GARMIN Instinct 2 Dual Powerで最大の進化点が十分は太陽光があれば事実上稼働時間は無限という他に類を見ない特徴がありますが、実際に使ってみると前モデルでも十分長持ちだったのでそのメリットを肌で感じることはあまり多くないのですが、むしろあまり取り上げられない点で非常に使いやすいことに気づきました。
Connect IQが使える
多くのスマートウォッチではプレインストールされたウォッチフェイスの他に、有志が作ったウォッチフェイスを無償あるいは有償でダウンロードして利用できるのは当たり前になっています。
初代のGARMIN Instinctシリーズでは組み込まれた何種類かのベーシックなウォッチフェイスのみが利用可能であり、そもそもConnect IQ(AppStoreみたいなものです)の利用すらできなかったのです。
そう完全にガチガチ固まっていたのですが初代のGARMIN Instinct。
これがGARMIN Instinct 2シリーズではConnect IQが利用可能になり、ウォッチフェイスやアプリをダウンロードできるようになりました。
fenixシリーズ、Forerunnerシリーズなどのように完全に自由なカラーディスプレイ画面を持った機種だとウォッチフェイスやアプリは多いですが、GARMIN Instinct 2は独特の形状のMIPディスプレイなのである程度限られています。
とはいえ、ウォッチフェイスが組み込みの超シンプルなもの以外が使えるのは嬉しいです。
これについては先日の記事ではあまり触れていませんので今回紹介します。
ウォッチフェイス
組み込みのデフォルトウォッチフェイス
デフォルトは初代と酷似したシンプルなフェイスです。
シンプルとはいえApple Watchでいうところのコンプリケーションはそれなりに多くあります。
Apple Watchのウォッチフェイスではコンプリケーションは8個あたりが最大のように思いますが、Instinct 2 Dual Powerではデフォルトのシンプルなウォッチフェイスでも6個あります。
すなわちこれだけあります。
・曜日・日付(MON 10と表示されている)
・バッテリー残量[駆動可能推定日数](バッテリーアイコンと28dが表示)
・バッテリー残量の下がソーラー受光状況
・通知件数(時計の左下)
・天候と気温(時計の右下)
・歩数(一番下)
これらの内容は固定ではなく、コンプリケーションと同じく何を表示するかの変更ができます。
ディスプレイ解像度向上によりウォッチフェイスがDL可能になった
直接的には関係ないとは思いますが、従来モデルの128 x 128pxから176 x 176pxになったため、表示できる内容が格段に増えました。結果としてそれよりより多くの情報を詰め込めるようなウォッチフェイスが有志により作成され、それをConnect IQからダウンロードして利用することができます。
Connect IQとは言ってみればAppStoreみたいなものです。ここから好きなウォッチフェイスやアプリを選んでダウンロードしインストールできます。
今の所お気に入り(無料のもの)はInstinct Missionというウォッチフェイスです。
Forerunnerシリーズやfenixシリーズ、VenuやVivoactiveなどでも使えるものです。
現在はこれを愛用しております。
ウォッチフェイスInstinct Missionのスクリーンショットがこちら(上記写真のスクリーンショット)。
時刻以外の要素(コンプリケーションにあたるもの)は以下の通りです。もちろん設定によりかなりいろいろ変更できます。
・曜日(MONと表示された円形の中)
・日付(10 OCTと表示)
・歩数(足跡アイコンと5359と表示)
・バッテリー消費(バッテリーアイコンと-0.6と表示、バッテリーが0.6%減ったことを示す)
・気圧上昇降下(上向矢印、この時は気圧は上昇しているので天気は回復傾向)
・バッテリー残量[%と推定日数で表示](99.3% 28dと表示)
・スマホとBluetooth接続中(Bluetoothアイコンが表示される)
・秒(時分の右側の03、腕を返すようにすると描画表示されるが節電のため数秒で消える)
・通知件数(秒の下の1という数字とメッセージアイコン、この場合は1件の通知)
・プログレスバー(時分の下、ここではBody Batteryを示している、Body Batteryとは体力の残量みたいなもの)
・日の出(5:42と表示)
・日の入り(18:13と表示)
・天候と気温(最下部)
コンプリケーションに換算すると13個あります。
一見ごちゃごちゃしていますが、自分が普段欲しい情報が何も操作せずに見えるので非常に使いやすい。
さらにGARMIN Instinct 2シリーズはMIP液晶(メモリインピクセル液晶)なので、他のディスプレイとは異なり、電流を流さなくても表示されたままになります。
一般のディスプレイでは静止画であっても電流を流し続けないと表示は維持できませんが、MIPは静止画表示であれば一旦表示すれば電気を食わず、なおかつE-Inkディスプレイより格段に反応が早いという特徴があります。
ウォッチフェイスがダウンロードして変更できるということは、ユーザー視点で有志が作ったウォッチフェイスが使えるということであり、単にデザインだけの問題ではなく、表示できる情報量がメーカー提供のものより格段に増やせるということでもあります。
まとめ
GARMIN Instinct 2 Dual Powerはソーラー充電が進化し、事実上バッテリーライフは無制限になるという他に類を見ない特徴がある。
他に地味でりあまり取り上げられないのであるが、MIP液晶のい解像度が増えてより多くの情報を表示できるようになったため、有志が作成したかっこいいウォッチフェイスをダウンロードして利用できるようになった。情報内容が多いものだと操作せずに必要な情報を見ることができる。