旅客機に乗る時に絶対通らねばらないのが保安検査です。保安検査場の列を見ていると、飛行機に乗り慣れている人なのか滅多に乗らない人なのかすぐわかってしまうわけですが、できるだけ他の方を待たせずにスムーズに通りたいものです。
保安検査は混んでいる
曜日・時間帯・空港によりますが、数少ない国内外での搭乗経験からいうと、混んでいることのほうが多いです。
夏休みなどで混雑するのは当然として、羽田空港は平日の早朝もビジネス客で結構な列ができます。
下の写真は10月平日の朝7時台前半の羽田空港第1ターミナルの保安検査Fゲートですが結構な検査待ちの列でした。
筆者はJALはJGC会員・ANAはSFC会員ですので、JALでもANAでも各々の専用チェックインと専用保安検査を通れるわけで、上のような混雑に巻き込まれてヤキモキすることはありません。
国内線利用時に、上級会員ステータスがあることの最大のメリットはラウンジとか優先搭乗といったどうでも良いことじゃなくて、チェックインと保安検査が専用のものを使えることだと思います。
その次が良い席を取りやすくなることでしょうか。
筆者がステータス修行をすることになったきっかけは妻との札幌旅行の復路において、新千歳空港でのウルトラ超絶長蛇のチェックインの列でした。1時間近く待ったと思います。ああ、もういやだ、隣のステータス会員専用カウンターはガラガラ。もうこれっきゃない!
上の写真と同じ日時ですがJGC専用チェックインはガラガラでしたが、JGC専用保安検査はめずらしく部屋の外まで列ができていました。
JALのグランドスタッフの方にチェックインのときに聞いてみると、6時台はがらがらだったが7時になるといきなり混んできたとのこと。
まあ、羽田に6時台でチェックインできるのは近い人か前泊した人でしょうねぇ。
ステータス保持者専用の保安検査は皆さん乗り慣れているので一般の保安検査よりスムーズに進みます。
一般レーンはめったに乗らない人も多数いらっしゃいますので、金属探知機を通るまでに結構時間がかかっていたりします。
保安検査は通る前の準備が勝負
保安検査では身につけたすべての金属類を外すことが求められます。
以下のようなものはポケットなどから出してバッグに入れてX線を通すか、備え付けのトレイに全部乗せるか。
- 財布(紙幣だけで硬貨が入っていない金属部のないものならOK [紳士もの札入れとか])
- スマートフォン・携帯電話・モバイルバッテリーや充電器
- 硬貨
- 鍵
- 腕時計(経験的に樹脂ベルトのApple WatchやGarmin Instinct Dual Powerは装着のままで無問題)
- 大きな金属アクセサリー
- バックルが大きな金属製のベルト
ざっくりこんなところでしょうか。これらは列に並んでからではなく、できれば列にならぶ前にはずしてバッグなどに仕舞いましょう。
筆者は列に並ぶ迄にスマートフォン・財布はショルダーバッグの中に放り込んじゃいます。
海外では筆者はポケットに小銭を入れているるので、それは全部取り出して小さなトレイに入れちゃいます。周囲の外人男性も皆さんそうですね。日本ではポケットに直に小銭を入れる男性は多くないようなのですがトレイに小銭を入れた場合は取り忘れに注意。
これらとは別にバッグの中のPCやタブレットは取り出して単独にトレイに乗せる必要があります。
ジャケット、ジャンパー、コートなども脱いでトレイに載せねばなりません。
結局、多くの場合は以下の様に各々を載せた複数トレイを使うことなります。
・バッグ(持ち込みのショルダーバッグなど)
・小銭やスマホ
・コートやジャケット、ジャンパー
・パソコンやタブレット
これらは重ねておいてはいけません。バッグは立てるのではなく横に寝かせます。
ちなみに保安検査ではチェックインのときに提示したQRコードやカードと同じものを提示し、搭乗前も同じです。情報が同じならQRコードでもスマホでも良かろうということはないです。
筆者はチェックイン・保安検査・搭乗ゲートでは全てICカード(JALカードやANAカード)を出しています。
見ているとスマホをかざして結構うまく行かなくてトラブっている人をみかけます。保安検査だとかざしたスマホをトレイに乗せてX線を通さないといけません。
個人的にはいかなる操作も必要としないのでトラブル率が低いICカードをオススメしたいところです。JALカードやANAカード、JGWカード、ステータスカードなどです。
搭乗ゲートで、スマホをかざしてうまく行かずに焦っている人見かけませんか?
出張でしょっちゅうスマホでチェックイン~搭乗してなれているなら別ですが、ま、普通はICカードや紙が無難です。
自動チェックイン機でも紙の搭乗券は発行できます!
以下の記事は筆者の2年ほど前の記事なのでひょっとしたら多少違っているかもしれませんがご参考までに。
手持ちのキャリケースなども今は自動にも続け入れが可能です。
街歩きで持つショルダーバッグやトートバッグ以外は全部あずけちゃって身軽になって保安検査場に向かいましょう。
まとめ
レジャー客の多くなる時期には保安検査も不慣れな乗客で混雑して時間がかかるので、かなり早めに空港にいくこと。
保安検査の列に並ぶ前に持ち込みショルダーバッグの中に、財布や小銭・鍵・スマートフォンなどはしまい込む、PCやタブレットは取り出すなどして検査直前にあたふたしないように。
チェックインや保安検査、搭乗にはICカードや搭乗券、eチケットお客様控えなどを使い、スマートフォンは避けるほうが良い。