この記事では、今までメインで使ってきたApple製品からの離脱可能性について、筆者の例を上げて理由や可能性・対応策などを筆者環境を中心に説明しています。今回は脱Appleを考えた理由について書いています。
見限りたいApple製品
まず最初にお断りたいことがあります。
私自身はiPhone8・Apple Watch Series 5・Mac miniのユーザーであり、同時にAndroid(AQUOS R Compact/Unihertz TItan)・GARMIN・Windows(hp Pavilion Power 15とhp Spectre x360 13)のユーザーでもあるということです。単純にApple製品だけを使っているわけではありません。
実際、この記事はMacではなくSpectre x360を使って書いています。
私はApple製品を使っていますが、決してApple信者ではありません。AndroidもWindowsも普通に使っています。
私は理由があってApple製品を使っていますがApple信者でない以上、メリットがなくなったら別にAppleにはこだわらないということです。
MacやiPhoneは便利にできているし「製品同士の繋がり」がとても良いので便利ですから使っているだけです。
iPhone離脱を考える理由
まずはiPhoneです。私にとってiPhoneを使い続けることのディメリットは大きく2つです。
買い替えの価格が高い
2009年4月のiPhone 3Gから始まり、現在のiPhone 8に至るまで11年近くiPhoneシリーズで乗り換えながら使い続けていました。
しかし残念なことに…
AppleのiPhoneは同レベルのAndroidに比べて価格が高すぎる。
価格統制が行き届いていてディスカウントは殆どない。
量販店でのポイント付与率もApple製品だけ少ない。
…といった買い替えに際してのディメリットだけが目立つようになってきました。
え?それって昔からだろ?って?
確かにそのとおりです。
昔は競合がへなちょこだったので、独占価格・独占サービスを私自身も容認して対価を支払っていました。しかし競合も成長しより安い価格で立派に戦えるまでに成長していますので容認できる状態ではなくなっています。
Lightningがうざい
モバイル製品の業界動向として接続端子はmicroUSBからUSB TYPE-Cが主流になりつつあるなかでiPadやMacもUSB TYPE-Cを採用しているのに、iPhoneだけは頑固にLightningを採用継続です。
iPhoneのためだけにLightningケーブルが必要になります。外出や旅行のときUSB TYPE-Cの機器をメインに持つようにしています。例外はモバイルバッテリーですが、それも最近購入するのはUSB TYPE-Cで充電できるものを選んでいます。なので、iPhoneだけのためにLightningケーブルや3-in-1ケーブルを持たねばならないのはウザいです。
iPhone 8離脱を考える理由は、買い替え価格の高さといつまでたってもUSB TYPE-C対応にはならないから。
Apple Watch Series 5
Apple Watch Series 5そのものには一つを除いて不満はありません。
唯一の不満がバッテリー。常時表示機能のなかった私の前モデル(Series 3)では朝6時に装着して22時ごろに70~75%でしたが、Series 5では45%前後になります。わかっていて買ったとはいえ短いですわ。朝起きたとき100%で対して、たいして多くない通知を受けてほとんど操作することもないのに夜に半分ってのはやはり持ちが悪すぎます。
これ時計じゃないよね、今更ですけど。
しかしここにApple Watchを掲げる理由はバッテリーの持ちではありません。
iPhoneをやめるなら自動的にApple Watchもやめることになるということです。Apple WatchはiPhoneなしでは使うことはできません。
Apple Watch離脱を考えるのは、iPhone 8離脱すると自動的にApple Watchも使えなくなるから。
Mac mini
本気でMacをメインで使い始めたのは、2011年7月にMac miniを買ってからです。このモデルは結構長く使って2017年1月にMac mini (2014)を購入しました。一つのモデルを5年半使ったのですから長いほうです。
そのMac miniも昨今パワー不足を感じるようになってきました。
Mac miniとはいえ買い換えるとそこそこの価格になりますが、その割にはパフォーマンスが今ひとつどころか今2つぐらいで、さらにGPUがCPU内蔵ものなのででねぇ。
MacからMacに買い換えるのは性能と価格を考えると余りにもコスパが悪すぎる
Mac mini 2018で第8世代Core i7(Core i7-8700B)+16GBメモリ+1TB SSD+Intel UHD Graphics 630にすると231,880円です。
一方、HP Pavilion Gaming Desktop 9700-0072jpだと、第9世代Core i7 (Core 77-9700) +16GBメモリ+256GB SSD+2TB HDDでも124,080円と10万以上差があります。
前者のGeekBench 5は、Single Coreで1100前後、Multi Coreで5700前後。
後者のGeekBench 5は、Singe Coreで1200前後、Multi Coreで7000前後。
ただしGPUの性能は控えめに見ても10倍くらい後者のほうが高いです。10万安くてGPUは10倍性能。
Mac miniですらこれなのですから、MacBook Proとか私も以前は持っていましたが、いくら現Appleユーザーの私でも30万以上出して買う人の気がしれません。
さらにもっと現実的な理由として、Office(主にExcel)のWindowsとMacでのパフォーマンスが違いすぎます。まあ、当たり前といえば当たり前のMicrosoftさん。敵陣営のMacで動くOfficeのパフォーマンスをWindows同等以上にはしませんって。
使い続けたいApple製品
一方、iPad Pro 11 (2018, 1TBモデル)は、見限る根拠は全くありません。
現時点においてまともなタブレットはAndroid陣営には存在しませんし、だからといってSurfaceはタブレットではない。タブレット的に使えるPCであり、愛機hp Spectre x360-13と大差ありません。
本体だけなら500gを切りますし、Smartkeyboard folioとApple Pencilをあわせても実測785gと軽いので、出かけるときにスマホでは役不足、PCでは大げさってとき大活躍してくれます。
コネクタもUSB TYPE-Cですし、ACアダプタも容量さえ満たせばTYPE-C PDでOKなので、私はSpectre x360と兼用にRAVPowerの60Wを使っています。
これまでのまとめ
Appleユーザーである筆者が、iPhone/Apple Watch/Mac miniから離脱する最大の理由は、iPhoneの買い替え価格の高さとLightningに固執しているAppleの姿勢に嫌気がさしたから。
もしiPhoneをやめてしまうと、Apple Watchを使い続けることはできないしその価値もない。
Mac miniはパフォーマンス的に買い替え時にきているが、Macシリーズは価格のわりに得るものがない。同程度のパフォーマンスならWindowsマシンのほうが遥かに安い。
次回
次回は代替手段について考えます。