MacBook Air M3を買いました。体感ではMacBook Air M1やMac mini M1より軽く動くのですが、筆者の用途で一番負荷が高い動画の書き出し速度はどれくらい改善されたのでしょうか?4K29.97fpsの短い動画をDaVinci Resolveで書き出して所要時間を測定しました。ついでに2020年4月に購入したWindowsノートPCでも試してみました。
<参考記事> MacBook Air 13″ M3を発売日の2日前の3月8日に予約して12日に到着!
使ったMac/PCのスペック
Mac mini M1
現在のメインマシンです。
CPU | Apple M1 |
コア数 | 8(4+4) |
GPUコア数 | 8 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB |
購入 | 2022年2月 |
動画編集 | DaVinci Resolve Studio 18.6 |
MacBook Air M3
持ち出し用マシンです。
CPU | Apple M3 |
コア数 | 8(4+4) |
GPUコア数 | 10 |
メモリ | 16GB |
SSD | 512GB |
購入 | 2024年3月 |
動画編集 | DaVinci Resolve Studio 18.6 |
WindowsノートPC
Macメインになってしまったので極めて出番が低くなりました。クラムシェルで使っています。
機種名 | OMEN by HP dh0010TX |
CPU | Intel Core i7-9750H 2.60GHz-4.50GHz スマートキャッシュ 12MB |
チップセット | Intel HM370 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX2070 Mobile |
GPUコア数 | 10 |
メモリ | 16GB (DDR4-2666MHz) デュアルチャネル(8GB x 2) |
SSD | C:512GB (M.2 SSD)、D:2TB (SATA) |
購入 | 2020年4月 |
動画編集 | DaVinci Resolve 18.6 |
テスト動画
テスト動画は4K 29.97fpsで、契約している素材集サイトから6本ダウンロードして、DaVinci Resolve Studio 18.6で1本にまとめ、動画の繋ぎ目と最初と最後にはビデオトランジションのカラーディップを使用しました。テロップなどは入れておらず、編集後の長さは2分21秒です。
エンコード出力は、4K 29.97fps H.264 Masterで吐き出しています。
以下の動画はテスト動画を720pにエンコードしてこの記事で見られるようにしたものです。
なんてことはないイメージ映像みたいな….(笑)
テスト結果
4K動画エンコード
テスト結果は良くも悪くも意外でした。
Mac mini M1 | 01:29 |
MacBook Air M3 | 01:27 |
Windows | 07:29 |
M1とM3でもっと差が出ると思ったのですが….動画が2分半程度と短すぎて差が出てこないのかもしれませんが、10分だとしても単純計算この5倍ですから、特筆するほどの差は見られません。
FHD動画エンコード
気を取り直して、YouTubeで公開している筆者の動画(FHD,30fps)をエンコードテストしました。
画像のリンクは筆者のYouTubeチャンネルです。
テストでのエンコードはFHD 30fps H.264とし、動画の長さは10:08です。
Mac mini M1 | 02:07 |
MacBook Air M3 | 01:46 |
Windows | 10:33 |
FHDのほうもM1とM2では期待したほどの差はありません。
まとめ
FHDと4K動画のDaVinci ResolveでのエンコードテストではM3のほうが若干高速であるが、特筆するほど顕著な差は見られなかった。
4年前のWindowsノート(Core i7-9750 / RTX2070)では、M3と比べて5〜6倍の差が出た。