初心者向け:航空会社の上級会員ステータス獲得入門 (回数修行の話:後編)

初心者向け:航空会社の上級会員ステータス獲得入門 (回数修行の話:後編)

初心者向け 航空会社の上級会員ステータス獲得入門 (回数修行の話) で、回数修行の後編です。

ピストン往復の場合

ピストン往復区間の例

回数修行の鉄板のようなものですが、回数修行に取り上げられるのは、

  • 比較的便数が多い
  • 距離が短い(=料金が安くなる)

ところです。JALは経営破綻以来、国内線を徹底的に絞ったのであまりそういう美味しいところはありません。

修行僧(ステータス修行者)での常道は次でしょうか。

  • 伊丹-但馬
  • 福岡-宮崎

少しマイナーなところでは、

  • 札幌(丘珠)-函館 (少々高い、1区間1万円を下回りませんが、なぜか週末は安いことが多い)
  • 羽田-小松(これも1万円は割らないので単純往復には高すぎる)
  • 鹿児島-奄美大島(これまた安くない)

とかありますが、まあ安くはない。

単純に便数では、

  • 羽田-伊丹

とか非常に多いですが、当然安くないのでピストン往復搭乗にはいかがなものかと思います。

ピストン往復のメリット

  • 伊丹-但馬や福岡-宮崎といったコースを選べば1区間5,000円〜6,000円目やすなので安くつく
  • 但馬へ行った機材がそのまま伊丹へ引き返す、あるいは宮崎へ行った機材がそのまま福岡へ引き返すという運用が多いため、ディレイによるリスクが少し小さくなる。但馬へ着くのが遅れても、戻りも自動的に遅れるので。

    ただし、1日中同じ機材ではないので、1回目の往復がディレイした場合、2回目も遅れるということにはならないので、2回目を逃してしまうこともある。まあ、その時は地上係員と相談して4回予定していたのを1往復キャンセルして3往復にするといったことが必要。このあたりも前回説明したリスクを考えた計画ということ。

ピストン往復のディメリット

  • 何と言っても単純往復で変化がないので飽きる。これに尽きます。
  • 飽きた結果として、「いったい自分は何をやっているのだろうか?」という疑問が湧いてきて修行のモチベーション低下につながる。
  • 同じ機材で往復する場合は、クルーも同じというのが基本なので、CAさんから「おかえりなさい」攻撃を受けて恥ずかしくなる。
    ただし、これを恥ずかしいと思うようではダメです。
    ここは、にっこりと微笑みかえして「またお世話になります」と返しましょう。

周遊コース場合

周遊コースの例

ピストン往復と違って組み合わせは無限、とはいわないまでも相当数あります。

どこの空港起点かによっても大きく違います。

一つだけ例をあげます。日付は2019年6月17日時点の料金検索で実施日は同年の10月10日と仮定しておきます。時期や曜日により料金は大きくことなりますし、いつ予約するかによっても先得なのか違うかとかで料金が違います。

出発地出発時刻目的地到着時刻運賃
1羽田07:30伊丹08:3510,950
2伊丹10:35宮崎11:407,760
3宮崎13:55福岡14:455,000
4福岡16:50松山17:3511,800
5松山19:20羽田20:4013,090
合計48,060
1レグ平均単価9,720

この例は一筆書きルートです。

前回のリスクで説明したように、空港での乗り継ぎは十二分に見ています。他のコースを考えれば50分とかいうのもありますが、行ったことがない空港では国内線同士の乗り継ぎで保安検査が再度必要の有無(例えばセントレアは専用の乗り継ぎ連絡階段があるので無問題で保安検査なしでいけます)がわからないこと、保安検査の混み具合が予想つかないことから、長めにとっています。

こういうのをある程度考えて長めにとっておけば(最悪を考えて計画する)、実際に多少の遅延が起きたり保安検査の列が長くてもイラつくことはありません。いくら長くても保安検査が1時間もかかることは、地方空港では考えにくいです。

ゆとりがあるので、大小の用を足したりも余裕ですし、お腹の期待に空港グルメで応えるのもアリです(食べ過ぎてトイレ直行にならないように)し、ビール一杯いくのもあり。

空港に温泉があれば入ってもよしです。

ちょっと小さな土産を奥様に買うのもいいですね。

ほら、余裕があると楽しみが増えるでしょう?苦痛の回数修行を楽しみに変える工夫は必要です。

周遊コース(一筆書き)のメリット

  • この例では出発地の羽田以外は二度と同じ空港を通らないので、楽しみの連続ということがあります。わくわくしますよね、初めての空港って。
    単純往復で飽きてしまって苦行になるのが避けれます。次はどうなんところだろう、って期待感が増します。
  • さらに一筆書きのメリットは、同一日に同一空港から同じ乗客が出発するものがあると、タッチ&ゴーが使えないという点を避けられることにあります。

