モバイル文書書き環境を「iPad mini 6+iClever IC-BK26」で507gを実現!

モバイル文書書き環境を「iPad mini 6+iClever IC-BK26」で507gを実現!

 ここ数日、しつこくLenovo IdeaPad Duet Chromebookはモバイル文書書き環境としていいぞぉ!と書いてきたのですが、残念ながらIdeaPad DuetはLenovoのオンラインストアでは在庫限りで終売の雰囲気が漂っていまして他人には勧めにくいかも…。ならば、小型タブレットの代表格で世界中で手に入るiPad miniを使ってポメラDM-250よりかなり軽い文書書き環境を作ってみましたという話。


iPad min 6を文書書きに使うと…

こんなところが良い!

 iPad mini 6(iPadOS端末)にはWordExcelのアプリがMicrosoftから提供されており、GoogleドキュメントGoogleスプレッドシートも独立したアプリがあり、Apple純正のオフィス系ソフトであるPagesNumbersなどもアプリが提供されています。デスクトップ版アプリより機能制約はありますが、文書書きや資料作成用にかなり使えるのは間違いありません。

 アプリを駆使すれば、Chromebookでは難しい資料作成も、iPad(iPad mini)なら簡単にできてしまうことも多いです。そういう意味では単なるモバイル執筆環境にとどまらないモバイル資料作成環境です。

メリット:
・IdeaPad Duet(本体実測442g)より圧倒的に軽い本体重量293〜297g
・キーボード IC-BK26とスタンドを合わせても507g、iPad本体をESR製ケースに入れても610gなのでポメラより軽い。
・Word/Excel、Googleドキュメント/Googleスプレッドシート、Pages/Numbersといった主要オフィス系アプリに対応できるので、文書や資料をその場で仕上げることが可能。
・画像加工もできるので写真を入れた文書や資料を出先から最終版として送ることができる。
・Cellularモデルであれば単体でモバイル通信が可能なので、どこからでも修正内容などをオンラインで打ち合わせしながら手直しができる。
・サードパーティアクセサリが非常に多種類入手できる。

こんなところがイマイチ

 いろいろなアプリが動くので、資料作成にはとても便利ですが、文書書き専念環境ではないです。ついサボりたくなっちゃうのは間違いないところ。ユーザー自身の意志の強さが試される環境です(笑)。試練です、試練!

 本体とキーボードが別なので、サクッと取り出して即文書書きというわけにはいきません。テーブルがないとタイプできないので、暖かな陽だまりの公園のベンチで書くというわけにもいきません。

ディメリット:
・多機能すぎて文書書き専念マシンとしては多機能であまりにも誘惑が多すぎる(笑)
・サイズが小さいためIdeaPad Duetのように打ちやすいキーボードと一体化して軽量なものが存在しない。
・文書書き、資料作成用としては画面が小さい。
・価格が高い(78,800円〜126,800円)、最高スペックだとポメラDM-250の3台分
・一体型ではないためバッグから出してすぐ使えない、膝の上で使えない。

iClever IC-BK26を使う

 iClever IC-BK26は以前に当ブログで紹介しています。

折りたたみキーボードはこれで決まり!iClever IC-BK26 二つ折りワイヤレスキーボード!
https://aichanworld.com/wd/2022/04/07/post-23245/

[公式] iClever IC-BK26(スタンド付き)
https://www.iclever.co.jp/products-folding-keyboard/ic-bk26

 裸のiPad mini 6(Wifi+Cellular)、IC-BK26と小型のスマホスタンド合わせて実測507gです。ポメラDM-250より100g以上軽く、iPad Pro 11(M1、2020)にLogicool Combo Touchを組み合わせた筆者愛用セットの半分程度の重さしかありません。

 正直言って500g程度でそこそこ満足できるモバイル対応文書書き環境ができるのですから、「すっげー嬉しい!」のです。

 文書書きマシンとしては筆者の経験範囲では最軽量の507gです!!!

 iPad mini 6にESRの保護ケースをつけるとスタンドは不要になり、ケースをつけたiPad mini 6とIC-BK26でも610gと軽量です。

 iPadの保護を考えるとiPadケースを使うがやや重くなっても現実的です。

 キーピッチは約17mmと少し狭いですが、英語配列で大きめのバックスペースキーやエンターキーがとても使いやすく、これまでもiPhone 13 Pro Maxと一緒に持ち歩いてちょっとした文書書きに使っており、おりたてて文句を言うような使いにくさはありません。

 ファンクションキーは単独で存在せずfnキーと数字キーなどの同時押しでF1〜F12となります。英数・かなキーがないのでChrome OSではShift+Contron+Spaceでキーボード言語切り替えをし、iOSやiPadOSではControl +Spceで切り替えます。

 キー配列の中央部で煎餅が割れるような感じで折りたたまれるギミックは何度見ても感心します。

 すげぇ!よくできています。

これで電源が開閉連動ならば文句なしです。
iCleverさん、IC-BK26で電源を開閉連動にした改善版を出してくださいませ!
商品送付いただければレビューします!



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本気で文書書きに使ってわかった事

画面が小さく一覧性が良くない

 ちょい直しではなく本気で書き物をすると、やはりIdeaPad Duetと画面サイズで2インチの差を感じざるを得ません。

 ディスプレイ解像度はiPadの方が高いですが、現実問題として文字の大きさはディスプレイサイズには関係なくある程度の大きさが必要なので、同じ文字の大きさで表示させると表示量はIdeaPad Duetの方が多少多いため、iPad miniの方が一覧性が良くないなぁと感じます。

タッチパッドはなくてもOK

 iPad mini 6とIC-BK26の組み合わせではタッチパッドがないのですが、文章を書くと言う作業ではポインティングデバイスはなくても不自由はなくて大した問題ではないです。どうしても必要ならApple Pencilを使いましょう。

 元々iPadはマウスを使うようなデバイスではないため、マウスカーソルも見慣れた細いものや矢印ではなく不細工なデカい丸い玉や細長くて太い棒だったりして、アップルとは思えない不細工さ。

 キーボードやタッチパッドをつけるような使い方はするなよな!って言われているような気がしますが、これは気のせいかな(笑)。

言語切り替えがシングルキーではない

 iPhone 13 Pro Maxで使って慣れているはずなのですが、キーボードの言語切り替えにApple専用キーボードでは当たり前の地球マークのキーが存在しません。そのかわりにControl+Spaceで切り替え、シングルキーではないのでちょっとだけ鬱陶しく感じますが、これは慣れの範疇。使っているうちに感じなくなります。

ポイント:
 これには解決策があります。iPadでは言語切り替えをCaps Lockキーに割り当てることができます。[設定]>[一般]>[キーボード]>[ハードウェアキーボード] (キーボード接続時に表示されます)>[Caps Lockを使用して言語を切り替え]をオンにすると、Caps Lockで英語・日本語入力を切り替えることができるようになります。

取り出してすぐに使えない

 前述のとおり、iPadとIC-BK26を出して開いて…と一手間かかります。大した時間はかかりませんが、地味に面倒なのも事実です。

まとめ

 iPad mini+iClever IC-BK26は、507gでモバイル文書執筆・資料作成環境を作ることができる。これはおそらく実用的に使える最も軽い部類に入るであろう。

 キーボードと本体がバラのため、パッと出してすぐにタイプすることは無理で膝上タイピングも無理。

 ケース一体型キーボードで、昔のThinkPadのバタフライキーボード(「TrackWrite」というそうです)で軽量なものがあるといいなぁ。需要が少ないだろうけど。

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