Web会議に使いやすい、夏も蒸れずに快適なカナル型ヘッドセット2種

Web会議に使いやすい、夏も蒸れずに快適なカナル型ヘッドセット2種

コロナ前には考えられなかったWeb会議が今や当たり前のものになっています。そこに欠かせないのがヘッドセットですが、暑くなるこれからの季節に耳をすっぽり覆われるのは嫌、さりとてリモコンにマイクを内蔵しているものは、どうしても声が遠くてよろしくない。そこでカナル型の出番です。

ヘッドセットとは

現状でPC環境でヘッドセットといえば、イヤホンあるいはヘッドホンとマイクが一体化されているものをいうようです。

冒頭に書いたようなカナル型ステレオイヤホンのリモコン部にマイクを内蔵したものや、ステレオヘッドホン(有線・無線を問わない)内部にマイクを内蔵したものは、どうもヘッドセットとは言わずマイク内蔵ヘッドホンとかいう場合が多いようです。

こういうのが典型的なヘッドセットですね。(写真はWikipedia 「ヘッドセット」

ヘッドホン部分は大きく分けて3つのタイプがあります。

  1. オーバーイヤー(耳覆い、耳たぶまですっぽりと覆うタイプ、遮音性が高いが夏場は暑くて蒸れる)
  2. オンイヤー(耳のせ、耳たぶの上に乗せるタイプ、長時間使うと耳たぶが痛くなる)
  3. カナル型(耳栓、イヤホンでは一番覆いタイプ、遮音性が高いが耳を覆わないので蒸れなくて遮音性も高く目立ちにくい)

Web会議に使うのであれば、筆者はカナル型をお薦めしたいと思います。オンイヤーで装着感が良いものは非常に少ないし程度の差はあれ耳が痛くなることが多いです。オーバーイヤータイプは圧迫感がありますし、絵面としてもあまり見た目がいいものではありません。

マイク部分はヘッドセットと称する商品では基本的に口元付近までアームが伸びていて音を拾いやすくしています。アームには2種類あります。

  1. 固定型(上下の角度しか変えられない、口元との距離などは固定のもの)
  2. フレキシブル型(マイクアームがフレキシブルな素材で、自在に角度や口元との距離を変えれるもの)

もちろんフレキシブル型がお薦めです。一番音を拾いやすい位置にマイクをセットできますから。

接続方法は2種類。

  1. 有線(ケーブルが邪魔ですがノイズが乗りにくくバッテリー切れやぶつぶつ途切れがない)
  2. 無線(Bluetoothで、ケーブルから解放されますがバッテリー切れがあるのと時にぶつぶつ切れることがあります)

もちろんWeb会議では有線がお薦めです。PCの画面を見ながら会議するのでケーブルがないことは重要ではないのです。USB接続とアナログ接続がありますが、ノイズが乗りにくいUSBがお薦め。

Web会議に適しているのは、ヘッドホン部はカナル型でマイクアームはフレキシブル型のものだ。

さて、こういう商品、探してみると意外に少ないです。

Amazonでもゲーミングヘッドセットと称してでかいヘッドホンにでかいマイクアームがついているものが目立つようです。

ゲームならいいですが、仕事のWeb会議で派手な色ででかいヘッドセットは適切ではありません。



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カナル型ヘッドセット(ELECOM)

筆者が持っているのはカナル型でフレキシブルマイクアーム、USB有線接続のもので片耳用と両耳用があります。

どちらもELECOMのもので、左が片耳用のHS-EP16UBK、右が両耳用のHS-EP15UBKです。

片耳用、両耳用どちらでもお好みでいいですが、周囲の音を聞き取りやすいのは間違いなく片耳用です。

注意:
片耳用とありますが、実際には左耳専用です。右耳に装着する形状にはなっていません。左耳の聴力に問題がある方、右耳が効き耳で都合が良い方は片耳用は適していませんのでご注意ください。

リモコン部分は左耳のケーブル途中についている一般的な有線イヤホンと同じです。

スライドするのが受話音量です。PCのボリューム調整をいじらなくてもここで調整できます。

ヘッドセットで重要なのがミュートスイッチ。
写真右上のボツボツが9つあるボタンをスライドするとミュートになりこちらの音声が遮断されます。

ミュートスイッチをONにしていてもPC画面上には何もその表示が出てこないので、ミュートのままになっているのに気づかずしゃべっているつもりにならないようにご注意ください。ミュートは可能であればPCのWeb会議アプリの音声カット(大抵はマイクロホンの絵に斜め線が入る)ボタンを使うべきです。

PCのWeb会議アプリでミュートすると自分がミュートしていることが参加者にもわかりますが、マイクのミュートスイッチを使うとミュートしていることが参加者にはわかりませんので、このあたりでうまく使い分けるようにしましょう。

上の写真がマイク部分です。

マイクに被せるスポンジ上のウィンドスクリーンがついていますが、室内でWeb会議する場合は不要だと思います。

マイクが口の正面にくるほどアームが長くなく、吐息が直接マイクにかかることはありません。

不用なときはケーブルをまとめて(ケーブルをまとめるベルトが付属しています)絡まないようにしてポーチなどに入れておけばOKです。

イヤーピースがS/M/Lと付属していて出荷時はMが装着されているので、ゆるゆるよりちょいきつめのサイズを使うと遮音性が上がり音質も格段に良くなる上、ケーブルやマイクの重みで外れてしまうことがなくなります。

まとめ

Web会議に使うヘッドセットは、見た目と長時間装着での不快感の少なさで、ヘッドホン部はカナル型、マイク部はフレキシブルアームのもので、USB有線接続がノイズの少なさ・ブチギレの無さ・バッテリー不要でお薦めである。


 



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