Apple Watch 7とGarmin Instinct 2 Dual Power、両方使って半年たって比較!

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 Apple Watch Series 7を購入して1年、Garmin Instinct 2 Dual Powerを手にして半年たちました。その間短いと半月、長いと1月ほど交互に使ってきました。どちらも良いことを書いた記事は世に溢れていますが、困ることを記しているものは少ないのでそのあたりも経験的なところを明らかにします。マイナス面も考慮して選んでください。

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Apple Watch (Serie 7) の特徴

 筆者はこれまで、Apple Watchは「Apple Watch Nike+」「Apple Watch Series 2 Nike+」「Apple Watch Series 3 Nike+」「Apple Watch Nike+ Series 5」「Apple Watch Nike Series 7」とSeries 4と6と8以外を使ってきました。すべてNikeモデルですが、これは穴だらけのバンドが通気性が良く快適だからです。

 Apple Watch Seriees 7について単なるカタログ文句ではない特徴を思いつくままに掲げます。


  1. iPhoneユーザーでないと単機能腕時計時計としてすら使えない。
  2. 良くも悪くもiPhoneの手先であり、iPhoneで日常使う機能の一部をApple Watchで使える。
  3. Siriが使える。
  4. バッテリーは1日半、最長でも2日は無理。
  5. 旅行の時は磁気充電アダプターは必須。
  6. ディスプレイはとても美しいが晴天の直射日光下ではやや厳しい。
  7. Apple Payに対応しており決済に使える(iPhoneと違い決済時の生体認証はない)。
  8. SuicaはモバイルSuicaフル機能が使えるが、iPhoneとApple Watchのどちらか一つのみで両方は使えない。
  9. メールの内容確認や簡単な返信、LINEの確認や返信などもできる。
  10. 単に通知を消すだけではなく、受信したメールをiPhoneのゴミ箱に入れる(削除する)ことができる。
  11. 心電図(ECG)機能があり、心房細動の兆候を早期に検知できる可能性がある。
  12. 血中酸素濃度(SpO2)を非医療用であるが測定できる。
  13. 心拍を継続的に測定できる。
  14. 呼吸数を継続的に測定できる。
  15. 睡眠モニター機能がある(ただしiPhoneで就寝〜起床に設定した時間帯のみ、寝坊した場合など起床時間を超えると詳細データは不明)。
  16. ユーザーが多いので他人と被りまくる。
  17. 交換用バンドなどのアクセサリーが純正品以外でも非常に多い。
  18. Apple Watchが収集したデータはペアリングしているiPhoneでしか見ることができず、PCやMac、他のスマホでは確認できない。
  19. Apple Watchを装着してパスコードロック解除状態であれば、ペアリングしているiPhoineのロックをFace ID認証やパスコード認証なしで解除できる(事前にiPhone側でApple Watchでロック解除する設定が必要)。
  20. ペアリングしているiPhoneと同じApple IDを使用しているMacでも、Macに近づくだけでロック解除できる(事前にMac側に設定が必要)。
  21. Apple WatchとApple Watchのパスコードを盗まれると、ペアリングしているiPhoneを通じてApple IDの乗っ取りやApple Payの不正利用、iCloudキーチェーンに登録しているオンラインバンキングやショッピングサイトのパスワードなどを片っ端から盗まれてしまうリスクがある。(これについては回避可能ですが重要なので後日別途記事にします)

 良くも悪くもiPhoneの一部でありiPhoneのリモコン的なものですので、iPhone命な人にはこれ以上のデバイスはないでしょう。iPhoneユーザーではあるがそこまでiPhoneに入れ込んでいない、別にAndroidでも構わないかもという人はApple Watchはやめた方が良いです。

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Garmin Insitnct 2 Dual Powerの特徴

 筆者が使ってきたGarmin Instinctは「Garmin Instinct」「Garmin Instinct Dual Power」「Garmin Instinc 2 Dua Power」です。特に現行の「Garmin Instinct 2 Dual Power」は条件を満たせば、スマートウォッチモードでは充電不要で使えるという画期的なものです。

