Garmin Venu 2 Plusを1ヶ月使って分かった良い点、悪い点はこういうところだ

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Apple Watch Series 7からGARMIN Venu 2 Plusに乗り換えて1ヶ月経過しましたので、使って分かった良い点や悪い点などをレポートします。元々GARMINはいろいろ使ってきた筆者でありまして、GARMIN Instinct 2 Dual Powerは現有モデルで適宜使っております。

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Garminのメリット

Garminの特徴

Garminは1898年設立のアメリカ本土に拠点を置く企業で、現在の本社所在地はスイスにありGPS/GNSS機器のトップメーカーです。航空機アビオニクス(航空機用電子機器)も製造しています。

GPSメーカーであるだけにスマートウォッチのGPSも反応が早く正確です。

ワークアウトのトラッキングも主な目的別にモデルがあります。

ランニングをメインとしたForeAthleteForerunner、普段使いで汎用的に使いたいときのvivosmart(スマートバンド)やvivomovevivoactivevenuがあります。アウトドアメインであればG-Shockに似たフェイスのInstinct、日常シーンで使いたけど高級感のあるものということではfenixがあります。そしてゴルファーの方にはApproachMARQ Golferがあります

このように他のスマートフォンメーカーがスマートフォンのアクセサリ的に作っているものとは本気度が全く違います。

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Garminはどのスマホにも媚びない

Garminはスマホを作っていません。したがってiPhone寄りでもなければAndroid寄りでもなくどちらでも同じように使えます。

AppleやGoogle、Huawei、Xiaomiといったスマートフォンメーカーが作っているのではないので、スマートフォンの機種の影響を受けません。

極端な話、iPhoneを使っていたのでApple Watchを買ったが、Androidに乗り換えたのでApple Watchも使えなくなったということがありません。

地味ですがスマートフォンを選ばないというのは長年使う上では結構重要なポイントです。

GARMINのクラウドで管理できる

Apple WatchはiCloud上でデータ確認などができずあくまでペアリングしたiPhoneのみでアクティビティデータの確認ができます。

Huawei WatchやAmazfitも同様でペアリングしたスマートフォンのHuawei Healthアプリでデータ確認ができます。Google Fitと連携すれば一部データについてはGoogle Fitでも3rdパーティアプリのHealth Sync(有償)を使うことで連動させることが可能です。しかし、PCやMacから確認はできません。

Garminの場合、Garmin Connect Webとリンクしているので、Garminとスマートフォンを同期すれば自動的にGarmin Connect Webと同期しますのでPCやMacでも即座にデータ確認ができます。Garmin Connect Mobileアプリをインストールすれば、Garminウォッチとペアリングしていないスマートフォンでも同様にデータ確認ができます。

これは睡眠・心拍・アクティビティ・呼吸などのデータを見たい場合にも重要です。うまく使えば遠隔地に住んでいる高齢の親の見守りなども可能になります。

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Garmin Venu 2 Plus概要

仕様

ガラスCorning® Gorilla® Glass 3、タッチスクリーン
ベゼルステンレススチール
ケースFRP(金属製リアカバー)
ストラップシリコン
サイズ43.6 x 43.6 x 12.6 mm
重量51.0 g
ディスプレイ416 x 416 ピクセルAMOLED
416 x 416 px
常時表示設定可能
解像度416 x 416 ピクセル
稼働時間スマートウォッチモード: 約 9 日間
GPSモード:約 24 時間
防水5 ATM

価格(2023/04/13時点)

メーカー直販サイト;66,800円
Amazon価格:57,091円(Amazon出品のもの)
Yahoo!ショッピング:62,006円〜(送料込み)、53,610円(送料込み・PayPayポイント差引後の実質)

価格的にはApple Watch Series 8とほぼ同価格帯となります。

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Venu 2 Plusを使って1ヶ月の感想

Apple Watch Series 7はすでに手放しましたが後悔はしていません。

Apple Watchは結構売れているので装着している人も多く、あの人もこの人もApple Watchってな状況になりますが、Garminは機種も多いこともあって他人と被ることはあまりないようです。

