MM総研のデータによれば、スマートウォッチの販売台数は右肩上がりに伸びているそうです。読者の皆さんの中にも、まだスマートウォッチは使っていないけれど、お家時間が多くて旅行も行かないからお小遣いが浮いて来ているので買えそうだ!とかあるかもしれません。そこで、スマートウォッチの始め方指南です。
スマートウォッチの販売台数は右肩上がり
MM総研の2020年09月24日プレスリリースでスマートウォッチの販売台数が右肩上がりであることを報じています。
具体的なデータはこちらを御覧ください。
筆者が最初に使ったスマートウォッチは、スマートウォッチというよりは活動量計というべきもので、「GARMIN vivosmart J」です。
以来、Apple WatchやGarminを中心にいろいろ使ってきました。
Garminだけをとりあげるとこんな感じであります。
購入時期 | モデル | 睡眠モニター |
2015年3月 | vivosmart J | X |
2015年10月 | vivoactive J | ○ |
2016年8月 | vivosmart HR J | ○ |
2017年7月 | vivosmart J HR+ | ○ |
2018年2月 | vivofit 4 | X |
2019年9月 | Instinct | ○ |
2020年2月 | vivosmart 4 | ○ |
2020年5月 | vivomove Style | ○ |
2020年12月 | Instinct Dual Power | ○ |
他にFitbitやApple Watch、HUAWEIやXiaomi、Amazfitなどいろいろ。
MM総研のレポートではないですが、右肩上がりのカーブとともに筆者のスマートウォッチ・ヲタク度も加速しています(笑)。
そんな経験から「初めてスマートウォッチに手を出してみよう」という方のための簡単な指南です。
第1の原則:低価格スマートバンドでスタート
ファーストスマートバンド
使ったことがないと、理屈ではどんなものかわかっていても実感がわかないと思います。
原則1:初めてのスマートウォッチは、低価格のスマートバンドを選べ!
これは次のような理由によります。
・いきなり高価なものを買って自分に合わないと凄く後悔する。
・スマートウォッチなるものにまずは慣れる。
・最近は低価格でもスマートウォッチとしての機能はほぼカバーしている。
・低価格なもので、自分にとって重要な機能を見極め、次のステップにつなげる。
流行に乗って手を出したが自分には使いこなせないとか不要なものであるといったことがわかるかもしれません。
使ってみたら自分に重要なのはメールやSNSの受信通知機能だというのがわかったので、それにより適したものを次は選びたいといったことになるかもしれません。
いろいろ機能があるけど、結局使うのは時計と歩数だけなので、この安いヤツで十分じゃん!かもしれません。
まずは最低限の投資で..
・何ができるのか?
・自分にとって重要な機能は何か?
を見極めましょう。
おすすめの低価格スマートバンド
この目的適した1万円未満の機種(リンクは価格.com)
・HUAWEI Band 6(24時間血中酸素[SpO2]測定対応)
・HUAWEI Band 4
・HUAWEI Band 4 Pro (GPS対応)
・Xiaomi スマートバンド4
・Amazfit Band 5 (血中酸素[SpO2]測定対応)
いずれも、睡眠モニター・心拍モニター・歩数計が備わっているものです。
筆者がおすすめするとしたら以下の3つのどれかでしょう。
値段で攻めるならXiaomi スマートバンド4一択。我が家では妻がiPhoneとペアリングして使っています。時刻と歩数くらいしか見ていないようですが….。最安3千円でお釣りがきます。これなら後悔しないでしょう。
意外に長く使えそうなのがAmazfit Band 5 です。これについは当ブログでも紹介しておりますが、Xiaomi スマートバンド4と全く同じ形状なので、Xiaomi スマートバンド4のサードパーティ製替えバンドが使えます。
HUAWEI Band 6は最新モデルでして、24時間血中酸素レベル測定にも対応しています。本体サイズはXiaomi スマートバンド4より長さは短く幅があります。リストバンドをより微妙に時計っぽい感じがしますので、反対側の手に普通の時計をつけると、場合によっては両手に時計に見えてしまう可能性もあるのが難点です。
ただし、HUAWEIは米中関係悪化の影響によりGoogleを利用できなくなっておりますので、HUAWEI独自アプリはGoogle Playからダウンロードできず、HUAWEIのApp Galleryを利用せざるを得ない(Googleから見ると野良アプリになる)可能性もありますので、Android利用者でHUAWEIスマートウォッチやスマートバンドを使いたいという場合には、その点事前に承知しておかねばなりません。
第2の原則:Appleかそれ以外か?
iPhoneユーザーの場合
貴方がiPhoneユーザーであれば当然Apple Watchも視野にあるでしょう。
経験的にiPhoneユーザーなら当然ファーストチョイスです。
機能的にも素晴らしい!
ただし、数日~7日程度バッテリーが持つのが当たり前の昨今のスマートウォッチの中で、持っても1日半から2日程度が限界という群を抜いたバッテリー駆動日数の短さ。
なんといってもこれが最大の難点です。
それが故に..
・血中酸素の連続測定はできない
・基本は常時表示なし、常時表示するとバッテリー駆動時間が短くなる
…といった難点があります。
バッテリー駆動時間の短ささえ納得できるならApple Watchは最良の選択の一つでしょう。ただしくどいですが、バッテリー駆動時間は第1の原則で手にしたスマートバンドより短いのは間違い有りません。
AndroidユーザーおよびApple Watchに興味のないiPhoneユーザーの場合
ここではApple Watchは対象外。
残るメーカーはGarmin、Fitbit、Huawei、Xiaomi、Amazfitあたりがメジャーです。
・アスリートなのでスポーツのトラッキングを優先→Garmin
・日常生活のデータを重視→Fitbit(ただし詳細分析は月額サブスクの有償サービスが必要)
・Androidスマートフォンとの相性と機能の豊富さを重視→Xiaomi、Amazfit、(HUAWEI)
こんなところです。
HUAWEIを()に入れたのは前項で書いたように、地政学的リスクの影響を受けているからであり、両手をあげておすすめ…とは言いかねるのが実態。
上記のPOINTは大きな傾向です。
まずは自分が重視したい方向性を第1の原則であるスマートバンドをしばらく使ってみて見極めましょう。
特にエクササイズやスポーツのトラッキング重視なら、その経験が長く種類も多いGarmin一択です。
特にGarminで半透過型MIP液晶モデルを使うと屋外でのスポーツ時でもハッキリ見えます。他のAMOLEDやOLEDだと晴天下ではほとんど見えなくなることを覚えておきましょう。
屋外で使うことが多いならGarminの半透過型MIP液晶モデル
睡眠分析などを重視したいならFitbitが抜群
いかがでしょうか?
まとめ
初めてのスマートウォッチは数千円程度のスマートバンドから初めて、自分に必要な機能を見極めよう。
第2のステップでは、iPhoneか否か、スポーツ重視か日常生活重視かで選ぶメーカーが違ってくる。