 ※1日3時間50,000ルクスの直射日光があれば充電ケーブルでの充電不要。


  1. 条件を満たせばスマートウォッチモードでは充電不要、稼働時間無制限。数日程度の旅行では充電ケーブル不要。
  2. アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の強靭性。
  3. iPhoneでもAndroidでもどちらでも使えるのでスマートフォンを選ばない。
  4. ディスプレイはモノクロ半透過メモリインピクセルであり、暗闇ではバックライトが必要だが直射日光下のように明るければ明るいほど見やすいのでアウトドアに最適。
  5. メモリインピクセルのディスプレイ素子で「通常表示=常時表示」で、常時表示中に薄暗くなったり間引き表示になったりしない。
  6. スマートフォンとの連携はApple Watchと異なり一歩引いた関係であり、スマートフォンベッタリではない。
  7. ユーザーが少ないので他人と被ることはまずない。
  8. 見た目が似ているのでG-SHOCKの安いやつと間違えられることがある。
  9. 見た目が安っぽく高級感に欠ける。
  10. メールやLINEの通知を確認できるが返信はできない。
  11. iPhoneやAndroidのメールを直接削除することはできない。
  12. 心電図には非対応。
  13. 血中酸素濃度(SpO2)を非医療用であるが測定できる。
  14. 心拍を継続的に測定できる。
  15. 呼吸数を継続的に測定できる。
  16. 睡眠モニター機能がある。設定してある通常の睡眠時間帯から外れる昼寝などは記録されない。
  17. スマートフォンとは独立したSuicaを搭載できるが、定期券や機種変更には対応していない。
  18. Garmin Instinct 2 Dual Powerが収集したアクティビティやヘルスデータはスマートフォンで見ることができるのは当然として、Garminのクラウドを通じてPCやMac、他のスマホなどからも確認できる。
    GPSの精度は高い、さすがGPSのGarminだと言える。
  19. iPhoneのロックをGarmin Instinct 2 Dual Power(に限らず全Garminデバイス)を通じて解除することはできない。Androidは信頼できるデバイスに設定すれば(機種によっては)出来る。

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Apple Watchで困ること 

日常使っていて困るのはバッテリー関係だけだと言っても過言ではありません。

 筆者がApple Watchを使う時は入浴時以外はずっと装着しています。夜寝るときも睡眠モニターを取りたいのでずっと装着状態。

 そうなると充電できるのは入浴中です。夏場などはシャワーだけなので短時間で入浴が終わってしまい、シャワーを浴びる前に充電を開始してもシャワーが終わったのに充電が終わらないことは日常茶飯事。そのまま放置していると寝る前に装着するのを忘れてしまいます。

 筆者はスマートフォンでも日常はできるだけ残量が多い状態で使いたい人であり、それはApple Watch同じです。寝る前に100%であっても朝起きると80〜85%程度になっていることがほとんどですので、起床後の短い時間ですが充電します。そしてそのまま忘れて外出してしまう、そんなことが結構ありました。Apple WatchのSuica定期券を使っていた時は駅までの道半ばで家まで取りに帰ったことも一度ならずあります。

 もしApple Watchのバッテリーが二週間持てば、週末に充電すればすむだけになります。仮に毎日充電するような使い方をしたとしても、1日あたりのバッテリー消費量が少ないので充電はすぐに終わりますので前述のような問題は発生しません。

 小さなことですが「Apple Watchを使っている=iPhoneユーザーであり今ポケットかバッグにiPhoneが入っている」ことを公言しているようなものです。実害はほとんどないのですが、なんか、ちょっと嫌。

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Garmn Instinct 2 Dual Powerで困ること

 iPhone相手にできることはApple Watchより圧倒的に少ないのですが、逆にiPhone依存部分は殆どないと言って良いので、独立性が高いデバイスがGarminです。

 使用していて困ることは正直なところほとんどありません

 Apple WatchからGarminにつけかえたときに、あ、そうか、LINEの返信はiPhoneを使わないといけないのだとか、Spotifyの高度なリモコン機能はないんだっけ、といった些細なことはありますが、それは困るというレベルではありません。

 あえて言えば困るほどではないのですが、心電図(ECG)が取れないことでしょうか。

 ただしアメリカではGarmin Venu 2 Plusでの心電図使用がFDAで認可されましたので、日本でも追って可能になるかもしれません。心電図を取るにはボタンが金属の導電性のものでないといけないので、絶対にInstinct系では実装されませんね。日本でもVenu 2 Plusで心電図が解禁になる日も近い「かも」しれません。
 
 Apple Watchはほとんどリアルタイムに近い感じでiPhoneと同期していますが、Garminの場合はそうではありません。ランニングやトレーニングデータ、睡眠データなどはApple Watchのように即時同期ではなくしばらく時間がたってからです。即時同期したければスマートフォンアプリのGarmin Connectを起動して同期しないといけません。

 裏を返せばこれもスマートフォンへの依存度が少ないことでもあります。

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まとめ

 Apple Watchかそれ以外かで迷う人は少なくないでしょう。出来ることだけで選ぶと後悔することもありますので、出来ないこと・困ることにも目を向けるようにしましょう。

[関連記事] Apple Watch とGARMIN の2種類持ちでも両者を使い分けるコツ
https://aichanworld.com/wd/2022/11/10/post-25952/


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