SHARP AQUOS sense7(SH-M24)使用開始レポート:メインカメラ、Google消しゴムマジック

SHARP AQUOS sense7(SH-M24)使用開始レポート:メインカメラ、Google消しゴムマジック

SHARP AQUOS sense7のメインカメラは50MPで1/1.55センサーを使用しています。そしてピクセルピニング技術により4つのセンサーを1つとして扱い通常は12.5MPとして撮影します。価格・重量的に近いSONY Xperia 10 IVは12MPで1/2.8センサーですのでスペック比較ではAQUOS sense7が上です。筆者はXperia 10 IVは持っておりませんが、AQUOS sense7はどんな写りなのか、今回はマクロでついでに、Google Pixel 6や7以外でも消しゴムマジックが使えるようになったのでそちらも紹介します。

カメラの仕様

改めて仕様を確認しておきましょう。

背面カメラ50,3MP, 23mm, f/1.9, 1/1.55インチCMOSセンサー
8MP, 15mm, f2.4, CMOSセンサー(センサーサイズ非公開)
フロントカメラ8MP, 15mm, f2.4, CMOSセンサー(センサーサイズ非公開)

海外でも同じ仕様で出されていればGSMArenaなどで情報が取れるのですが、メーカー情報はこれしかありません。

手ぶれ補正(静止画および動画)は備えていないので、夜間撮影はもとより暗所での撮影はしっかり構えないといけないでしょう。

手ぶれ補正がないとはいえメインカメラはミッドロー機としてはかなり良いのです。しかし超広角カメラは相当しょぼいですし動画撮影も昼間で激しく動かずFHD30fpsであればまあぎりぎり普通かなという感じ。


拡大(マクロ)で試してみる

屋外での風景などはまた出かけた時に試しますが(流石に自宅近くの風景をアップするわけにはいきませんので)、室内で試せるものとしてマクロがどの程度いけるかを試してみました。

メインカメラでのx1.0で撮影したジーンズ(写真下)

メインカメラでデジタルズーム最大のx8.0で撮影したジーンズ(写真下)

デジタルズームで8倍までかけているのでさすがに輪郭などはぼやーんとしちゃっていますが、用途によっては十分役割を果たすとも言えます。

メインカメラでのx1.0で撮影したとんがりコーン(写真下)。フォーカスがあう最短まで近づきましたが、あまり寄れません。

メインカメラでデジタルズーム最大のx8.0で撮影したとんがりコーン(写真下)

このカメラはせいぜい2〜3倍程度、35mm換算で45〜70mmまでに抑えるほうが良いでしょう。x1.0の状態でもあまり寄れませんので、マクロは得意とは言い難いメインカメラです。

他に実写例としてはケータイWatchあたりが参考になりそうです。

[ケータイWatch] 1/1.55型の大きなセンサーで快適な撮影を! シャープ「AQUOS sense7」を試す
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/mitsui/1480847.html

もう一つケータイWatchにはAQUOS sense7の紹介記事がありますが、かなり提灯ぽいので紹介するのはやめておきます。興味のある方はImpressのサイトで「sense7」で検索すれば出てくると思います。



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Pixel以外でも使える「消しゴムマジック」

Google Tensorチップを搭載したPixel 6シリーズ、Pixel 7シリーズで使えるのがウリの「消しゴムマジック」がこれらの機種以外でも使えるようになりました。

SNSやブログ用の写真であれば意外に使い道が多い機能なのですが、Pixelでしか使えない(類似機能はSamsung Galaxy S21以降で「オブジェクト消去」として使用できます)ので諦めていた人も多いでしょう。

しかし、現時点であればPixel以外のAndroidスマートフォンのGoogleフォトからも使えるようになりました。

Pixel以外で消しゴムマジックを使う条件:
Google One https://one.google.com/about のバーシック以上の有料サービスを利用すること。
・100GBのベーシックプランは年払いで2,500円。
・200GBのスタンダードプランは年払いで3,800円。
・2TBのプレミアムプランは年払いで13,000円。

本記事執筆時点(2023/04/19)ではiOS/iPadOS用のGoogleフォトにはまだ実装されていませんが、追って実装されるとのことです。

下の写真は筆者のPixel 6 Proの消しゴムマジック使用例です。アプリはGoogleフォトでOSはAndroid 13。

Pixel 6シリーズ、7シリーズ以外のAndroidでは最低限Google Oneのベーシックプランを契約しなければなりません(試用期間はあります)ので、契約せずとも試せる範囲でやってみました。アプリはGoogleフォトでOSはAndroid 13。

1に円がついたGoogle Oneのアイコンが付いている操作はGoogle One契約した場合のみフルに使えるプレミアム機能です。

Pixel 6 ProとAQUOS sense7でテーブルの色味が違いますがどちらもマニュアルではなくオート撮影。テーブルの色が実物に近いのは間違いなくAQUOS sense7のほうです。

有償契約していませんので消しゴムマジック適用後の画像セーブができませんが、消しゴムの威力は試すことができます。

今まで消しゴムマジックが使いたいけれどPixelは欲しくないと我慢していた方には朗報です。Pixelを買うよりは年間2,500円ですむならありかと思います。

一つ契約すればそのGoogleアカウントで使うスマートフォンであればどれでも使えますし、先々はiPhoneでも使えるようになるようです。



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