以下にGOODポイントを書きますが、正直なところBADというのは思いつきませんでした。

GOOD:タッチパネルとボタン操作併用

Apple WatchとGarmin Instinctシリーズの両方を使って感じたのは、Apple Watchのようにほぼタッチ操作のみで行うのは時にまどろっこしいこともあるような気がしていました。しかしVenuはボタン併用でなんかこうすっきりしたような感じです。

Venu 2 Plusは右側に3つのボタンがあり、上からアクションキー。カスタム/音声アシスタントキー。バックキーという名称になっております。

中央のカスタム/音声アシスタントキーはシンプルで限定的な用途であり、押すことで何か一つ割り当てたアプリの起動ができ、長押しすれば音声アシスタント(リンクしているiPhoneのSiriやAndroidのGoogleアシスタント)を起動します。

上のアクションキーはタッチパネルで選択したアクティビティの開始・終了長押しでのコントロールメニュー表示、さらに長押し(3回蠢動するまで)すると援助要請が発動します。

下のバックボタンはスマホの戻る機能と似たようなもので、他に長押しすることでメニューページが表示されます。

一見ややこしそうですが、Garmin Instinctのように全部で5つのボタンを押し分けることでややこしくなるところを、タッチスクリーンで操作できるので相当楽です。

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VERY GOOD:多様なフェイスと明るいディスプレイ

Garmin Instinctではフェイスはプレインストールのみ、Instinct 2では3rdパーティのフェイスも使えますが、そもそもウォッチの盤面デザインが固定的になっていますので限度があります。

Venu 2 PlusのフェイスはGarmin Connect IQアプリを使って、非常に多くの有償・無償のものを選んで使うことができます。

[公式] Connect IQ Store
https://apps.garmin.com/ja-JP/

筆者が現在気に入って使っているのはDinstinct というもので、文字表示がくっきり大きい割には表示情報量が多いのが特徴です。

下のスクリーンショットの左側のシンプルなものはGarminのサイトでも映ってるもの、右がDinstinctです。スクリーンショットは四角で得られますが実際の画面は円形です。

ディスプレイそのものはAMOLEDで晴天下でもかなりくっきり見えます。

設定すれば常時表示を可能にすることもできますが、Instinctシリーズのようにモノクロ半透過メモリインピクセル(表示を維持するのに電気が要らない)ではないので、バッテリー消耗に影響があるのは間違いありません。

常時表示にしなくても手首をちょっと手前に回す動作だけで確実に表示されます。大げさに腕を回して手首を返す必要もないので、会議中などで机上に置いた手首を少し手前に向けるだけで反応しくれます。

以前使ったスマートウォッチの中ではこの感度が悪いものがあって閉口しましたがVenu 2 Plusは大丈夫。

NORMAL:通知

iPhoneの場合、通知はiPhoneに表示された通知は全て飛んできます。

もちろんiPhoneに設定があればLINEだって飛んできますが、Apple Watchのように返信はできません。見るだけです。これはメールも同じで全文ではなくタイトルと本文の冒頭を表示してくれます。

これは当たり前に当たり前のことができているので、これ以上も望まないしこれ以下も困ります。

VERY GOOD:MoveIQ

Garminのウォッチにはウォークやランについては開始操作をしなくても自動的に検知してくれるMoveIQがあります。

Apple Watchにも似たようなものがあるのですが、Apple Watch(私が使っていた時)では例えば5分間ウォークが続くと自動的にウォーキングのトラッキングになるのですが、歩き始めてから5分経ってから始まるので最初の5分はウォーキングには入りません。

GarminのMoveIQでは遡って5分前からウォーキングデータが取得されており、当然GPSデータも入っていますのでウォーキングを始めた5分前にデータを見ることができます。たいしたことなさそうなのですが、使っていると結構役に立ちます。

本気ウォーキングでなくても、ちょっと早めに歩くことでウォーキングとみなして記録してくれます。

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GOOD:SpO2(血中酸素)

