります。
低音は少々おとなしく感じますので、そのままではEDMなどには物足りないのでイコライザで補正したほうが幸せかもしれません。
イコライザは「SOUNDPEATS」アプリ(AppStoreまたはGooglePlayからダウンロード)で利用できます。
半額の5,000円でお釣りが来る金額で買えるイヤホンとしては、コスパ超絶高すぎる感じです。
ヨドバシ価格の9.480円としてもコスパは高いといえます。
パススルー(外音取り込み)の効果
外音取り込み機能に関しては、なかなか再生音量と外音の音量バランスが難しいですが、特に劣っているとか優れているということは感じません。
遮音性はかなり高い(くどいですがイヤーチップをちゃんと選んで装着した場合)ので、パススルーは重要です。
室内ですぐ近くでTVのバラエティ番組がついていて、iPhone 15 Pro Maxで中島みゆき「麦の唄」を聴きながらパススルーをONにすると、TVの音声は何を言っているのかわかりませんが何か言っているのはわかる程度、家族との短い会話はまあどうにか成り立つ感じで呼びかけられたのはちゃんとわかります。
ノイズキャンセリングをONにすると、TVの音声も何か人の声は聞こえますが内容は不明。家族からの呼びかけには気付けない可能性があります。
総評
Amazonなどで割引セールで安く買える場合は、買って損はないと思います。
高い遮音性はかなり評価でき、音質のバランスはSOUNDPEATSアプリのイコライザで好みに調整すればOKです。
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