ちなみに、この場合、3区間までは最初の羽田でタッチ&ゴーするときに自動チェックインされ、保安検査では3区間分の長い保安検査証が出てくるかもしれません。保安検査員が驚くかも。

また、私が今回のJGC回数修行中で出会ったトラブルも避けられます。

羽田→セントレア→成田→セントレア→羽田 という4レグコースで修行したとき。羽田はJAL有人カウンターは手荷物預けカウンターしかない(どこかにあるの?今は自動チェックイン機だけになっていますよね)ので、それがまた超絶長蛇の列(特に朝)。


仕方なく、JALカードのタッチ&ゴーで通過できましたが、保安検査証には末尾に1回目のセントレアから先の乗り継ぎでエラー印字。目的地でカウンターにお立ち寄りくださいということです。

セントレア到着後、JALカウンターで残り3区間の搭乗券を出してもらい、セントレアの保安検査を通ろうとしたら赤表示でエラー。JALカウンターで申し出て再度発券してもらうも同じ。

結局、2区間目の成田行きだけをチェックインして発券、あとの2区間はチェックインしていない状態にしてもらい、成田で残り2区間をチェックイン・搭乗券発券して解決。

同一日付・同一空港から出発する複数搭乗がある場合は、タッチ&ゴーではどの便か区別がつかないため搭乗券が必要というのは知っていましたが、搭乗券があるのにダメってのは聞いたことなかった。

このセントレアでの出来事の理由は不明です。2回目のときは、わかっているので、羽田でタッチ&ゴー、セントレアについてカウンターで次のフライト(JL3084便)のみチェックインして搭乗券発券、残り2区間はチェックインしていない状態にしてもらうことで、トラブルは避けられました。

周遊コース(一筆書き)のディメリット

なんといっても、運賃が単純往復よりは高くなること。福岡-宮崎なんてかなり安いので、福岡に近い人なら、そして単純往復の苦痛に耐える自信があるのなら、周遊はあまりメリットはありません。

また、イレギューラー(ディレイなど)に備えて、乗り継ぎ時間は結構余分にとる必要があります。

単純ピストン往復のように4往復8レグを途中遅れたから3往復6レグにするなんてことはできません。

2時間とっても間に合わないようなディレイならJAL側も親身になって対応してくれる可能性が高くなります。

福岡から松山経由はもう間に合わないけど、羽田への直行便ならとれますから、いかがいたしましょうか?という対応も期待できます。

鉄則なのですが、イレギュラーで航空会社係員と交渉する場合は、絶対に高飛車に出てはいけません。おれは客だぞ!なんていうのは絶対論外です。

相手も心のある人間です。高飛車で高慢ちきな相手よりは、丁寧で紳士・淑女的な人のことを面倒みたいと思うでしょう。相手が判断権限をもっていればなおのことです。やさしく丁寧にこちらの苦境を理解していただくことが大切です。

搭乗券の印刷の仕方

ANAの場合は、SKIPが使える状態であっても、自動チェックイン機で普通の操作でチェックインして搭乗券を印刷することは可能です。

しかし、JALの自動チェックイン機(国内線)では普通にやると出てこないんです。そんな操作どこにもない。JALカードをぴっ、スマホのQRをピッでもダメ。

JALカードやスマホのQRコードをかざして手続きしても、そのカードやQRコードで保安検査とゲートを通ってくださいとメッセージがでるだけ。

さりとて羽田だと有人カウンターは手荷物預けカウンターしかなくて(航空券購入カウンターがあったはずで、そこでも受けてもらえるかな?アップグレード希望があれば受けてくれるかもしれません、やったことないので)、そこは早朝はウルトラ長蛇の列。

しかしあります。クレジットカードでWeb購入限定ですが…..

自動チェックイン機でJALカードなどではなく、確認番号を入力すればOKです。確認番号は購入確認メール内に書かれています。

え?そんなメール捨てちゃった!

ご安心ください、Webから調べられます

  • Webで予約一覧から目的の予約(予約詳細)を出します。
  • 画面をスクロールすると一番下に「確認番号検索」というのがあります。
  • 購入に使用したクレジットカード番号を入力すると確認番号が表示されます。
  • 確認番号は8桁の英数字または12桁の数字で、8桁の確認番号に含まれる英字は「F, H, J, X, Z」です。それ以外の英文字が入っていたらそれは確認番号ではありません。
  • これを事前にメモっておきます。

この番号を自動チェックイン機に入れればめでたく搭乗券印刷です。

まとめ

今回は回数修行の後編として、ピストン往復と周遊(一筆書き)コースを紹介しました。

どちらもメリットがあり、難点もあります。変化をつけるなら周遊の途中にピストンを混ぜるというのも手です。

いろいろ考えるのが一番楽しいですよ。

次回は、実際に私がやっているコースの一つである、東京起点のセントレア2往復を詳細に紹介します。

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