Unihertzが初めて送り出すおサイフケータイ対応で、実用的な機能と性能の手のひらサイズのスマホJelly 2が届きましたのでレビューをお届けします。機能・性能ではRakuten Miniは足元には及ばないのてす!
Unihertzとは?
Unihertzは上海に拠点を置く “Shanghai Unihertz E-Commerce Co.、Ltd” という会社で、Kickstartを中心としてクラウドファンディングで、新しいタイプのスマホを世に送り出し、人気があるものは量産して提供しています。
最初の作品は、”Jelly Pro“という手のひらサイズスマホです。
“Jelly Pro“は手のひらサイズでしたが、バッテリーは950mAhとかなりひ弱でメモリもRAM3GB/ROM32GBと相当控えめでした。
その後、世界最小タフネススマホ “Atom” 、キーボード搭載スマホ “Titan”、一回り大きくなった “Atom L”/”Atom XL” と立て続けに新製品を出し、今回手元に届いたのが ”Jelly 2(日本版)“です。
Jelly 2概要
実は、箱から取り出したらこの状態でした。
Jelly 2はTPUクリアケース付きで、すでに保護シートが貼付されている。
TPUクリアケースにはストラップホールがある。
日本向けのJelly 2は日本の技適認証は当然として、Felicaを搭載してSuica対応しています。
Jelly 2はJR東日本のSuica対応機種(2021年1月6日時点)にも掲載されています。
それによれば、TYPE2(モバイルSuica・モバイルPASMOどちらか一枚のみ発行可能)となっています。
仕様
サイズ | 95 x 49.4 x 16.5mm |
重さ | 非公表(実測109.4g) |
バッテリー | 2,000mAh |
ディスプレイ | 3.0インチ/480 x 854ピクセル |
CPU | Helio P60 Octa-Core,2.0GHz |
メモリ | RAM 6GB、ROM 128GB |
カメラ | メインカメラ16MP、サブカメラ8MP |
外部メモリカード | microSDカード対応 |
OS | Android 10 |
センサー | 指紋認証(背面)、加速度、近接、ジャイロ、コンパス |
イヤホンジャック | 上面にあり |
FMラジオ機能 | あり(イヤホンが必要—アンテナ線として) |
GPS | GPS + Beidou + Glonass |
赤外線リモコン | あり |
手のひらサイズですが、Unihertzらしく機能満載です。
・メモリはRAM 6GB/ROM 128GBと十分な容量
・手のひらサイズでも2,000mAhのバッテリー
・イヤホンジャック搭載で有線イヤホンが使える
・FMラジオ搭載(災害でネットが使えなくても情報収集!)
・今となっては貴重な赤外線リモコン機能搭載スマホ
単に手のひらサイズだけが売りではなく機能的にも下手なエントリースマホより充実しています。
比較
大きさ
Rakuten Miniと比べるとフットプリントはRakuten Miniのほうが大きいです。
厚みはRakuten Miniのほうが相当薄いです。
どちらが持ちやすいかといえば、筆者はJelly 2のほうが持ちやすいと感じました。
適度な厚みはやはり必要なのだろうなと思うわけで、これはSuicaを使う時に両サイドを持ってリーダーにかざす時Rakuten Miniはちょっと薄すぎる。
これは手の大きさによっても感じ方が違いますが、手の大きな筆者にはこれくらいの厚みが快適です。
愛用のHUAWEI Mate 20 Proと比べてみました。同じコンテンツを表示していますので、その違いもわかるかと思います。
まあ、比べちゃいかんですが(笑)。
確かに小さいですが、100gを超えていて厚みもあるのでいい意味で存在感があります。
Rakuten Miniは筆者には薄すぎる・軽すぎるので紛失しそうでちと怖いのです。
Rakuten Miniと比較
正確な数字は探しきれていませんが、検索して探すとRakuten MiniのAntutuは9万台、Jelly 2は13万台だそうです。実際、極めてサクサクとまではいいませんが、スクリーンが小さいこともあって、現実にはJelly 2は非常に快適に動きます。
実用面で見ると、やはりバッテリー容量の差(2,000mAh vs 1,250mAh)はかなり感じます。最初の設定でごそごそいじっていても減り方が全く違います。
メモリではRakuten MiniはRAM 3GBですが、Jelly 2は6GB、ROMに至っては楽天ミニはたったの32GBですがJelly 2は128GBで、さらにmicroSDに対応していますが楽天ミニは32GBストレージでなおかつメモリカードは使えません。
Unihertzスマホの特徴ですが、大手メーカーのスマホはイヤホンジャックは過去のものになっていますが、Unihertzはイヤホンジャックをつけています。お気に入りの有線イヤホンを使えます。
さらに、UnihertzらしくFMラジオを搭載しています。イヤホンジャックがあるのでイヤホンケーブルがアンテナ代わりになりますが、災害時などで電波が入らなくても情報収集可能です。地味に重要な機能だと思います。通信ができないとRadikoだって使えませんから。
筆者は楽天モバイルeSIMを楽天モバイルのnanoSIMに変更して、Jelly 2に入れていますが、首都圏の地上では相当問題なくなっていますね。
本記事を書いた時点でまだ2日目ですが、とても気に入りました。
Rakuten Miniより機能的・性能的にかなり実用的であり、画面の大きさ・解像度に問題なければ、日常使用に十分耐えるものだとわかりました。
こちらをおサイフケータイメインにしたいところですが、iPhoneのSuica定期券はAndroidには移せないので本格的に定期券を含んだケータイとして使うのは、定期券の切り替え時期が来てからです。
まとめ
Unihertz Jelly 2は手のひらサイズのFelica対応スマホ。
メモリはRAM 6GB/ROM 128GBとミドルレンジスマホ以上の容量。
イヤホンジャック・FMラジオ機能・赤外線リモコンといった最新スマホではなくなっている機能を搭載しており、これが地味に便利。
Rakuten Miniより圧倒的に実用的でメッチャおすすめ