もはや当たり前になっているこの機能。

Venu 2 Plusでは、睡眠時のみ測定モード、終日測定モードがあります。終日測定モードは決まって何分置きではなく装着しているユーザーが安静にしているときに自動的に記録されます。

他のスマートフォン同様に医療用デバイスではないので値はあくまで参考値です。

これもペアリングしているスマートフォンだけではなくGarmin Connect Webでも見ることができます。

下のスクリーンショットはMacのSafariからみたGarmin Connect Web画面の一部です。

Apple Watchや他の大抵のスマートウォッチではペアリングしているスマートフォン上でのみ見ることができますがGarminは違います。

これができることで遠隔地の高齢者の見守りなどにも使える可能性があるということです。

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VERY GOOD:バッテリー

正直なところ空になるまで使ったことがありません。スマートウォッチモードで公称9日間駆動なのですが、習慣的に毎晩シャワータイムのときにケーブルにつないでいます。

もともと駆動時間が長いため1日つかっても90%前後残っています(筆者の場合)ので充電時間は非常に短い。

これがApple Watchだとバッテリー消費が激しいため、シャワータイムだけでは充電が終わらないときも多々ありましたので大いに心強いです。

2泊3日程度の旅行なら充電ケーブル不要です。

GOOD:十分強いバイブレーター

目覚ましをセットしていますが、指定した時間になるとバイブレーションと音で起こしてくれますがどちらも結構強くて大きいので今のところこれで目覚めていますし、もちろん通知にもすぐ気づきます。

以前使った「HUAWEI Watch GT2e」はバイブレーションが弱くて気づかないことがありました。スマートウォッチのメリットの一つはスマホへの通知をバイブレーションで教えてくれることにありますが、これが気づかない弱さというのはいただけません。

Venu 2 PlusはOKです。

<参考記事>
スマートウォッチとスマートバンドの長期使用レビュー:HUAWEIを2種、GARMINを2種半年使った!
https://aichanworld.com/wd/2020/11/17/post-16114/

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HOPEFULLY GOOD:心電図への期待

アメリカではGarmin Venu 2 Plus二等されているECG(心電図)取得ソフトウェアがFDAの認可が取れたので、ユーザー向けにApple Watch同様に心電図が取れるようになりました。

Apple Watchもそうですが、Garmin Venu 2 Plusも医療用ものではありません。

心房細動の兆候を本人が無症状のうちに早期に取得し重篤化を防ぐ手助けができます。心房細動は高血圧、糖尿病、心筋梗塞・弁膜症などの心臓病や慢性の肺疾患のある人で発生しやすく、心房細動が起こることで血栓ができやすくなり、最悪の場合はその血栓が脳に飛んで脳梗塞になるリスクが高くなるとききます。

Apple Watchで日本でも心房細動の兆候の発見に役立っているというWeb記事が多く出始めています。

厚生労働省の認可が得られれば早々にファームウェアアップデートでGarmin Venu 2 Plusで心電図測定ができるようになることを期待しています。

だからVenu 2 Plusにしたって話がありますが…。

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まとめ

Garminのウォッチはペアリングしたスマートフォンだけではなく、Garminのクラウド(Garmin Connect)上に反映されるので、Garmin Connectアプリを入れればどのスマートフォンでも、あるいはWebアクセスならどのPCでも状態を把握できる。これをうまく使えば、遠隔の高齢者の健康状態や運動状態を知ることもできるであろう。

Garmin Venu 2 Plusは価格的にはApple Watchと同じくらいであるが、ペアリングするスマートフォンのOSはiOSでもAndroidでもOKでありどちらでも同等の機能で動く。

Garmin Venu 2 Plusは3rdパーティ製の多彩なフェイスが使える。

バッテリーのもちは普通に使ってもおそらく1週間は硬いであろう。毎日シャワータイム充電なら間違いなくシャワータイプの相田に充電完了するところがApple Watchと大きく違う。

画面は大変明るくて屋外でも見やすい。

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