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実際に1年以上iPadで使って満足度が高い「折り畳みキーボード」はこれ!

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iPad Proを使っているとどうしても欲しくなるのがキーボードです。中でも折り畳みキーボードは数年前からかなりの数を試しましたが、機能・使用感で満足ができるのは1機種だけでした。純中国製品が氾濫している製品ジャンルのなかで、日本の会社が企画・設計・販売・サポートしていますので安心度も高いです。

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iPadで使う折り畳みキーボードの条件

数年以上の経験から条件は比較的シンプルです。

[1] 軽量
[2] 小型
[3] 静音
[4] ピッチは18〜19mm
[5] USB Type-C充電
[6] 開閉連動電源スイッチ
[7] ファンクションキーと数字キーが別れた6段
[8] Macユーザーであれば**「英数」「かな」キーがスペース左右にある**
[1]と[2]はiPadとともに持ち歩くのですからデカくて重いのは論外です。当たり前なので説明省略。

[3]の「静音」は結構大切です。空港のラウンジやカフェなどで使うことが多いので、カシャカシャうるさい極めて傍迷惑で、「カシャ、カシャ、ターン!」なんてのはもってのほかです。

[4]のピッチはデスクトップやノートPCで使い慣れた19mmピッチが一番スムーズで、妥協しても18mmまでです。これ以上ピッチが小さいと誤打が頻発して効率が落ちるしイライラします。

[5]のType-Cですがキーボード充電だけのために今更microUSBケーブルとか絶対持ち歩きません。脱microUSB、脱Lightning。

[6]は結構重要です。使った後OFFにするのを忘れることが多々あります。オートスリープがあったとしてもどうも信用できなくて、使おうとするとONのままになっているけどバッテリーがカラになっていることもありました。

[7]は出来れば程度のレベルです。Fnキーを使うときにいちいち”fn”キー併用も面倒です。まあ、6段のほうがベターという程度ですが、6段にすることで配列に余裕ができてENTERキーが普通の逆L型になるメリットが大きいです。

[8]もMacユーザーにとってはかなり大切です。現在のモードにかかわらず「英数」キーを押せば「英数モード」、「かな」キーをおせば「かなモード」になりますので、トグルと比べて現状モードを気にしなくて良いのです。

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折り畳みキーボードのブランドと条件を満たす製品

今まで「EWIN」「MOBO」「iClever」の3ブランドを使用しました。

Amazonを探すと実に多種のブランドやほぼノーブランドに近い物も出てきますが怪しさ満点。

EWIN → おすすめできない

日本では「タクトアップ株式会社」がEWINブランドの代理店として販売しています。

100%中国国内で製造されていますが、EWINを製造販売している中国の会社名は公表されていません。今まで2種EWINの折り畳みキーボードを買いましたが、その範囲では不具合があったとかすぐ壊れたということはありません。現行製品でUSB Type-C充電なのは以下の2種類のようです。

  • ‎EW-RB023(3つ折り、5段、19mm、開閉連動スリープ、日本語配列、英数/かなキーあり、タッチパッド搭載)
    裏面がクロス貼りで畳むとクロス面が表面にきて上品で手触りが良い。クロスの色はグレーとブラックがある。
  • EW-ZR050BR(3つ折り、6段、19mm、開閉連動スリープ、日本語配列、英数/かなキーなし、タッチパッド搭載)
    販売サイトにより充電がmicroUSBと書かれていたりUSB Type-Cと書かれていたりします。USB Type-Cが絶対条件であれば要注意。

筆者が持っているのはEW-RB023の前のモデルであるが、幅342mmもあるとノートPCより大きくテーブルを占拠する。スペースが十分取れないことが多い外出先ではマイナスに響き、カフェなどではテーブルの空きスペースも少なかったりして余計困ることが多かったので出番も減りました。

EWIN折り畳みキーボードは販売サイトはAmazonですが、型番明記が製品に明記されておらずAmazonの販売サイトにも目立つところには記載がありません。さらにマイナーチェンジモデルもあったり販売者もEWIN直営店とかEWINLIFEとかあって非常にわかりにくいです。マニュアルのダウンロードもまともにできないのはいかがなものかと思います。

Webでのサポート情報や販売情報がめちゃくちゃわかりにくいですし、商品情報サイトがあっても商品写真が一枚あるだけで仕様とかかかれていないので、トータルではお勧めできません
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MOBO → おすすめ!

