キャリアは高い・MVNOは遅いと嘆く貴方に贈る、サービス改定で大接近の2大セカンドブランド Y!モバイル と UQ の比較情報

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キャリアのスマートフォン料金は高いが、MVNOは遅くて使えないと嘆いている貴方。わかります、わかります、筆者もMVNOをいくつか乗り換えましたが、どれも不満たらたら。でも、セカンドブランドという第3の選択肢があります。どの速度測定サイトでもUQモバイルとY!モバイルはキャリアに匹敵する速度を記録しています。事実上はそれぞれauとSoftBankのセカンドブランドであり、MVNOとは異なる存在です。

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セカンドブランドとは

サブブランドとも言います。

ファッションの世界では、旗艦ブランドの価値を維持するためにより低価格で投入されるブランドのことでして、旗艦ブランドは上位ランクのブランドなんだぞということを示すためのフランカーブランドとしての位置づけもあります。身近なところではUNIQLOとGUみたいなものです。ちょっと例えが庶民的すぎますか…。時計だとSEIKOに対するセカンドブランドのALBAが相当します。

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セカンドブランドとしてのY!mobileとUQ mobile

モバイルの世界でも同じ構図があります。

企業名旗艦ブランドセカンドブランド
ソフトバンク株式会社SoftBankY!mobile
KDDI株式会社
沖縄セルラー電話株式会社
auUQ mobile(※)

UQ mobileについて
UQ mobileは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供するMVNOとしてのサービスブランドです。UQコミュニケーションズ株式会社は本稿執筆時点においてKDDIが32.26%の株を持っているKDDIグループの会社ですが。2020年10月1日を効力発生日 (予定) として、会社分割により、UQ mobile事業 (SIMカードによる通信事業)をKDDIが継承し、名実ともにauと同一経営のもとでの展開となります。

巷の比較サイトなどではY!mobileをMVNOに入れていますが、Y!mobileとSoftBankはソフトバンク株式会社が運用しているモバイル通信回線網を利用しています。提供する料金やサービスなどで両者に重複がないようにしているわけです。

UQはそういう意味では現時点では立派にMVNOですが、なぜ他のMVNOより圧倒的に速いのかは外野では正確にわかりません。推測できるのは、LTEなどのモバイル通信ではUQはMVNOですが、一方でWiMAXをもっておりWiMAXは完全に自社回線のMNOの立場です。

推測できるのは、KDDIとUQはモバイル通信に関してはMVNOとしての契約になるが、他のMVNOと違うのはKDDIがUQの持つWiMAXを利用することでその費用がUQに流れ込み、それを回線設備増強費用として投入できる余力があるのではないかということです。

が、それにしても、他のMVNOと違いすぎますので、そこはグループ会社としての何らかのメリットがあるの「かも」しれません。

いずれにせよ、

(事実上)auやSoftBankのセカンドブランのであるUQ mobileやY!mobileはMVNOとは比較にならない通信速度がえられる

のです。

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Y!mobile と UQ mobileのプラン改定

最近になってY!mobileとUQ mobileのプランが改定されて、よりユーザーフレンドリーなものになりました。

ここからは両者のプランを比較してみましょう。

料金比較

料金については、初期半年とか一年の期間限定割引を除いた通常料金のものです。

ブランドUQ mobileY! mobile
プラン名スマホプランRスマホベーシックプランMスマホベーシックプランR
データ容量10GB/ 月10GB/ 月14GB/ 月
データ翌月繰り越しX
低速モード速度1Mbps
(データ消費ゼロ)
1Mbps
(データ消費ゼロ)

低速モード切り替え任意に高速/低速切り替え可能容量オーバー時のみ適用
月額(税別)2,980円/月3,680円/月4,680円/月
国内通話24時間かけ放題1,700円/月X
国内通話10分以内かけ放題700円/月0円/月
国内通話最大60分かけ放題500円/月X
家族割引子回線を▲500円/月子回線を▲500円/月
その他割引XYahoo!プレミアムの508円/月が無料
契約解除料なし 

どこに重点を置くかです。

・データ容量10GBで国内通話10分かけ放題が必要 → UQ mobileとY!mobileは同額の3.680円
・データ容量10GBで国内通話10分かけ放題が不要 → UQ mobileは2,980円、Y!mobileは3,680円
・データ容量10GBで国内通話10分かけ放題で必要、現在Yahoo!プレミアムを使っている人 → UQ mobileは3,680円に加えてYahoo!プレミアムの508円が必要、つまり4,188円/月。Y!mobileならば3,680円。

月額料金は、
国内通話かけ放題の必要有無
Yahoo!プレミアムを現在使っており今後も使うかどうか
でどちらが安いかがかわります。

データ容量比較

データ容量に関しては文句なくUQ mobileの圧勝です。

使いきれなかったデータ容量について、UQ mobileは翌月繰越できるが、Y!mobileは繰越は一切不可である。
1Mbpsの低速モードは、UQ mobileはアプリで任意に高速と低速を切り替えできるが、 Y!mobileは容量超過時のみ。

特に、UQ mobileの低速モードの使い勝手の良さは立派です。

筆者はUQ mobileのスマホプランRをHUAWEI Mate 20 Proで使っていますが、普段は低速モードにセットしています。
この低速モードで何が不自由なく使えるか?

・facebook/LINEなどのSNS
・メール送受信
・音楽ストリーミング利用(Spotify)
・Radikoの利用
・Netflixでの映画鑑賞

特に驚いたのは電車内でNetflixの映画が(事前ダウンロードせずとも)問題なく鑑賞できたことです。

逆に高速でないときついのは写真の多いサイト。

Instagram(ほとんど使いません)
AmazonやYahoo!ショッピングなどのショッピングサイトやショッピングアプリ

このときは素直に高速モードに切り替えればよいだけです。

UQ mobileのスマホプランRでは、低速モードと高速モードがアプリあるいはウィジェットで簡単に即座に切り替えができますので、通常は低速モードにしておく使い方がおすすめです。

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オススメ

月額料金は、どちらをとっても無料通話の必要性やその内容、Yahoo!プレミアムを現在つかっているか否かでかわりますが、大差はありません。

大きく使い勝手に影響するのが、UQの1Mbps低速モードです。任意に高速と低速を切り替えができますが、低速ではSNSはもとよりSpotifyなどの音楽ストリーミングやRadiko、そして驚くべきことにNetflixの映画が問題なく鑑賞できていますので、低速モードを常時使用し、必要なときに高速に切り替える使い方ができるUQ mobileが筆者のオススメです。

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