SONY Cyber-shot RX100シリーズの後付けグリップを剥離して再利用できるのか?

SONY Cyber-shot RX100シリーズの後付けグリップを剥離して再利用できるのか?

貼り付けたら剥がせないCyber-shot RX100シリーズ用の後付けグリップ。先日、外装交換修理したRX100M5Aの修理完了後に交換したフロントパネルが返却され、それに以前使っていたグリップがはりついていたので、剥がして貼り直しました。

本記事での記載事項はいかなる状況であってもメーカー保証外です。本記事を簡単に真似るとRX100のボディに取り返しのつかない傷や歪みを与える可能性があります。きれいなRX100が傷だらけになり下取り不可能なる覚悟がない限り真似をしないようにしてください。筆者のように交換したフロントパネルに張り付いていたのを剥がして再利用するというのであればチャレンジする価値はあります。

RX100用グリップとは?

RX100シリーズのレンズに向かって左側、右手で持って構える部分はツルツルで指の引っ掛かりが皆無です。

デザイン上の理由でこのようにしたのかもしれませんが使いにくいです。ツルツルで指から簡単にすげり落ちてしまいそうで手に余計な力が入ってしまいます。

そこで後付けグリップの登場となりますが何故最初からグリップ付きのなデザインにしなかったのかと思います。

RX100と同じ様な外見ですが違うコンセプトのVLOG-CAMとして発売されたZV-1にはちゃんとグリップがついているじゃありませんか!

ソニー アタッチメントグリップ AG-R2

ともあれRX100シリーズのグリップですが、別売りオプションとしてRX100共通で販売されています。

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ソニー アタッチメントグリップ AG-R2

こんなものが2,000円近くするのですから恐れ入ります。

繰り返し利用不可能な一度限り貼り付けの特殊な両面テープの剥離紙を剥がしてはりつけます。

この接着テープは普通に文房具店で売っているものとは違い、ポリエチレン・ポリプロピレンといった合成樹脂素材に対して強力に張り付きます。普通の「強力」と称する両面テープでもこれらの素材にはなかなか強力には張り付きません。

グリップですから、簡単に剥がれてしまうとカメラ落下事故につながります。



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グリップを剥がす(真似するのは危険です)

筆者は修理交換済みパーツとして古いフロントパネルをソニーサービスが返してくれましたので、それにくっついているグリップを剥がしました。

重要な注意:
グリップは非常に強力にはりついており簡単に剥がせるものではなく、無理に剥がすことでフロントパネルの変形やパネルそのものは周囲を傷だらけにする可能性がありますので、良い子は真似してはいけません。フロントパネルに歪みなどが生じると、カメラ店で下取りしてくれなくなります。

そもそも通常はグリップを剥がす必要はありません。

仮に買い替えで売却するとしても、グリップは絶対に剥がさないでそのままにしてください。

剥がして傷つけて売れなくなることはあっても、グリップがあるから買い取れないなんてことはありません。

そういうわけで私が剥がしたのはバラして返されたフロントパネルです。下の写真はグリップを剥がした後の残骸フロントパネルです。

剥がすのは大変でしたが、そもそもバラされて価値のない古いパネルのパーツですから、パネルが傷ついたり壊れたりしても痛くも痒くもありません。

使った工具はこういうセットの中に入っている樹脂製の爪のような道具です。パソコンのトップパネルを外したりするときに使います。樹脂製なので製品側に傷をつける可能性が少ないものです。

間違ってもマイナスドライバーなん使ってはダメです。そのRX100はもう買い取ってもらえない悲しい子になってしまいます。

少しずつ隙間に工具を差し込んで剥がしていきますが、とにかく強力にくっついています。

剥がし終わったら、接着面に残ったテープを綺麗に剥がしてから無水エタノールで残った接着剤を拭き取ります。

ここで手を抜くと次に上手く貼り付かなくなります。。

AG-R2を再利用する

綺麗になったグリップに新しく接着テープをつけます。

用意したのはこれで、DIYショップなどで買えると思います。

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ニトムズ 超強力両面テープ PE・PP用 No.5015 0mm×20m J0990

これを裏面のもともとのテープのように貼り付けますが、少し大きめに貼り付けてよく切れるカッターナイフなどで周囲を切ると良いでしょう。

以下の写真がもともとのオリジナルの新品。

同じ様になるようにできるだけ端までテープがくるようにします。

ここまで終わったら「無水エタノール」で貼り付け先のフロントパネルを拭き取り指紋や手の脂などを綺麗に落とします。脂分を落とすには無水エタノールが最適です。これをやらないと強力な接着力が発揮できません。

あとは貼り付けるだけで、ここは新品と同じ。

ずれないように底部がはみ出ないようにレンズの鏡筒にグリップを押し付けるようにして静かに貼ります。

完成

これで完成です。

貼り付け後持ち歩いていますが、剥がれる気配皆無。

パネルの歪みは有償修理、修理過程でつけられた傷もすっかりパーツ交換されてピカピカになりましたRX100M5A、可愛がって使います。



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