配信・解説動画・リモート会議などにピッタリ、マイクロホンを棚板に半固定する仕掛け

配信・解説動画・リモート会議などにピッタリ、マイクロホンを棚板に半固定する仕掛け

 専用PCデスクはないけどコーナーはあるという場合には、リモート会議や配信、解説もの(要するに自分が喋る)録画をする際にマイクロホンに困っていませんか?一つには以前紹介したラベリアマイクを使うことですが、音質上はコンデンサーマイクには勝てません。

カメラはiPhoneの連係カメラ

 これについては以前記事にしております。

https://aichanworld.com/wd/2023/01/30/post-26881/

顔が暗い・画像がイマイチ!Web会議(リモート会議)のカメラ画像はiPhoneをカメラ代わりにつかう解決できます

 

 やり方はこれと同じでありまして、マイクロホンもPCコーナー(壁面収納の一部)の棚板に強力なクリップを使って、つけ外し自由にしょうというものです。

三脚ネジについて:
 三脚やカメラの三脚穴は1/4インチねじが使われていますが、音響(PA)で主としてマイクスタンドには3/8インチ(通称AKG規格)や5/8インチ(通称SHURE規格)と呼ばれるねじ使われており、カメラ関連のグッズをマイク関係に使うにはねじの変換が必要になります。



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マイクロホンを棚板に付けられるようにしよう

 条件は一つ、棚板にクリップで挟めるようにしマイクロホンの取り付け角度は自在になること。筆者が取り付けるマイクロホンはmarantzのMPM-1000というコンデンサーマイクです。

 今回使ったパーツを紹介します


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 マイクロホンのmarantz MPM-1000にはマイクロホン本体、XLRケーブル、ショックマウンター、ウインドガードが付いています。XLRのバランス接続で48Vのフォンタム電源が必要なので、パソコンやカメラダイレクト接続は不可能で、ミキサーやオーディオインターフェース経由での接続となります。似たような製品名でMPM-1000Uというのがありますが、こちらはUSB接続でUSBバスパワーから電源を取るコンデンサーマイクですので間違えないようにしてください。MPM-1000JはMPM-1000(XLR接続)の日本版パッケージでクリーニングクロスが付いているのがJでそれ以外の違いはありません。

 筆者は気づかずにMPM-1000Uを買ってしまいまして、届いて開梱して初めて間違いに気づいたという恥ずかしい話。その後MPM-1000を買い直しました。MPM-1000Uは使うこともあろうかとそのまま所持しています。MPM-1000Uのほうにはショックマウントや簡易三脚はついていません。

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 ショックマウンターをマイクスタンドへの取り付ける部分は5/8インチのメスとなっています。付属品として5/8インチオス-3/8インチメスの変換ねじが付いていますが今回は使いません。マイクのショックマウンターとこれらのパーツを使って接続して組み上げたのが下の写真。

 クリップのねじは1/4インチのオス、マジックアームのねじは両端とも1/4インチオスでコールドシューと締め付け用のリングが付いていますが邪魔なので外してしまいます。そしてクリップとマジックアームを両端が1/4インチメスの1/4インチメス-メス変換を使って繋げます。

 マジックアームの反対側には1/4インチメス-5/8インチオスの変換を挟んで、MPM-1000のショックマウンターに取り付けます。ショックマウンターに付属していた5/8インチオス-3/8インチメスは使いません。

 これで完成なのですが、余ったパーツ類はまた使うことがあるでしょうから、チャック袋などに入れて大切に保管しておきましょう。

 クリップを外して三脚にマウントすることもできますし(こういうマイクなので三脚につけても使いにくいだけですが)、机の上にクランプで挟むポールとアームをつけてマイクを取り付けることも可能でしょう。ポイントは小型のマジックアームでありまして、これがあるので角度などは相当自由に変えることができます。

 この方法はカメラ(スマートフォン)やマイクだけではなく、小型の撮影ライトや撮影モニター(ATOMOS NINJA Vなど)にも応用が効きます。マジックアームや接続用の変換ネジ、クリップやクランプなど何種類か用意しておくとかなりいろいろ使いまわせます。



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