ご承知の通りFOPは区間マイルと一致はしません。
ここにあるとおり、
フライトマイル X FLY ONポイント換算率 + 搭乗ボーナスFLY ONポイント
となるわけです。フライトマイルは区間マイルにマイル積算率をかけたもので、通常だと100%ですが、ツアーだと50%とか70%と少なくなり、ビジネスクラスですと予約クラスC/D/J/Xでは125%、ツアーで使われる予約クラスI(アイ)だと70%とがくんと落ちます。
さらにFLY ONポイント換算率ってのがミソで、
- 国内線:2.0
- 日本発着の中国・香港・アジア・オセアニア線:1.5
- 上記以外の国際線:1.0
となります。ですから、国内では長距離の沖縄線が有利なのでJGC修行メッカとなり、それ以外の国際線ですと比較的安くて換算率の高いアジアが多いわけです。欧州とか遠くて稼げそうですが倍率が低いので意外とそうでもない。
試しにビジネスクラスで予約クラスC/D/J/Xという一般的な(ツアー以外の)もので計算してみます。
目的地 | 往復のFOP |
クアラルンプール | 13,318 |
シンガポール | 13,220 |
ホノルル | 10,378 |
サンフランシスコ | 13,626 |
ニューヨーク | 17,608 |
メルボルン | 19,892 |
どうでしょうか?
メルボルンの19,892というFOPが光っていますね。これでFOP単価10円を切るのは、ディスカウント(ツアーはだめです)で往復19,892円を切る価格が期間限定とかで提示されるとお買い得。15万くらいで出てくればFOP単価は7.54円となりますので、多少スケジュールを調整してでも行く価値があります。
通常考えるのは、コースを決めてFOPが結果で決まるって感じですが、逆に最初からFOPを押さえておいて、ここへの往復ならばXX万円以下ならお得なので行っちゃう!ってほうが合理的な気がしますし、何よりOKA-KULとかOKA-SINのように無駄ともいえる体力消耗の那覇往復をしなくてすみます。いや、もちろん、OKA-MELとかもありですよ、もちろん。やりたくはないですけど。
メルボルンはビジネスクラスで東京発着の予約クラスX(またはC/D/J)で19万を切ったらお得感が増します。逆に25万円くらいになると12.56円となり、悪くはないですが別に特筆するほでもなくなります。目安ははやり20万を切ること。
沖縄線でファーストクラスが安かったらそれで地道に稼いで、メルボルンで一気にゴールに持ち込むなんてのもありえますね。
海外発券と組み合わせる ”Back to Back Ticketing” のようなリスクもありませんので、こういうオフィシャルディスカウントを狙うのも吉だと思います。欧米はビジネスクラス運賃が相当高い割にFOPが少ないので、遠目の東南アジア(クアラルンプールやシンガポール)かオセアニアのビジネスが狙いでしょうか。オセアニアならシドニーは宿も物価も高い(公私で何度か行っています)し大都市なので東京と比べても別に特段に面白いところもないので、小規模なメルボルンあたりがよさそうですね。昔はブリスベンにもJALが飛んでいたので行ったことありますが、ブリスベンはいい街でしたよ。
ともあれこうやって考えるのが楽しいです。