スマートウォッチ、どのように選べば後悔しないか?<選び方の基本>

スマートウォッチ、どのように選べば後悔しないか?<選び方の基本>

ウェアラブル端末・スマートウォッチの売上は年々伸長しており、SankeiBizの記事によれば前年同期比では20%増だそうです。身近なところでもお友達がスマートウォッチを使い始めてなんとなく気になっているのではないでしょうか?気になっているけど、種類がありすぎてどうやって選べばよいかわからない。そんな貴方にスマートウォッチ歴の長い筆者がアドバイスします。

スマートウォッチとは?

一言でいうとスマートウォッチって何でしょうか?

スマートウォッチ(英語: Smartwatch)は、小型のタッチスクリーンとCPUを搭載した、多機能な腕時計型のウェアラブルデバイス。
出典:Wikiedia

わかったようでわからない説明ですが、スマート(スリムという意味ではなく賢いというスマート)の言葉どおり、CPU・タッチスクリーン・各種センサーを内蔵して装着した人の活動状態・運動状態・心拍などのデータを収集しスマートフォンのアプリと連携してユーザーに情報提供したり、あるいはスマートフォンの電話やメール・SNSの着信を手首でブルブルと振動して知らせたり、といったところが主な機能です。



【広告】

何故ほしいのか

説明に入る前にApple Watchが欲しいというケースには本記事は対応していないことをお断りしておきます。

Apple WatchはApple Watchしかなく選ぶもへったくれもないので、そもそも選び方記事の対象になりえません。

唯一だけ言うとしたら、Apple Watch+iPhoneはAppleにぐるぐる縛りになります。それを良しとするならApple Watch有りでしょうし、そこまで知ばられるのもというのならApple Watchはやめたほうが良いです。

自己分析しよう

一番大切なのは、なぜ自分がスマートウォッチをほしいと思うのか?です。

冷静に自己分析してみましょう。


  • 大した運動はしないが、健康維持のため単なる歩数計以上の何かがほしい。
  • かばんに入れっぱなしのスマホへの着信・メール・SNS着信に気づかないことを改善したい。
  • 健康維持のために睡眠状態を把握したい。
  • ランニングやバイク(自転車)などの運動時の身体データを知り、より適切なレベルのトレーニングをしたい。
  • スパイ映画みたいに腕時計で通話したい。
  • 友達が持っていてカッコいいから。
  • 彼女に自慢したいから。

さて、貴方はどれでしょうか?

もちろん他にもあるかもしれませんが、まずははっきりしましょう。そしてその一番大きな理由にフィットしたものを選びましょう。

判断1:お気に入りの通常の時計の有無

スマートウォッチではなく通常のアナログ時計・デジタル時計でお気に入りのものがあり、それを装着し続けたいかどうか。あるいは状況により通常の時計を装着したいかどうか。

これによりスマートウォッチのタイプが変わります。

お気に入りの通常時計がある:

通常時計と併用したい人が選ぶべきは「リストバンド型」です。

普通の時計型スマートウォッチを選ぶと、左手に普通の時計、右手にスマートウォッチ、あるいは片方の手に時計を2つつけている変な人になってしまいます。

通常時計は使わない:

完全にスマートウォッチに切り替えるという人はリストバンド型でも腕時計型でもいいです。

リストバンド型のほうがスリムなので色やデザインを選べばバングルっぽい感じで使えます。腕時計型はデザインはピンきりですがほとんどはデジタル度200%みたいな近未来デザインが多くなります。

判断2:明確な目的の有無

冒頭に書いた「なぜ欲しいか」のところです。

なんとなく欲しい

なんとなく気になってとか、友達のがかっこよかったのでというのがきっかけだとしたら選ぶのは簡単です。

高価なものには手を出さず、安いものでまずは自分が装着してどう使うのかを試してみましょう。
試用期間・試用品みたいなものです。

価格的には間違いなく、「腕時計型」>「リストバンド型」です。
なんとなく使ってみたいのなら、安い「リストバンド型」で試してみましょう。
スマートウォッチが不要だとなっても財布のダメージが少ないです。

これなんかウルトラ安いわりには多機能で、最初のお試しには好適です。
仮に、自分にはやはりスマートウォッチなんかいらねぇと思っても許せる価格なのでおすすめです。

運動やトレーニングをトラッキングしたい

おすすめは、GarminやFitbitで自分がメインとするトレーニング(ラン、スイム、バイクなど)に適したモデルです。

リストバンド型よりはトレーニング中でも見やすく操作しやすい大型タッチディスプレイ搭載で、バッテリー容量が大きく駆動時間も長い腕時計型がおすすめです。必要に応じてGPS内蔵か否かを決めましょう。

GPSはバッテリーを食うので普段はGPSオフで、ランを始めるときにGPSが自動的にオンになるいった機能もあります。GSP無しのほうが安いですが、この場合はスマホを一緒にもってスマホのGPSと連携するといった機能が必要になります(ウォーキングやラン、バイクなどのコースをトラッキングしたい場合)。

特にトレーニング中に操作が必要な場合は、タッチスクリーン式よりはGarminの多くのモデルのようにボタン操作式がベストです。はっきり言って走りながらラップとるのにスクリーン操作は厳しいです。やはりボタンをひと押しです。

ライフログを取りたい

運動のトラッキングとまではいかない、歩いた歩数やその時の心拍、睡眠状態を継続的に記録したい場合がこれです。

一日、二日程度のデータでどうなるものでもないですが、継続は力なりでデータ蓄積は長期に渡ると自分の体調の変化を相当きちんと記録できることになります。

ライフログとはいえ心拍センサーは必須です。

睡眠状態もざっくりとした把握できないものや、深い睡眠・レム睡眠。浅い睡眠・覚醒状態を細かく記録でき、さらに心拍データ分析から呼吸数まで取れるものもあります。

判断3:専業に近いメーカーかスマホメーカーか

スマートウォッチは大別すると、GarminやFitbitのようにスポーツ系のトラッキングデバイスの歴史が深いメーカー製のものと、SamsunはHuaweiといったスマートフォンメーカー製のものの2つに大別できます。

乱暴ですが、ざっくりいうとスマートフォンとの連携機能が高いのはスマートフォンメーカー製のスマートウォッチであり、運動・トレーニングデータを細かく取れるのは、トラッキングデバイス系です。

とはいえ、トラッキングデバイス系がスマートフォンとの連携がプアかというとそんなことはありません。

私のGarmin Instinctはスマホ連携で天気データや各種通知はもとより、音楽再生のリモコンにもなります。

音楽再生のリモコン機能は通勤車中では結構便利です。ただしストリーミングサービスには対応しているものとそうでないものがあり、Garmin InstinctはAmazon MusicでもSportyでもOKですが、HUAWEIはSpotifty限定(仕様にもあります)とありますので注意が必要です。

まとめ

スマートウォッチの選択では、まずは自分が何に使いたいのかをはっきりすべし。それがわからないでなんとなく試してみたい程度であれば安いブレスレット型で試してみよ。

通常の腕時計を併用したい場合はリストバンド型が良い。

運動・トレーニングのトラッキングにはボタン操作タイプの腕時計型が良い。



【広告】

デジカメ・関連ガジェットカテゴリの最新記事