ついに音声コントロール搭載、音声通話やSiriも使えるGarmin Venu 2 Plus

ついに音声コントロール搭載、音声通話やSiriも使えるGarmin Venu 2 Plus

Garminが2022年2月に発売したスマートウォッチ「Venu」シリーズの新モデル「Venu 2 Plus」を購入しました。従来のVenu 2に音声コントロールが追加されたモデルとなり、Apple WatchのようにVenu 2 Plusからペアリングしたスマートフォンを経由して電話を受けたりかけたり、SiriあるいはGoogleアシスタントといった音声アシスタントを利用できるという、Garminとしては画期的なモデルです。

Apple Watch Series 8とGarmin Venu 2 Plusの主要な違い

Apple Watchはどのシリーズでも一目見ればそれとわかる四角いフェイスと右側面上のデジタルクラウンと右側面下のサイドボタンが特徴で、Apple Watchをはめている人=iPhoneユーザーであることがわかります。

Garmin Venu 2 Plusは飾り気の無い円形のフェイスで右側面にボタンが3つ並んでいます。つるんとして凹凸のないフェイスはこれだけではないので、ぱっと見はどこのスマートウォッチかわかりませんし、iPhoneでもAndroidでも使えるのでペアリングしているスマートフォンが何なのかはわかりません。

主なスペック概要の差はこんな感じです。

Apple Watch Series 8 (45mm)

・ディスプレイ:常時表示Retinaディスプレイ、396x484px、常時表示が基本
・ケースサイズ:45 x38 x10.7(mm)
・重さ:38.8 g(アルミニウム、GPSモデル)
・バッテリー駆動時間:最大18時間
・充電:USB-C磁気充電高速ケーブル
・ベゼル素材とガラス素材:アルミニウム(Ion-X前面ガラス)もしくは ステンレススチール(サファイア前面クリスタル)
・ケース素材:セラミック製
・希望小売価格:64,800円(税込、アルミケース、スポーツバンド、45mm、GPSモデル)

Garmin Venu 2 Plus

・ディスプレイ:AMOLED、416x416px、手首を返して表示が基本(設定により常時表示可能)
・ケースサイズ:43.6 x436. x12.6(mm)
・重さ:51.0g
・バッテリー駆動時間:スマートウォッチモード: 約9日間 (ディスプレイ常時オンでは最大2日)
・充電:Garmin共通充電ケーブル(USB)
・ベゼル素材:ステンレススチール
・ケース素材:FRP(金属製リアカバー)
・希望小売価格:66,800円(税込)

Apple Watch最大の弱点がバッテリー駆動時間で、Appleの公称18時間は控えめな数字ではありますが、実際使っても持って1日半程度なので毎日の充電は不可欠です。

Garmin Venu 2 Plusのバッテリー駆動時間は流石にGarmin Instinct 2 Dual Powerの無制限には勝てませんが、スマートウォッチモード(常時表示なし)で9日間なので週1回(アクティビティやGPSトラッキングを使えばぐっと短くなりますが)程度で済みます。

筆者のように毎日充電するような使い方ですと、1日当りのバッテリー消費が少ないのと、有線充電なので充電が速いため結果的に充電時間も短いのがメリットです。なんだかんだ言ってもApple Watchの磁気充電アダプターでの充電は遅いです。

アクティビティトラッキングに関しては種目的にはGarminのタウンユースモデルとApple Watchでは極端に差はありませんが、採れたデータをどう捉えるかという視点がGarminはAppleとは全く比べ物になりません。逆にいえばスポーツやトレーニングを全くしない人にはGarminの価値半減であるといえますし、スポーツやトレーニングをする人であればGarminを選ぶべきです。

iPhoneアクティビティアプリの記録(エリプティカル[Xトレーナー])

Garmin Connectアプリでの記録(エリプティカル[Xトレーナー])

iPhoneアプリのアクティビティではカロリーと心拍しかとらえていませんが、Garmin Connectではトレーニング効果やその時の気温(室内トレーニングなのでこの場合はあまり関係ないですが)なども記録されます。

トレーニング効果が常にグリーン(向上)かオレンジ(大幅に向上)を示すようなトレーニングを継続したいものです。心肺機能を強化する有酸素トレーニングと筋力強化のための無酸素トレーニングの両方のレベルを知ることができます。

