せっかく金沢へ行ったのに密密で….。これはコロナ禍の現在、避けたいところですよね。どういうときにどういうところが混むのか、これまでの金沢旅行経験を元に紹介します。このような密をさけぜひ金沢を楽しんでください。
コロナ禍の旅行の重要な注意
旅でコロナに感染しない・させない重要なポイントをこの連載では毎回記載します。
・同行者は日常寝食をともにする人限定(家族とは限らない)もしくは一人旅。
・日常寝食をともにしない家族は他人なので同行厳禁。
・どこも密になる連休時期は絶対行かない。
・観光客が集中する週末の有名観光ポイントは行かない。
・ガイドブックの有名店は観光客が集中するので、地元民が好む美味しい店を狙う(地元の人に教えてもらう)
・美味しい店でも密になる構造・換気の悪そうな店は入らない。
・携帯用手指消毒剤を持参し、不特定多数が触れたものに触れたあとは必ず消毒。
・食事では料理が来るまでマスク着用、食べ終えたらマスク着用。
かなりきつい制約ですがこれらを厳守することが大前提だと考えます。
皆が守らないで好き勝手にやると必ず感染拡大し、二度目の緊急事態宣言不可避に陥り、経済ガタガタ、JALもANAも倒産、繁華街の飲食店も続々倒産で食べるところがなくなるなんてことになりかねません。
それができないならコロナが落ち着くまで旅を控えるべきです。
混雑するとき
一番混雑するのは紅葉さなかの11月の連休だと思います。
紅葉の兼六園・金沢城公園、アメリカ楓通り、卯辰山、どこをとってもとても美しく絵になります。
でも皆さん考えることは同じです。
一番混む時:
・秋の紅葉時期の連休(特に三連休)や土日でしょう。
コロナに関わらず、秋の金沢の土日は本当に人が多くなります。
混雑する場所
兼六園の一部
屋外の広大な庭園ですので、人が比較的多くてもあまり問題ではありません。
兼六園といえども徽軫灯籠(ことじとうろう)の付近はとても混雑します。
有名なところなので一度はみたいですよね。
経験的には兼六園は午前中のほうが人は多いようですが、徽軫灯籠(ことじとうろう)から霞ヶ池のほうに向けて写真を撮るには完全に逆光になるので午後の夕方まえ15時ごろがおすすめです。
金沢に多いシトシト雨の日も兼六園は観光客は激減しますが、実は晴れた日以上に風情が出て良いものです。
バス停の兼六園下・金沢城から入るとほとんどの人は最初の料金所である桂坂口から入りますが、人が多いとここは長蛇の列になることがあります。そういうときは茶店街をまっすぐ歩いた先にある連地門口(れんちもん)から入ると良いですよ
午前中に到着した観光客がホテルやコインロッカーに荷物をおいていの一番に向かうのが兼六園ですから。
近江町市場
どんなガイドブックでも兼六園と近江町市場はかならず載っていますね。
地元の方が「おみちょ」と呼ぶところで、ガイドブックでは金沢市民の台所みたいなことを書かれています。
今ほど金沢が観光メジャーになるまでは確かに地元民御用達だったそうです。筆者が金沢へ行き始めた最初のころは近江町市場を歩くのは観光客より地元の方が多い感じでした。
しかし、新幹線開通あたりから観光客激増で、お店の方も地元の方から観光客にターゲットをあてるようになり、地元の方の話では値段も高くなり日常で買いたいものが減ってきたということらしいです。
近江町市場は、土日・3連休や雨の日などは観光客で密密になりますのでそこは絶対避けて、それでも行くなら晴れた平日の朝早めがおすすめです。市場なので朝は早いですし観光客は朝遅めです。
金沢21世紀美術館
ここはちょっと変わっていて、無料でも結構いろいろ見られて楽しいですが、有料展示のほうはチケット購入の列が長いです。
有料展示ゾーン・企画展示などのチケット購入は、土日・連休では長蛇の列になることが多く密密になりますで、土日や連休の場合は無料ゾーンを楽しみましょう。屋内スポットですので、雨の日も混雑します。
タレルの部屋はなにもない部屋で天井がぽっかり四角くあいています。
しとしと雨がふっていたりすると部屋の中央で雨が降り、雪のときは部屋の中央に雪が積もるというシュールな光景が楽しめます。
ボーッと座って四角い青空を眺めるのも心安らぎます。
ひがし茶屋街
これまたガイドブックには必ず載っているところです。
屋外スポットですが、春秋で天気の良い土日や連休はかなりの人出になります。
行くなら、平日かシトシト雨の降る日です。
金沢は雨が多い土地で「弁当忘れても傘忘れるな」というくらいで晴れていても傘を持っている人をよく見かけます。
多くの場合、風情あるしとしと雨ですので、そういう時を狙って出かけるのも逆に密を避けることができます。
観光客は雨を嫌がるので、雨の日は屋内の金沢21世紀博物館や近江町市場などは混雑します。
一方、シトシト雨ですと、屋外の兼六園やひがし茶屋街は人が激減しますので、逆におすすめです。
シトシト雨のひがし茶屋街は実に風情があっていいものです。
まとめ
土日・連休のときは、兼六園(徽軫灯籠(ことじとうろう)の付近、近江町市場、金沢21世紀美術館(有料展示のチケット売り場)、ひがし茶屋街は密密になりますので避けることを強く推奨。特に近年は近江町市場の混雑がかなり酷いときがある。
雨の日は近江町市場、金沢21世紀美術館などの屋内スポットは混雑するので、平日晴れた日の午前中が良い。
金沢に多いシトシト雨の日は、観光客は兼六園やひがし茶屋街はスカスカになるが、実は晴れた日以上に風情があるので逆にシトシト雨を狙っていくことをおすすめ。密密も避けられて一石二鳥です。