JGC修行:伊丹からの大分とんぼ返りはとてもクリティカルだ

JGC修行:伊丹からの大分とんぼ返りはとてもクリティカルだ

この記事では、JGC修行の一環として搭乗した、伊丹→大分とんぼ返り→伊丹というのがとてもクリティカルでぎりぎりだったという話です。JGC修行でこのコースを考えている方は必読です。

JGC回数修行での伊丹・大分往復とは?

JGC回数修行の基本は、できるだけ安い費用で搭乗回数を多くすることです。

いわゆる「修行僧」と呼ばれる人の選ぶメジャーなコースは「福岡⇔宮崎」のピストン往復です。これは便数も多く価格も安い(最安だと5,000円程度)ので当然といえば当然です。

その結果として、福岡空港や宮崎空港のJAL係員は「修行僧」の扱いにとても慣れていて予期せぬトラブルは少ないかと思います。

では、今回記事にしている伊丹・大分はどうなんでしょうか?

実は、伊丹発の宮崎や大分って想像するほど高くないのです。私が予約した時はウルトラ先得で伊丹・大分の片道がなんと6,760円でした。

安いでしょう?



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クリティカルな状況とは?

実際のスケジュール

実際に搭乗した便のスケジュールがこれです。

伊丹08:35大分09:30
大分10:00伊丹10:55

この2つのフライトは同じ機材を使用します。

それは、flightrader24での過去機材運用や、大分での到着ゲート・出発ゲートが同一であることなどから確認できます。

修行的には30分あれば普通でしょう、と思いますよね?

私もそう思っていました。

ディレイ発生

飛行機にディレイ(遅延)はつきもので、10分くらいは当たり前です。

私もそこは考えていて、同じ機材ですから乗り過ごすことはないだろう、芋づる式に遅れが伝搬して伊丹到着が30分くらい遅れたとしても大丈夫なように、次の伊丹発宮崎行きの便は12:40という余裕ありありのスケジュールです。

さて、実際のディレイを反映した時刻はこの通り。

伊丹08:45 (Spot Out)大分09:36 (Spot In)
大分10:00伊丹10:55

大分着の9:36というのは、Spot Inの時刻、すなわち飛行機が駐機場に到着し静止した時間ですので、機外に出てボーディングブリッジを歩き出したのは、9:40ごろになります。

遅延は伝搬すると思い込んでいたのが間違い。

世界に冠たる我が日本航空の皆さんは、一致協力して全力でディレイを挽回して定時運航に努めてられます。その結果、大分発は定時のままとなり、30分の余裕が20分以下に短縮。

大分空港での乗り継ぎは一般エリア経由のみ

問題はこのタイトルのとおり。宮崎空港や羽田空港第1ターミナル、伊丹空港のように到着客も普通に、出発客と到着客がごちゃまぜになるのなら全く問題ありません。

大分空港は到着客は強制的に一般エリアに放り出されます。

到着時はボーディングブリッジ経由でバゲッジクレームに通じる通路を歩かされます。出発ロビーとはガラスの壁が隔てています。

途中、出発ロビーにつながりそうな場所があり、係員が立っていたので大分→伊丹の搭乗券を見せて、乗り継ぎですが…というと、下に降りて一旦外に出てください、とつれないお言葉。

期待していたのは、「それならばこちらへどうぞ」と福岡空港のような対応ですが、それはd1`ダメでした。

幸い大分空港は小さな空港で、1Fの出口を出てANAカウンターとJALカウンターの間に位置する階段・エスカレーターを上がれば保安検査場です。

保安検査に並ぶ

保安検査はこれまた長蛇の列….ではなく私の前にはバールなど工具を持った工事担当のおじさまだけでした。

と、後ろから女性の声。

『2362便で伊丹へ向かわれるあいちゃん様、あいちゃん様はいらっしゃいますか?』と実によく通るお声で呼ばれました。

保安検査で2人目の列に並んでいたのですが、「はい!?」と返事をすると、私のポジションを確認してにっこり。保安検査で順番直前だったのでOKなのでしょう。

想像するに、これが長蛇の列に並んでいたら、係員のガイドで優先的に通してもらえたのだと思います。羽田でもよくある光景ですから。

ちなみに、おじさんはそのやりとりを見て「先にどうぞ」と譲ってくれましたが、時間的にここまでくれば問題ないと判断し、順番通りで遠慮しました。

すでに優先搭乗が始まっていた

機材はEmbraer ERJ-170STDという座席数76のリージョナルジェット。人数が少ないので、777とかとちがって搭乗もすぐに終わります。

制限エリアに入り目の前の出発ゲート1では、その少ない乗客の優先搭乗がすでにはじまっていて、というか終わりつつありました。

そして2362便はまさに定時で出発!

折り返し機材だから遅延しても乗り損なう可能性はない、というのは伝説になったかもしれません….。

まとめ

  • 同じ機材が折り返す場合で、ディレイがあっても折り返し便はディレイを吸収して定時出発のことがある。結果として、乗り継ぎ時間が劇的に短くなる。
  • 福岡空港や宮崎空港のように、一般エリアに出ないのであればほぼ問題はない。といっても福岡空港で沖留めとなりバスでターミナルに行く場合では出発ロビーには戻れず一般エリアに放り出される(乗り継ぎが切羽詰まっていれば特別対応はある可能性あり)。福岡空港は大きいので要注意、必ず係員に乗り継ぎを伝えて特別配慮をお願いすること。何も伝えずに遅れて乗り過ごしてもそれはあなたが悪い。
  • 大分空港では到着客は強制的に一般エリアに放り出されるので、ディレイがあると折り返しがギリギリになることがある。
  • 大分折り返しの便にのるなら、伊丹→大分はできるだけ前方席通路側を確保すること。後ろのほうだと絶望的な可能性あり。

Have a nice flights.



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