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Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)が旅行用に最適

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前から気になっていたけど、価格に怯んで書いそびれていた「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」が、Amazonで安くなっていたので買いました。スタパ齋藤氏がケータイWatchの記事で取り上げておられたので思い出してAmazonをチェックしたらお買い得だった次第です。同氏の記事の記述と実物ではちょっと感じ方が違うところもありますので、合わせて紹介します。

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Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)とは?

USB-Cポートx2、USB-Aポートx2を搭載したAC充電器なのですが、ACのアウトレットが2口あります。USB出力の状態がリアルタイムで表示されるディスプレイ搭載が最大限の特徴です。

スペック

型番:A9128NF1
サイズ:162 x 79 x 18mm
重さ(実測):312g(本体のみ)、435g(ACケーブル込み)
AC入力:100-125V~50/60Hz・12A
ACアウトレット:2口、100-125V・50/60Hz・12A (定格電力1000W)
ACコード:機器側は専用の3Pコネクタ、長さは1.5m
DC出力:使用ポート数により異なる(下図参照)

DC出力は、1ポート利用ではUSB-Cは140W、USB-Aは12W(5V/2.4A)が最大となります。2ポート利用ではその組み合わせによって異なります。

2ポート以上の同時では、USBジャック側から見て一番左のUSB-Cは65W、左から2番目は65Wないし60Wが最大となります。

この容量の大きさゆえに、ほとんどのモバイルノートPCに給電できますし、おそらく2台同時給電も問題ないでしょう。

ACケーブルの機器側は特殊な3Pコネクタで失くしてしまうと厄介です。

ACアウトレットのほうは、プラグを差し込むと飛び出てくるギミック搭載です。

フットプリントはケースに入れたiPhone 15 Pro Maxとほぼなじで厚みが増している感じです。

重さについて

重さはスペックシートでは300g(本体)ですが、実測ではもう少し重いです。

付属ACケーブルも入れるとそれなりの重さです。

付属のケーブルタイでまとめるとこうなりまして結構嵩張ります。

<P4210001.jpg>

スタパ齋藤氏はケータイWatchの記事の中で「細めでしなやかなので巻きやすく嵩張りにくい」と書かれていますが、ACコードの実物は結構太くて巻きづらく嵩張ります。ケーブルには「JET2323–12009-1003」の記載があり、JET(電気安全環境研究所)で認証された二重被覆の製品であり、PSE適合品となっています。長さは1.5mあるのでホテルの部屋で使うには多くの場合不自由はないと思います。

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海外使用は?

Ankerの本品レビューで海外で重宝していると書かれているものを見つけましたが、耐圧は100-125Vなので主に使えるのは北米(カナダ・米国本土)およびハワイは120VでプラグはAタイプ(日本と同じ)またはBタイプ(変換プラグが必要)となります。120VだからOKに思えますが実際のところどうでしょうか?

これについてAnkerのサポートに聞いてみました。

「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」は100~240Vの入力電圧まで対応しておりますので、海外コンセントでもご利用頂けます。
またACポートを搭載した製品はNRTL認証の規定により、100-240Vの印字が出来ない為、100-125V表記となっております。
※NRTL認証=北米への輸出に必要な認証
ご注意点と致しまして、ACポートには降圧トランス等を搭載していない為、海外コンセントの電圧がそのまま出力されます。
一例として240Vの海外コンセントへ接続した場合、「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」のACポートからも240Vの電圧が流れるため、100V対応の家電製品を繋いだ場合故障する可能性が御座います。
USBポートに関しましては電圧が変圧されますので、そのままご利用頂けます。

AC出力コンセントの利用は北米・ハワイ以外ではほぼ使えないわけですが、USB充電の方は一応OKということです。とはいえ、万一本品が原因で事故が起こった場合は、表示規格外使用となってしまうかもしれません。表示されている規格範囲内で使うのが安全の原則です。

筆者個人としては、本品は国内利用にとどめ海外へ持って行くのはACアウトレットのないマルチポートUSB-AC充電器をお勧めします。

海外でACタップが必要なことは稀ですので、上記のACアウトレットのないAnker Prime Chargerが嵩張らないし軽いので適切かと思います。この100Wタイプは小型でACプラグ内蔵なので、便利かと思われます。

USB-Cx2、USB-Ax1の合計3ポートで、1ポート利用ではUSB-Cは最高100W、USB-C2ポートでは65W+35W、3ポートではUSB-Cが65W、残りのUSB-CとUSB-Aあわせて24Wです。携帯性も良いのでお勧めですが、ノートPC(65W以下)を接続するときは必ずUSB-Aに遠い側の大容量ポートを使いましょう。

Anker Prime Charger (100W, 3 Ports, GaN)のAC入力電圧の記載がWebになかったのでAnkerサポートに聞きました。

Anker Prime Wall Charger (100W, 3 Ports, GaN)のAC入力電圧の範囲は、100Vから240Vで、50/60Hz、2.1Aとなっております。この範囲内であれば、世界中の多くの地域でご使用いただけます。

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旅先ホテルで使うには最適

机上で使うにはフットプリントがかなり大きいのでかなり邪魔です。ACケーブルとUSBケーブルがおのおの反対側に伸びるので本体サイズ16cmほど(長辺)ですが実際には最大で30cmほどのスペースが必要となります。

しかし、高出力でACアウトレットまであるので旅行先のホテルで仕事をしたりするには最適で、これ1個でOKでしょう。

それまで筆者はACアウトレット+USBのタップ(Lazos L-PSAC-W/5861、出力はUSB-C PDでもたったの18W、USB-Cx1、USB-Ax3で最大8.4Aという今となっては時代もの。さすがにこれでは足りないので別途65Wの充電器も持ちます。

これで514gですが、Lazos L-PSAC-W/5861のACケーブルは短いので別途AC延長コード(2m)をもちますが、これが200gほどあるので都合700g超えになってしまいます。

それに比べると、1.5mのACケーブルがあるとは言え合計で430g程度ですむ「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」は優秀です。平たいので荷物にまとめる時も楽です。

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表示が便利

充電等に使用している間は、本体表示にポートごとの電圧・電流・W数が表示されます。

側面のボタンを押すと表示が切り替わります。

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まとめ

Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)は平たくてフットプリントが大きいので、机上で常用するには不向きであるが、旅先ホテルで仕事をする時などにはもってこいである。サイズはケースにいれたiPhone 15 Pro Maxとほぼ同じ。

これ一台で60〜65Wx2に給電できるのでノートPC2台でもよいし、もっと容量が必要なら単ポートにすれば140Wまで供給できる。

Ankerサポートによれば実際には100-240VまでのACに対応しているが、ACアウトレットには入力電圧がそのまま流れるので要注意である。このことから海外旅行にはAnker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)ではなく、ACアウトレットのないAnker Prime Charger (100W, 3 Ports, GaN)のほうが安全でありお勧めしたい。

出張や旅行で宿で使う充電・給電環境をシンプルにしたい人にはもってこいである。

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