株式会社アーキサイト」が企画・設計・販売・サポートしている折り畳みキーボードなどののブランドです。製造は中国へ委託生産となっていますが日本の会社の製品です。

折り畳みキーボードは「MOBO Keyboard 2」のみで筆者使用中。

  • 重量:286g(やや重い)
  • 折り畳みサイズ:166 x 15 x 120(mm)
  • 使用時サイズ:291 x 13 x 120(mm)
  • 音は静かでかしゃかしゃしない
  • キーピッチ:19mm
  • 充電:USB Type-C
  • 電源:開閉連動
  • キー段数:6段
  • 配列:日本語で「英数」「かな」あり

冒頭の条件を全て満たします。

筆者が持っている折り畳みキーボードではこれ一択です。条件を全て満たすのと、3つのマルチデバイスなのでiPhoneやAndroidでも使える、開閉連動電源なのでOFF忘れもありません

付属ケースに400gを超えてしまいますので、キーボード単体を100円ショップのクッションケースに入れています。

欠点をあげるとすればやや重くて嵩張ること。

しかしタッチパッドがないのでその分閉じたときに左右幅がコンパクトで、開いても30cmを切るので邪魔になりません。ENTERキーがデスクトップのキーボードと同じように逆L型で使いやすい。

(写真上)Apple Magic Keyboardと並べてもほぼ同じサイズ。

(写真上)上がMOBOで下がEWIN、右側の飛び出るタッチパッドが出先では結構邪魔になる。

ポインティングデバイスはついていませんが、折り畳みキーボードのタッチパッドよりは、LogicoolのPebbleマウスといったコンパクトマウスを併用した方が圧倒的に使いやすいでしょう。

全体的には流石に日本の会社が企画・設計・販売しているだけに、製品はもとよりWeb情報もちゃんとしておりお勧めできます。

iClever

折り畳みキーボードではメジャーなブランドですが、本社は中国の深圳にある中国企業で日本法人は「サウザンドショアス株式会社」となっています。

折り畳みキーボーの種類は多いですが、旧式のmicroUSBでしか充電できないものもかなり多く、USB Type-Cで充電できるものは意外に少ないです。カッコ内はキーピッチです。

  • IC-BK06SE(2つ折り、5段、19mm、開閉連動電源、英語配列、英数/かなキーあり)
  • IC-BK08(3つ折り、5段、16.5mm、開閉連動電源、英語配列**、英数/かなキーなし**、タッチパッド)
  • IC-BK09(3つ折り、5段、18mm、英語配列、英数/かなキーなし、テンキー)
  • IC-BK18(3つ折り、5段、16.5mm、開閉連動電源、英語配列、英数/かなキーなし、タッチパッド兼テンキー)
  • IC-BK26(2つ折り、5段、17mm、英語配列、英数/かなキーなし

iCleverの3つ折りタイプのヒンジ部は、底面と表面が飛び出ていますので、そのままですと左右に開いた部分が宙に浮いてしまうため、左右に開く部分の端に低い足が出せるようになっています。

これらの中では5段ではありますが、それ以外はOKとなるのが「IC-BK06SE」ですが、2つ折りで中央にかなり大きなギャップがありますので好みが分かれます。ピッチは標準ですのでホームポジションタイピングをする人なら慣れの問題でしょう。

重さは175gと構造もシンプルなのでかなり軽量で、MOBO Keyboard 2より100gも軽くiPhone 15やiPhone 16とほぼ同じ重さです。

iCeverの折り畳みキーボードはmicroUSB充電のものを数種類使ってきました。基本的にどれも作りは良いのですが、「英数」「かな」キーがない製品が多く、ピッチも狭めのものが多いので、現状ではどうしても選べる製品は限られてきます。

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ケース一体型キーボードはどうか?

Apple純正はとてもキーボードとは思えない値段ですので最初から除外です。

以前Logicoolのものを使ったことがあります。

バッグから出せばすぐに使えるのは、MacBook Airと同じ感覚で心地よいです。

しかしタブレットとしては大きな欠点も伴います。

キーボードがいらない時でもケース・キーボード一体型で持たねばならず結構重くなる

この場合は、iPad Pro(第1世代)こみで1,136gとなりタブレットの重さではなくなります。

便利ですが、重さが増してタブレットして相当使い勝手が悪くなるのは経験済みです。仕事専用で常にキーボードと一緒に使うならいいかもしれませんが、それならMacBook AirやノートPCのほうが便利です。

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小型ストレートキーボードはどうか?

持ち運びしやすければ折り畳みでなくても….。

これもいろいろ試行錯誤しましたが、今はApple Magic KeyboardかLogicool K380です。

Apple Magic Keyboardは純正なのでiPadとの相性は抜群で重さも239gと非常に軽いのですが、マルチペアリングできないですしAndroid相手では使えません。iPadだけで使うのならばお勧めです。

Logicool K380も持っていて時々お世話になります。

キーピッチは18mmと微妙に小さいですが質実剛健で自宅で使っているK780と同じタイプフィーリングです。問題は重さで電池こみで415gもあり、宅内モバイルならOKですが、旅行や出張に持つ物ではないですね。

旅行や出張で折り畳みキーボード以外ならApple Magic Keyboard一択でしょう。

他にサンワサプライからは安価で使いやすいものが出ています。

どっちもどっちで今となってはどちらもお勧め致しかねます。(詳細は上記紹介記事でどうぞ)

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まとめ

iPadで外出先でも心地よく使える折り畳みキーボードは限られている。

19mmピッチ、USB Type-C充電、開閉連動電源、独立した「英数」「かな」キー装備が最低条件。

これらを満たすものは「MOBO Keyboard 2」である。生産は中国企業へ委託しているが、企画・設計・販売・サポートは全て日本の会社なので安心度が高い。

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