筆者がジムで使っているXトレーナー(クロストレーナー)はPRECORのAMTというものですが、普通のXトレーナーより運動量が大きくなります。

Venu 2 Plus開梱

他のGarminスマートウォッチ同様にパッケージ内容は非常にシンプルで、ウォッチ本体と充電ケーブルだけ。

左側面にスピーカーの穴があります(写真下)。

裏側のボタン側には小さなマイク穴が空いています(写真下)。

Instinct 2 Dual Powerとの外観比較

InstinctシリーズはG-SHOCKのような外観で、アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」(気圧・気温・降雨・湿度・振動・衝撃)に準拠しているというヘビーデューティーなアウトドア・スマートウォッチです。

一方Venuシリーズは、日常的にビジネスシーンなどでも違和感なく使えるタウンユース・スマートウォッチです。

想定用途の違いがバンドの余った部分を止めるもの(遊環とかベルトバックルとか言います)にも現れており、Instinctシリーズは2個付いていて余った部分をしっかりとめるようになっていますが、Venuシリーズは一般の時計同様に遊環は1個です。

どちらもバンドの穴にはまってずれないような突起が内側についています。これなどはちょっとした工夫ですが、アウトドアスポーツのスマートウォッチ経験が長いGarminだけあってちょっとやそっとではずれたりしません。

形だけ真似した中華製のバンドなどは、遊環内側の突起がほとんど無意味ですぐずれたりします。これはGarminが突起の大きさだけではなくバンドや遊環の硬さも考慮して設計してるためだと思います(筆者の推測)。

Venu 2シリーズではConnectIQストアで多くのフェイスを選んで使用できます。有償のものと無償のものがありますので、自分の好みに合ったものを使えます。このあたりはApple Watchも同じですが、InstictシリーズのようにモノクロディスプレイではなくAMOLEDなので明るくて色も鮮やかなので楽しみが増えます。



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Venu 2 Plusのメリット

従来からあるGarminのスポーツアクティビティのトラッキング内容の豊富さや、今や当たり前のスマートウォッチ機能に加えて、Apple Watchの音声コントロールや通話機能を取り入れ、それがiPhoneとAndroidの両方で使えることにあります。

iPhone特化ではないしAndroid特化でもない、さりとてどっちつかずではなく両方ともきちんと対応しているところがApple WatchやGoogle Pixelウォッチにはできないことです。

・バッテリーがスマートウォッチモードで最大9日、普通に使って1週間持つ。
・iPhoneでもAndroidでも同じように使える。
・iPhoneでもAndroidでも音声通話ができる(Plusモデルの新機能)。
・SiriまたはGoogleアシスタント(OK, Google)といった音声アシスタントが使える(Plusモデルの新機能)。
・AMOLEDで表示が鮮やかで明るい。
・ディスプレイ解像度はApple Watch 45mmとほぼ同程度。
・血中酸素濃度(SpO2)測定は、測定しない・睡眠中のみ・終日から選択できこの順で消費電力が大きくなる

iPhoneでもAndroidでもフルに機能を発揮できるのはGarminの大きなメリットです。特に筆者のように今のところメインはiPhoneでサブのサブがAndroidだけど、Androidがメインになる可能性があるようなユーザーには好適です。

注意したいのは音声コントロールで、Apple Watchだと「Hey, Siri. タイマーを5分にセット」というと『Apple Watchのタイマー』がセットされました。しかし、Venu 2 Plusは音声リモコンみたいなもので、同じことをすると『iPhone本体のタイマー』がセットされます。言い換えればiPhone本体のSiriの音声リモコンです。これはGoogleアシスタントも同様です。

心電図への期待

GarminはApple、Samsungに続いてアメリカ食品医薬品局(FDA)から、ウェアラブルデバイスでの心電図ソフトウェアの認可を得ました。

Apple Wachのように心電図解析(心房細動の早期発見)がリリースされたのがGarmin Venu 2 Plusです。まだアメリカ国内だけですが、追って日本でも認可されればファームウェアとGarmin Connectのアップデートで使えるようになると思います。

心房細動は血栓ができやすくなるそうで、最悪は命に関わる状態なるといいます。何よりも早期発見が大切ですが、年に一度の定期健康診断では発見できないことも多いようです。Apple Watchを使っていたときは、トイレ(時間がかかる方)で暇なので心電図を取って「洞調律」(規則正しい心拍)との分析結果で安心したものです。

まだどうなるかわかりませんが、Garminスマートウォッチで日本において最も心電図に近いポジションに居るのはVenu 2 Plusだと思います。Apple Watchに別れを告げた後Venu 2 Plusを買ったのもそこへの期待もあります。

まとめ

まだVenu 2 Plusは着け始めたばかりですので、これから使い込んでのレビューを書いていく予定です。


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