■保存版記事■ 新居購入の夫婦のベッド選び:長く使えるベッドを選ぶには?<連載2回目>

■保存版記事■ 新居購入の夫婦のベッド選び:長く使えるベッドを選ぶには?<連載2回目>

ご夫婦が新居購入と同時にベッドを買おうという場合に限定してのベッド選び指南の連載2回めとなります。1回目の前回は新居購入時の夫婦のベッド選びの基本について書きましたが、今回は基本編の追加としてヘッドボードとベッド下収納についての話となります。

ヘッドボードは必要か?

ヘッドボードの役割

そもそもヘッドボードの役割ってなんでしょうか?

枕が床に落ちないようにする、上半身を預けて本などを読む、といったところでしょう。

日本製のベッドの中には宮付きとかいって、小さな棚みたいなものがついているものもありますが、あれは前述のヘッドボードの役割を果たしにくいのでヘッドボードとは言えませんし、スペースを無駄に食う割には収納力はないしレイアウトが制約されるので買うべきではないです。収納ならベッドの横に置くナイトテーブルでおしゃれなものを買ったほうが遥かに実用的です。

壁に枕側をつければヘッドボード不要

さて、ヘッドボードが必要かどうかは、ベッドの置き方にかかります。

我が家のベッドルームは、前回書いたようにシングルベッド2台をぴったりくっつけたキングサイズ相当のハリウッドツインにしています。そして頭のほうは壁にぴったりくっつけており、壁がヘッドボード役割を果たしますのでヘッドボードはつけていません。

子供部屋の場合は、ベッドの枕側を壁にぴったりくっつけられるようなレイアウトはあまり多くないかもしれませんが、夫婦のベッドルームならばレイアウトを考えると、ハリウッドツインにせよ、セパレートツインにせよ、多くの場合は壁にベッドの枕側をぴったりくっつけられるのではないでしょうか?

その場合、ヘッドボードは価格は想像以上に高い割には無駄なので不要です。その分マットレスにお金をかけたほうが幸せになれること間違い有りません。

ベッド周りで使うリネンや部屋のインテリアにより、似合うヘッドボードと似つかわしくないヘッドボードがありますので、模様替えしたらヘッドボードだけ浮いちゃうなんてことにもなります。

夫婦のベッドルームでは、壁にベッドの枕側をピタリと付けられることが多いので、ヘッドボードや宮付きは間違いなく不要です。



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ベッドの下は必ず空間にする

家具屋さんのベッド売り場を見ると、木製ボトムの下側が収納になっていたり、スプリングでマットを跳ね上げて中に収納スペースがあるものとか見かけますよね。

あるいは、ベッド下収納といって高さの低いプラケースなどが雑貨売り場にあったりします。

ベッドの下の空間ってもったいないよなぁ…そう思う人は多いはずです。
しかし、ベッドの下の空間は意味があり、空間であることが大切なのです。

人は寝ているときに200~500mlの水分を呼気や汗で放出するそうであります。それらのうち何割かがベッドパッドやマットレスを通じて床に逃げていきます。

その人体からの湿気を逃がすのがベッド下の空間です。

その空間を収納で埋めてしまうとどうなるか?
収納したものが湿気を吸うか、湿気を吸われないプラケースならば逆にボトムやマットレスがカビる原因になります。

筆者は結婚前に収納引き出し付きシングルベッドをつかっていたことがあります。独身のアパートなので収納も狭くやむなくの選択でしたがこれが最悪。中にしまったリネンはじっとりと湿っぽいしときにカビっぽいものも見かけました。

下着とかしまおうものなら気持ち悪くて履けませんね。これ、アパートの1Fならまだしも2Fでもこの調子でした。

ベッドのボトムは通気性の良いスプリングボトムがよく、引き出し収納や跳ね上げ収納のあるベッドは論外で絶対使ってはいけません。極端なことを言えばロボット掃除機がいつでも入れるようにしておくくらいがベストです。

今回のまとめ

ベッドの枕側を壁にピタリと付けられるレイアウトならヘッドボードは不要であり、その分の費用でマットレスのグレードを上げたほうが良い。

ベッド下収納は絶対不可。収納したものが湿気を吸うかカビが生えたりするし、あるいは逆にマットレスにカビが生えてしまう。



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