この記事では、2020年ANAのステータス修行(SFC修行)を考えている方に向けて、羽田・成田起点の場合でのおすすめプランなどを紹介します。
ANA SFC修行のベストな開始時期
早くも10月が近くなり残すは3ヶ月です。SFC修行を始めるには時すでに遅しといえますので、修行を考える方は来年年明けすぐからかかれるように準備しましょう。
1月早々からの修行を推奨する理由
SFC修行の鉄板路線は那覇線です。
私が修行した今年の1〜4月に比べると条件が悪化しているのは間違いないですが、現在の条件下においてもやはり一番便数も多くPPが稼げる国内線は那覇線です。
那覇の気候は1月年始休暇後〜2月が比較的湿度が低く過ごしやすいことと、観光的にオフシーズンになるので、どこへ行っても人が多く無いし、宿の料金も比較的安くなります。
3月〜4月になると卒業旅行や春休みになり、航空運賃や宿が高くなり空きも減ってきます。
5月〜10月は早々の梅雨入りと梅雨が明けると同時に台風シーズン突入で天候が不安定になり修行向きではありません。それに7〜9月の那覇は湿度が相当高くなります。
11月になるともう年末も近くなり修行は完結していないと苦しくなります。
鉄板路線
ANAの場合、JALとは違いキャンペーンでのポイントディスカウントや搭乗回数条件とかないので(今までのところですが)、純粋に50,000PP(プレミアムポイント)を貯めるしかプラチナ達成の手段がありません。
国内鉄板路線は、羽田/成田-那覇であることは間違いありません。
国際線の鉄板は、OKA-SINすなわち、那覇発着で羽田・成田経由のシンガポール往復です。
国内線那覇往復で2月末までに2万PP以上を目指す
冒頭に書いたように那覇線、それもプレミアムクラス利用の成田起点です。
詳細はこちらの記事にもあります。
2020年1月の料金と時刻を見てみましょう。
すでに1月の金曜あるいは土曜日成田発でなおかつ到着翌日の土曜日あるいは日曜日に成田着便でスーパーバリュープレミアム28にお安い価格がある便を探しましたが、すでに他の修行僧の方々が予約したのでしょう、空席なしです。(この部分が料金改定でプレミアムクラスのスーパーバリュープレミアム28で取りにくくなったと言われているところ)
ただし、往路が月曜〜木曜でその翌日の復路であれば普通に空きがあります。
便名 | 出発 | 到着 | 料金 | PP |
NH2159 | 成田(18:20) | 那覇(21:35) | 27,760円 | 2,860 |
NH2158 | 那覇(11:55) | 成田(18:20) | 27,760円 | 2,860 |
合計 | 55,520円 | 5,720 | ||
PP単価 | 9.71円/PP |
年末年始の追加有休とか取得せずにカレンダー通りの営業休日のみにして、正月明けの1月〜2月に休みを取るなどして、可能な限りの往復を2月までに入れましょう。
羽田ならこの時期は空きがある中では片道32,510円あたりが最安なのですが、平日でないと厳しいです。
1月の羽田午前発の土日のスーパーバリュープレミアム28は全滅です。
できれば、1月に2回、2月に2〜3回、羽田でも成田でも構いませんが有休取得覚悟で取り組みましょう。3月に入ると年度末になりそれどころじゃない人が多くなると思いますが、1月や2月ならまだ大丈夫でしょう。
海外線鉄板はOKA-SIN
いくら「修行」でも那覇ばかり往復していたのでは飽きちゃいます。
どうせ修行するなら海外旅行もしましょう。それも修行でよくあるシンガポールタッチ(SINタッチ)ではなく、少なくとも2泊くらいはして楽しみましょう。
国際線の場合、付加PPに注意する必要があります。
プレミアムポイント(国際線)
=区間基本マイレージ
×予約クラスや運賃種別ごとの積算率
×路線倍率(ANA便のアジア・オセアニアは1.5)
+搭乗ポイント
羽田・成田とシンガポールを往復した時のPPを予約クラスごとに示します。
予約クラス | 積算率 | 搭乗 ポイント | シンガポール 往復PP | |
F/A/J | 150% | 400 | 15,704 | ファースト(F/A)、ビジネス(J) |
C/D/Z | 125% | 400 | 13,220 | ビジネス |
G/E/Y/B/M | 100% | 400 | 10.736 | プレエコ(G/E)、エコノミー(Y/B/M) |
P/N | 70% | 400 | 7,754 | ビジネス(P)、プレエコ(N) |
U/H/Q | 70% | 0 | 6,954 | エコノミー |
V/W/S/T | 50% | 0 | 4,968 | エコノミー |
L/K | 30% | 0 | 2,980 | エコノミー |
ANA運行のシンガポール便ではファーストクラス設定はありません(シンガポール航空は設定があります)ので、FとAはシンガポールでは存在しません。
私が今年4月にシンガポールに行った時は、予約クラス「E」のプレエコ(実際にはマイルでビジネスにアップグレードしましたが、PP算出には予約時点の「E」を使いま)ですので、獲得したPPは羽田-シンガポール往復分だけだと10,736となります。
料金は那覇-羽田-シンガポールのOKA-SINでサーチャージを除き127,889円、PP単価にして8.17円/PPとなります。
今、来年の運賃で積算率100%の運賃を調べると「Premium Economy Value Plus」で、私と同じ4月上旬のOKA-SINで見ると、こんな感じです。
ちなみに那覇往復の前後で自宅泊ができるようにしています。
日付 | 便名 | 出発 | 到着 | 予約クラス |
2020/4/8(水) | NH470 | OKA (15:05) | TYO (17:40) | Y |
2020/4/9(木) | NH841 | TYO (11:05) | SIN (17:15) | E |
2020/4/10(日) | NH842 | SIN (11:00) | TYO (19:00) | E |
2020/4/11(月) | NH995 | TYO (09:20) | OKA (12:05) | Y |
これでサーチャージを除き170,500円で、両端で別途必要な羽田→那覇と那覇→羽田を除き、得られるPPは14,672PPとなります。
それにしても料金の差は絶大です。同じ予約クラスEを取ると4万円以上高いのですか!
PP単価にすると11.6円/PPとなり3.4円ほど高くなりますね。こうなると飽きようがどうしようが、成田-那覇を繰り返す方が安いってことになります。
これは私が書いた改悪…
…かもしれません。
まとめ
SFC修行は、1月正月明けすぐに那覇往復プレミアムクラス利用で始める。現時点で土日の羽田/成田-那覇はほぼ満席なので、平日に飛ぶしかなさそう。
那覇往復は3月なかばまでに2万PPを超えるくらい、できれば3万に達しブロンズが獲得できるくらいにはいっておきたい。そうすると後が非常に楽になります。那覇修行は、5月以降10月中旬くらいまでは梅雨・台風などの天候要素不安定でスケジュールが立てにくいのです。
国際線はOKA-SINが常道であるが、積算率100%の予約クラスEとなるプレミアムエコノミーは大幅に値上がりし、PP単価にしても11.6円と相当値上がりしてしまったので、全部国内線でやってしまうのも選択肢にある。